![「「越境EC」とは? 参入する上で確認しておきたいポイント+オススメ支援モール4選」の見出し画像](https://ferret.akamaized.net/uploads/article/7546/eyecatch/default-7767e28324cc1d5724c186c0d32587dc.png)
「越境EC」とは? 参入する上で確認しておきたいポイント+オススメ支援モール4選
国境を超えたネットショッピングを「越境EC」と言います。日本製の商品や海外需要のある商品を取り扱っているネットショップ担当者であれば、出店を検討している方もいるのではないでしょうか。
海外のユーザーに向けて出店することから、わからないことも多く不安を感じることもあるでしょう。そこで今回、越境ECに参入する上で事前に確認しておきたい「決済手段」「配送」「言語」「集客」のポイントをまとめました。
また、日本語での出店・出品が可能なモール型ショッピングサービスも4種まとめましたので、参考にしてみてください。
越境ECとは?
「越境EC」とは、海外ユーザー向けのネットショップのことです。主に中国や欧米のユーザーに向けて、日本の伝統や文化が伝わる商品や、品質の高い日本製の商品を販売するのが一般的です。
経済産業省が発表する平成28年度の越境電子商取引の市場規模の報告書によると、中国の消費者による日本、アメリカの事業者からの越境EC購入額は約2.2兆円(前年比32.6%増)です。
そして、アメリカの消費者による、日本、中国の事業者からの越境EC購入額は約1兆円(前年比15.2%増)です。
市場規模は近年増えている傾向にあり、越境ECは非常に盛り上がっています。
参考:
平成28年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)PDF
越境ECに参入する際に確認しておきたい4つのポイント
「越境EC」は、日本国内だけで完結するネットショップ運営と異なり、外国人の顧客と取引を行います。
参入するにあたり、確認しておきたい重要なポイントを4つまとめたのでご紹介します。
1.海外向けの決済方法への対応
越境ECへ参入するにあたり、まず確認しなければならないのが国ごとに異なる「決済方法」です。世界中で利用されている決済サービス「PayPal」に対応する必要があります。
また、中国向けのネットショップを運営するのであれば、クレジットカード「銀聯カード(UnionPay)」やオンライン決済サービス「Alipay(支付宝)」に対応しておくといった対応が必要です。
2.海外向けの配送サービスへの対応
販売した商品を顧客に届けるために、海外向けの配送サービスを確認しておきましょう。日本郵政(EMS:国際スピード郵便)・ヤマト運輸(国際宅急便)・佐川急便(飛脚国際宅配便)と主要3社が海外への配送に対応しています。
それぞれ対応している国や配送料金、対応重量など異なりますので、販売する商品にあわせて検討してみてください。
3.商品ページ作成・カスタマーサポートなど「言語」への対応
海外ユーザー向けに販売する国にあわせた「言語」へ対応する必要があります。英語で対応できる場合も多いですが、中国などアジア圏での販売が中心であれば簡体・繁体に対応しているのが理想です。
また、商品ページのテキストだけでなくカスタマーサポートを行うときも、現地の言葉で対応することで無用なトラブルを避けられるでしょう。
4.出品する商品の選定やトレンドへの対応
販売する国でどういった商品がトレンドなのかを見極めて販売することが重要です。日本国内でのネットショップ運営に通じますが、需要の無い商品を並べても売れません。
例えば、中国では化粧品やベビー用品など安定した人気があり、品質の高いものを求めて日本の商品を購入する傾向があります。
このように、販売先の国の消費者の傾向を分析し、見込みのある商品を販売することがポイントです。その際、輸出禁止もしくは許可が必要等、制限がある商品ではないかの確認を必ず行いましょう。
参考:
平成28年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)PDF
出店ハードルが低いのは日本語で出店できるモール
越境ECは、上記4つのポイントに対応した上で参入するのが理想です。しかし、言語や配送など簡単にはクリアできない課題を抱えている運営者も多いでしょう。
そこで、越境ECでありながら、日本語に対応したモール型ショッピングサービスをご紹介します。
日本語対応の越境ECサービスまとめ
1.Rakuten Global Market
楽天市場の海外向けモール「Rakuten Global Market」への出店サービスです。「英語」「簡体字(中国語)」「繁体字(中国語)」「韓国語」の4つの言語に対応しています。アジア圏からヨーロッパまで幅広く販売できるのが特徴です。
また、商品ページの自動翻訳機能や英文メールテンプレートがあるため、語学が苦手な方でも利用できます。
初期費用や月額費用は無料です。楽天市場の通常システム利用料と売上金額の4%の手数料で運営することができます。
初期費用:無料
月額費用:無料
手数料:4%
2.eBay Store
世界的な通信販売・オークションサービス「eBay」に出店できるサービスが「eBay Store」です。ネットショップ構築のスキルが無くても自由なレイアウトで出店できるのが特徴です。
また、次のような料金プランです。
ベーシック(Basic):250まで出品手数料無料(21.55ドル/月)
プレミアム(Premium):1,000まで出品手数料無料(64.75ドル/月)
アンカー(Anchor):10,000まで出品手数料無料(323.95ドル/月)
月額制で出品数に応じて利用料金が変動するシステムなので、小規模なネットショップでも運営しやすいというメリットがあります。
3.Ippin mall
「Ippin mall」は越境ECに特化した日本のモール型ネットショッピングサービスです。中国本土やアメリカをはじめ、アジア・ヨーロッパ計16カ国で販売できるのが特徴です。それぞれの言語と決済方法にも対応できるため、販売地域に詳しくなくとも越境ECを展開できます。
料金は、スタンダードプラン利用で初期費用と月額費用が無料で、手数料として売上の12%が発生します。
また、出店サポートプランは、初期費用として10万円かかります。これは、英語や中国語への翻訳などにも対応するサポート体制が整っているプランです。言語や決済に関して自信の無い方にオススメです。
【スタンダードプラン】
初期費用:無料
月額費用:無料
手数料:12%
【出店サポートプラン】
初期費用:通常10万円(現在は無料)
月額費用:3,980円
手数料:10%
4.Jzool.comイージーマーケット
「Jzool.comイージーマーケット」は、Ippin mall同様に越境ECに特化したモール型ネットショッピングサービスです。簡単かつ低コストで出品できるシステムになっています。
「翻訳サービス」や、「英語テンプレートメール」、「出荷ラベル」や「税関通知書」の生成など、知識に自信がなくても運用しやすいのが特徴です。月ごとの更新なので、短期間でテストマーケティング的な運営にも対応しています。
初期費用:無料
月額費用:920円
手数料:20%
まとめ
日本語に対応したモールや支援サービスが充実しており、越境ECへの参入障壁は低くなっています。
販売を検討している国の「決済」や「言語」に詳しくないという方でも出店できる場合が多いです。
今後、越境ECに参入するにあたり、今回ご紹介したポイントや日本語対応モールをぜひ参考にしてみてください。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- テキスト
- テキストとは、純粋に文字のみで構成されるデータのことをいいます。 太字や斜線などの修飾情報や、埋め込まれた画像などの文字以外のデータが表現することはできませんが、テキストのみで構成されたテキストファイルであれば、どのような機種のコンピューターでも共通して利用することができます。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- レイアウト
- レイアウトとは、もともと「配置」や「配列」を指す語です。ここでは、「ホームページレイアウト(ウェブレイアウト)」と呼ばれる、ホームページにおけるレイアウトについて説明します。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
おすすめ記事
関連ツール・サービス
おすすめエントリー
同じカテゴリから記事を探す
カテゴリから記事をさがす
●Webマーケティング手法
- SEO(検索エンジン最適化)
- Web広告・広告効果測定
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
- メールマーケティング
- コンテンツマーケティング
- BtoBマーケティング
- リサーチ・市場調査
- 広報・PR
- アフィリエイト広告・ASP
●ステップ
●ツール・素材
- CMS・サイト制作
- フォーム作成
- LP制作・LPO
- ABテスト・EFO・CRO
- Web接客・チャットボット
- 動画・映像制作
- アクセス解析
- マーケティングオートメーション(MA)
- メールマーケティング
- データ分析・BI
- CRM(顧客管理)
- SFA(商談管理)
- Web会議
- 営業支援
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
- フォント
- 素材サイト
●目的・施策
- Google広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- Instagram広告
- LINE運用
- LINE広告
- YouTube運用
- YouTube広告
- TikTok広告
- テレビCM
- サイト制作・サイトリニューアル
- LP制作・LPO
- UI
- UX
- オウンドメディア運営
- 記事制作・ライティング
- コピーライティング
- ホワイトペーパー制作
- デザイン
- セミナー・展示会
- 動画・映像制作
- データ分析・BI
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
●課題
●その他
![会員特典画像](https://ferret.akamaized.net/assets/member_merits-76b1dc1d9e3ef06b0617b354b0b206fb64aa9fcabf009b7b2b1a2a1d002bf591.gif)