インフォグラフィックとは、情報やデータを視覚的に表現したものです。アイコンやイラストを交えることで、一般的な表やグラフよりも理解しやすくなります。最近Webデザインで主流のフラットデザインとの相性も良く、国内外で目にする機会が増えています。

infogramは、あらかじめ用意されたテンプレートにデータを当てはめていくだけで、誰でも簡単にインフォグラフィックを作成できるWebサービスです。

目次

  1. infogramとは
    1. プラン
  2. infogramの特徴
  3. 登録方法
  4. infogramの使い方
    1. 新規作成
    2. テーマの選択
    3. オブジェクトの追加
    4. 共有
  5. まとめ

infogramとは

infogram_1TOP.png
https://infogr.am/

infogramは、インフォグラフィックを作成できるブラウザベースのサービスです。あらかじめ用意されたテンプレートを選択し、表・グラフ・テキスト・画像などをはめ込んでいくだけで、誰でも簡単にデザイン性の高いインフォグラフィックを作成できます。

作成したインフォグラフィックは、PNG・GIF・PDF形式でダウンロードでき、そのまま配布したりプレゼン資料に挿入したりできます。共有URLを発行できるため、クラウド上での共有も可能です。

プラン

4つのプランがあり、プランによって使用できる機能が異なります。

 Basic Pro Business Enterprise
月額料金(月契約) 無料 $25 $79 要問合せ
月額料金(年契約) 無料 $19 $67 要問合せ
35種類以上のチャート
コンテンツ公開
データインポート
500種類以上のマップ
無制限のプロジェクト
プライバシー
100万以上の画像とアイコン
高画質ダウンロード
プレミアム&カスタムテーマ
ロゴカスタマイズ
クリック可能なカスタムリンク
アナリティクス
チーム機能
トレーニング
その他カスタマイズ

https://infogram.com/pricing

infogramの特徴

  • あらかじめ用意された20種類以上のテンプレートをもとに、モダンなフラットデザインのインフォグラフィックを作成
  • 35種類以上のチャートと、500種類以上のマップを簡単に作成
  • 100万以上の画像とアイコン
  • Google Spreadsheet・ Dropbox ・ OneDrive ・JSONフィード・Google Analyticsなどからデータインポート
  • 作成したインフォグラフィックをPNG・GIF・PDF形式でエクスポート可能。
  • URLで共有
  • チームメンバー管理と権限付与機能

登録方法

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TOPページ右上の「Get started」をクリックします。

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メールアドレスとパスワードを入力し、「Create account」ボタンをクリックします。FacebookとGoogleアカウントを持っていれば、それらを使ってアカウントを作成できます。

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氏名を入力し、「Next」ボタンをクリックします。

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所属する企業のタイプを選択します。

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役割(職種)を選択します。

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アカウントの作成が完了しますので「Create project」をクリックして先に進みます。

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ダッシュボードに移動します。

infogramの使い方

1. 新規作成

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最初のプロジェクトが開いている場合は、左上のトレイのアイコンをクリックし、Libraryに移動します。

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新規作成の際は、デザインから選ぶか、データをインポートするか選択できます。

デザインから選ぶ場合は、「Infographic or Report(インフォグラフィックかレポート)」「Chart or Graph(表かグラフ)」「Map(地図)」から選択します。

データをインポートする場合、「Data import or source」をクリックします。ExcelファイルやCSVを直接アップロードすることも、Google Spreadsheet・ Dropbox ・ OneDrive ・JSONフィード・Google Analyticsなどからインポートすることもできます。

今回は、一番左のInfographic or Reportを選択します。

2. テーマの選択

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あらかじめ用意されたテーマから、任意のデザインを選択します。画面をスクロールすると、Proプランでのみ使用できる、よりデザイン性の高いテーマが並びます。ここでは左上のAmsterdamを選択します。

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インフォグラフィックのタイトルを入力し「Create」ボタンをクリックします。インフォグラフィックは公開URLで作成されます。非公開URLにする場合は有料プランへの登録が必要です。

3. オブジェクトの追加

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タイトルエリアをダブルクリックすると、文字を編集できます。

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縦棒グラフアイコンの「Add chart」では、折れ線グラフ・横棒グラフ・円グラフなど各種グラフを挿入できます。例として、横棒グラフの「Bar」を選択します。

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横棒グラフが挿入されました。

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データソースを編集するには、グラフをダブルクリックするか「Edit data」ボタンをクリックします。

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画面右側にデータソース入力ウィンドウが表示されます。

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ピンアイコンの「Add map」では、地図を挿入できます。世界地図・大陸・アメリカ合衆国は無料ですが、国は有料です。

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アルファベット大文字Aと小文字aアイコンの「Add text」では、タイトル・サブタイトル・キャプションのほか、タイマー・引用・区切り線なども挿入できます。

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画像アイコンの「Add graphics」では、あらかじめ用意された100万種類以上の画像やアイコンのほか、自分で画像をアップロードできます。

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動画アイコンの「Add media」では、YouTube・Vimeo・Slideshare・Flickrや指定したURLから、動画・画像・スライドなどを引用できます。虫眼鏡マークのついた検索窓にキーワードを入力すると、候補が表示されます。

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一番下のアイコンの「Add data」では、Google Spreadsheet・ Dropbox ・ OneDrive ・JSONフィード・Google Analyticsなどからデータを追加できます。

4. 共有

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作成したインフォグラフィックを共有するには、画面右上の「Share」ボタンをクリックします。

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「Social & link」では、共有用の公開URLが表示されます。各SNSのアイコンをクリックすれば、手軽に拡散できます。

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「Embed」では、Responsive・WordPress用などの埋め込みコードが表示されます。

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「Email」では、宛先・タイトル・メッセージを入力してボタンをクリックすれば、共有メールを送付できます。

まとめ

infogramを使えば、Web上で手軽にインフォグラフィックを作成できます。一般的な表やグラフよりも内容が伝わりやすい反面、デザイン性が高く、作るのが難しいインフォグラフィックですが、infogramなら用意されたテンプレートやパーツを当てはめていくだけで作成できるので便利です。

プレゼン資料にインフォグラフィックを使うことで一歩レベルアップし、わかりやすいだけでなく、トレンドを取り入れた見栄えもよい資料を目指しましょう。