今年2017年の8月23日で、ハッシュタグが誕生してからちょうど10年経ったことをご存知でしょうか?

Twitter上で初めてハッシュタグが使われて以降、様々なSNSで利用されるようになったとされています。

今回は、ハッシュタグが広く使われるようになった歴史と、使う際のポイントをご紹介します。
ハッシュタグがなぜ使われるようになったのかを理解しておくことで、より効果的に活用できる可能性が高くなります。
特にSNSで企業アカウントを運用されている方は一度チェックしておきましょう。

ハッシュタグとは

ハッシュタグとは、最初に「#」がついたキーワードをさします。
TwitterやインスタグラムのようなSNS上で使われ、投稿を簡単に見つけやすくする、拡散されやすいというメリットがあります。

商品について調べるときにもハッシュタグが活用されています。
例えば、Aという商品を購入する前に、「#A」というハッシュタグで検索します。するとAに関する投稿をまとめて見られるので、投稿に書いてる商品のレビューをもとに購入するかどうかを決定します。

検索エンジンにキーワードを入力するのではなく、ユーザーのリアルな声を収集するための方法としても、ハッシュタグを活用できます。企業としてSNSを運用しているときには、ハッシュタグを活用したいところでしょう。

参考:
ググるより「ハッシュタグ検索」が使えるワケ | ゆうこす流SNSの新常識

ハッシュタグの歴史

ハッシュタグは、2017年8月23日で誕生してから10年が経過しました。現在多くの人が日常的に使用していますが、どのようにしてハッシュタグの概念が生まれたのでしょうか?

ハッシュタグが最初に使われたのはTwitterで、使用したのはクリス・メッシーナ氏とされています。GoogleやUberに勤めた経験もあるクリス・メッシーナ氏が、「Bar Camp」というWeb関連のカンファレンスで「#」を使って投稿しようという呼びかけています。

「Bar Camp」についての情報をハッシュタグを使わずに投稿した場合、「Bar」と「Camp」それぞれのキーワードで検索されてしまい、投稿が埋もれてしまう可能性がありました。
そこで、「#barcamp」というハッシュタグを作成し、1つのキーワードにまとめることで、「Bar Camp」に関する投稿だけを簡単に見つけることができるようになります。

Twitterで一番最初に使用されたハッシュタグは、その後多くの人に使用されるようになり、現在ではインスタグラムやFacebookでも使われるほど広く普及しました。

参考:
「#」記号の歴史。ハッシュタグ以前、それは電話のシャープだった
記号「#」は、いかにハッシュタグへと進化したのか──Twitter共同創業者らが振り返る、その歴史的瞬間