企業ブログの記事やメルマガの文章など、文章を作成する機会の多い方にとって、どのように記事作成の時間を確保するかは悩みの1つでしょう。

パソコンに向かって作成する時間は確保できなくても、移動中のちょっとした隙間時間だったら作成できるのにと考えたことがある方も多いかもしれません。

そんな方は、スマートフォンのアプリを利用して文章を作成してみてはいかがでしょうか。
今回は、無料の文書作成アプリ「iテキスト」の使い方を解説します。

「iテキスト」はiPad向け有料アプリのスマートフォン版であり無料で利用できます。段落の削除や文字数のカウントなど長文作成向けの機能がついており、記事やメルマガの作成にも役立つでしょう。

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iテキストとは

iテキストを_App_Store_で.png
https://itunes.apple.com/jp/app/i%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88/id558205794?mt=8

iテキストは「Writer's Workshop(作家のための作業環境)」をテーマにしたテキストエディタiText Padの無料版アプリです。

日本語の長文を作成することを前提として作成されており、メモ帳やノートだけでなく原稿用紙風のレイアウトにも対応しています。複数のファイルを開いて切り替えながら編集することも可能です。

iOS版のみ提供されており、Android向けには提供されていないので注意してください。

1.ファイルの作成

iテキストアプリ内にファイルを保存ができるだけでなく、Dropboxと連動させてファイルの管理が可能です。

1-A新規テキストの作成

新しいファイルを作成する際には「ファイル」を選択し、「新規テキスト」をタップしましょう。

新規テキストの作成.png

新しく白紙のファイルが作成されます。

1-B.既存ファイルから開く

iテキスト内で過去に作成したファイルを編集する際には「ファイル」から「開く」を選択してください。以下の画像のように、iテキストで編集できるファイルが一覧で表示されます。

既存ファイルを開く.png

また、ファイル一覧の上にある三本線のアイコンをクリックすると「名前順」や「新しい順/古い順」で並び替えられます。

1-C.Dropboxから開く

DropBoxから開く.png

Dropboxに保存しているファイルを編集したい場合「ファイル」から「クラウド」を選択してください。

Dropboxのアイコンが表示されるので、それをタップするとログイン画面が立ち上がります。ログインすると、保存されているファイルが編集できるようになります。

2.編集画面の設定変更

文書作成の時に気になるのが、編集画面のデザインでしょう。色合いによって使いづらさが変わるということも多いかもしれません。

iテキストでは、編集画面のレイアウトも自由に変更することができます。

2-A.文字のフォントや行間を調整する

画面下の「情報」と書かれたアイコンをタップすると以下のように設定画面が表示されます。

情報編集画面.png

「環境設定」をクリックすると以下のように、設定画面が立ち上がります。文字のスタイルや行の書式、文字数、スペルチェックの有無窓細かい設定変更が可能です。

環境設定.png

2-B.レイアウトを変更する

「環境設定」から細かく設定しなくても、iテキストでは10以上のレイアウトのテンプレートが用意されています。
「情報」と書かれたアイコンをタップし、メニューから「レイアウト選択」をタップしてください。

レイアウト変更.png

テーマごとに複数のレイアウトが表示されます。
以下のように原稿用紙風や白紙のような風合いなど、レイアウトによって見え方が異なります。
行間など細かい調整を行いたい際は、先ほどの「環境設定」から変更を行ってください。

レイアウト変更2.png

3.編集

iテキストでは文字のコピー&ペーストはもちろん、検索や文字数のカウントなど編集を補助する機能が搭載されています。

3-A.段落をコピー/ペーストする

画面下部の「編集」から、改行を行った文章の塊である「段落」ごとの編集が行えます。

段落の編集.png

例えば、上記の画像では、文章のうち特定の段落のみを「1段落をコピー」でコピーしペーストして連続で貼り付けています。
また、特定の文字列を選択してカットやコピー・ペーストを行えます。

3-B.文字列を検索する

特定の文字を探したい特に役に立つのが「検索」機能です。「編集」をタップして表示されるメニューから「検索」を選択しましょう。

画面上部に検索ボックスが表示されるので、検索したい文字列を入力してください。

文字検索.png

検索した文字列は、写真中央のように青く選択されます。また、検索ボックス右にある本のマークをクリックすると、検索する文字列の大文字小文字を区別するといった細かい検索内容の変更も可能です。

3-C.文字を変換する

全角と半角の数字が入り混じってしまい、あとで1つ1つ統一するように修正しなくてはならないといった経験はありませんか?

iテキストでは、文字変換という機能を使って、全角や半角に統一することができます。

「編集」から「すべてを選択」をタップすると、テキストすべてが選択できます。
選択した状態で再度「編集」をタップすると、選択部分に対する編集メニューが表示されます。そのメニューの中から、「選択部分を文字変換」をタップしましょう。

文字の変換.png

画面中央に変換する文字が一覧で表示されます。「ひらがな/カタカナ変換」をタップすると、画像のように漢字以外のすべての文字がカタカナに変換されました。

文字の変換2.png

3-D.文字数を確認する

書いた文字数をチェックするには画面下の「情報」と書かれたアイコンをタップします。
以下のようにメニューが表示されるので「文字数カウント」をタップしましょう。

総文字数だけでなく、半角文字や英単語など文字の種類によって細かく表示されます。

文字数カウント.png

4.保存

文書を保存する際には画面下の「ファイル」と書かれたアイコンをタップしましょう。
「変更を保存」をクリックすると、ファイル名の編集ボックスが表示されます。
自由にファイル名をつけて、画面右上の「保存」をタップすれば、保存は完了です。

保存.png

参考:
[iPhone, iPad] iテキスト: 便利機能で長文執筆が快適にこなせるテキストエディタ。無料。 | AppBank

まとめ

iテキストでは、段落ごとのカットやコピー・ペースト機能や文字数カウントなど長文作成に適した機能がついています。
それだけでなく、行間や文字のサイズ、文字コードまで細かく編集画面をカスタマイズできるのがメリットでしょう。

スマートフォンアプリでの記事作成はパソコンでの記事作成とは違い、利用するキーボードも画面のサイズも変わります。ぜひ自分の操作しやすい編集画面に変更して作業の効率化をはかりましょう。