この記事では、GA4(Google アナリティクス4)の最低限の初期設定をした後にやっておきたい追加設定」を3点紹介します。追加設定をすることで、分析の精度を高めることが可能になりますので、是非設定しておきましょう。

目次

  1. 拡張計測機能による計測
  2. ページの詳細スクロール率計測
  3. デモグラフィック情報計測

1. 拡張計測機能による計測

GA4では、従来のGoogle AnalyaticsであるUA(ユニバーサルアナリティクス)よりも「クロール」「離脱クリック」「ファイルダウンロード」などのイベント計測を簡単な設定で行うことができます。

●スクロール
ユーザーが各ページの最下部まで初めてスクロールしたとき(垂直方向に 90% の深さまで表示されたときなど)に記録されます

●離脱クリック
ユーザーが現在のドメインから移動するリンクをクリックするたびに記録されます

●ファイルダウンロード
ユーザーが次のタイプの(一般的なファイル拡張子の)ファイルに移動するリンクをクリックすると記録されます
・ドキュメント
テキスト
・実行可能ファイル
・プレゼンテーション
・圧縮ファイル
・動画
・音声

引用:アナリティクスヘルプ

2.ページの詳細スクロール率計測

GA4では、ページのスクロール率を細かく計測することができます。前述した「拡張計測機能」を使ったたページのスクロール計測はページの90%以上がスクロールされたかどうかを計測するものでしたが、例えば「25%」「50%」「75%など細かくスクロールの計測が可能です。

ページのスクロール率を細かく計測できることで、ページに訪問したユーザーがどこまで閲覧しているかを想定することができるため、ページ改善においては有効な情報となります。

3.Googleシグナルの設定によるデモグラフィック情報計測

UAでは、特別な設定をしなくても性別や年齢などのデモグラフィックデータを計測することができましたが、GA4では設定が必要になります。設定は「Googleシグナルの有効化」が完了していれば、「ユーザーデータ収集の確認」内にて「確認しました」ボタンを押すだけで計測が始まります。

また、これらのデータはデータ保持期限の設定に関係なく、2か月の保持期間のみとなっていますので注意しましょう。年齢、性別、インタレスト カテゴリのデータには、設定に関係なく常に 2 か月の保持期間が適用されます。

引用:アナリティクスヘルプ

関連記事

GA4とUAの違いを比較解説! 移行時期や初期設定方法もチェック

GA4とUAの違いを比較解説! 移行時期や初期設定方法もチェック

GA4(Google アナリティクス4)は従来のUA(ユニバーサルアナリティクス)とどのような違いがあるのでしょうか。この記事では、UAとGA4を比較した場合の大きな違い、GA4への移行時期、GA4の初期設定の手順を紹介します。