ストーリーは、一見非効率に見えて実は効率化を促進する

ferret:「 PR Table」でストーリーテリングで成功した事例はありますか?

菅原氏:1年半ぐらい使っていただいてる名古屋の病院があります。それまでメディアリレーションズはあまりできていなかったのですが、PR Tableを利用し始めてから取材されるようになりました。そこで取材されるネタは特に目新しいものではなく、昔から取り組んできたことだったんです。

これからの医療に必要なことだと考えられていることを愚直にやっていて、その取り組みを地道に発信し続けていると注目されるようになりました。PR Tableの記事を紙にプリントして配ったりしていただいたりもして、オフラインでコンテンツを流通させたことも効果的だったようです。

大堀海氏:採用面でも役立っているというお声をいただきます。ストーリーで初見の人の興味を引くのって難しいですよね。知らない人のストーリーって、普通興味無いですから。ただ、理解促進や興味関心を高めるところにはものすごく貢献できるなと感じています。

ストーリーを読んでいる人といない人では、エンゲージメントが全然違うみたいです。事前にストーリーを読んでもらえば、会社のビジョンがわかるので面接をスムーズに進められる。結果、採用にかける時間を減らせる。ストーリーテリングって一見非効率なようで、実は効率化に貢献できている部分があるんですよね。

本当の意味でのPRを知ってもらうために

ferret::資金調達を実施して、これからさらにグロースしていくところだと思います。直近で描いているものがあれば教えてください。

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菅原氏:これから1年は、PR Table自体の発信力を高めるためにオンライン・オフライン合わせて色々動いていく予定です。

あとは、ストーリーを読んだユーザーの態度変容を促したいなと思っていて。社内で独自指標を作っているところです。ストーリーコンテンツエンゲージメントを定量化すれば、どれだけ貢献できているかがわかる。そうやって効果を可視化して、コンテンツの価値を高めていきたいです。

大堀航氏:同時に、本当の意味でのPRを啓蒙は続けていかなければいけないと感じています。*「マスメディアで取り上げてもらうためだけではなく、地元の人や従業員に会社を知ってもらって、良い関係を築くのがPRなんだよ」*ということを一人でも多くの人に周知したいですね。

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人の想いやストーリーを発信し感情を増幅させるCMS「PR Table」、Public Relationsを軸とし社会にうねりを生み出したカンファレンス「PR3.0 Conference」などを仕掛けるPR Table。2014年に創業以来、PRパーソンやマーケターに注目され続けている同社が、マーケットを拡大していくためマーケターの採用を行なっています。そこで今回は、創業メンバーである取締役・菅原弘暁氏に、PR Tableで活躍できるマーケター像に加え、これからの企業ブランディングのあり方や広報戦略についてお話を伺いました。