Macを業務で長期間利用していると「以前と比べて動作が重くなった」と感じることはありませんか? 特にメモリ占有量の大きいアプリケーションを利用している訳ではなくとも、次のアクションに移るまでに時間がかかると感じることもあるでしょう。

その原因として、Mac自体の老朽化、あるいはアプリケーションのバグや不調なども挙げられますが、意外と見落としがちなのが、Macの設定や不要なファイルの蓄積による動作不良です。

Macの設定を見直し、ファイルの整理などを行うだけでも、Macを高速化させられることがあります。
今回は、Macの動作を改善するための方法をご紹介します。どれも、ユーザー自身が簡単に行える方法をまとめているので、動作が重いと感じたら試してみてください。

目次

  1. 再起動を行う
  2. システム終了を行う
  3. デスクトップには限りなくファイルを置かない
  4. 不要なファイルを削除する
  5. 不要なアプリはアンインストールする
  6. 不要なバックアップデータを削除する
  7. 外付けハードディスクや外付けモニターを取り外す
  8. 利用していない常駐アプリを停止する
  9. ブラウザの不要なタブや拡張機能を削除する
  10. ブラウザのキャッシュと履歴を削除する
  11. 高速化アプリケーションを利用する
  12. セーフブートモードで起動する
  13. NVRAMのリセットを行う
  14. 通知を減らす

1.再起動を行う

Macの動作に違和感を感じたら、まず始めに行うと良い方法が再起動です。

Macを始め、近年のPCの高性能化に伴い電源を都度落とさなくともパフォーマンスが低下しにくい傾向があります。そのため、利用しないときはスリープ状態という方もいるのではないでしょうか。
再起動を行うことで、不安定な動作が解消することがあります。

2.システム終了を行う

システム終了は、再起動と同じく長期間スリープ状態でMacを利用し続けている方にオススメの方法です。

再起動とシステム終了は、再度Macの電源が点くか、シャットダウンするかの違いで結果的に同様の働きをします。そのため、作業中に動作が不安定になった際は再起動、1日の作業が終了したらシステム終了と使い分けると良いでしょう。

3.デスクトップには限りなくファイルを置かない

作業途中に保存したドキュメントファイルやスクリーンショットなど、すぐに使うからとデスクトップに一時的に保存していませんか?

一時的のつもりが、デスクトップの背景画像を埋め尽くすほどのファイルになっていることもあるでしょう。じつは、デスクトップに大量のファイルを放置することでシステムの起動が遅くなる可能性があります。できる限り使わないファイルはその他のフォルダに格納するようにしましょう。

4.不要なファイルを削除する

デスクトップだけでなく、ファイルの蓄積は動作を不安定にすることがあります。システムの起動時だけでなく、アプリケーションの起動時間等にも影響することがあります。

また、Macに内蔵されているSSDは、メモリが不足した際のスワップ領域(仮想メモリ)としても用いられるため、不要なファイルを内蔵SSDにため混まず、外部ストレージへ保存するのも手段でしょう。

5.不要なアプリはアンインストールする

不要なアプリケーションも動作が不安定になる原因になります。アプリケーションにはインストーラやその他のファイルが付属していることが殆どです。そういったファイルを含めてアプリケーションを削除することで動作の改善が見込めます。

6.不要なバックアップデータを削除する

Macに本体だけでなく、スマートフォンや写真や動画の編集ソフト内で利用される数々のバックアップデータが蓄積していることがあります。

自動バックアップ設定を行っている方であれば、明らかに不要なバックアップデータが貯まっていることもあるでしょう。万が一の故障に備えてバックアップを行うことは大切ですが、明らかに古くなったデータは削除するようにしてみましょう。

7.外付けハードディスクや外付けモニターを取り外す

作業内容にもよりますが、外付けハードディスクや外付けモニターをMacに常時差したまま使用している方もいるのではないでしょうか。

外部機器への接続が必ずしも動作の不調の原因というわけではありませんが、接続している製品や作業内容によって不安定になります。もし、複数の外部機器を接続しているのであれば、一度取り外して作業を行い、動作に変化が生じるか確認してみてはいかがでしょうか。

8.利用していない常駐アプリを停止する

ウイルス対策ソフトやクラウドストレージ、パスワード管理ツールなどMacを起動中、常時バックグラウンドで動作し続けるアプリがあります。

これらは直接操作を行っていないときでもMacのメモリを消費するため、高負荷のアプリケーションを立ち上げた際に動作に影響が生じる可能性があります。ウイルス対策ソフトはセキュリティ対策のために必要ですが、その他の常駐アプリで現時点で不要なものは一時的に停止することで動作改善に繋がるでしょう。

9.ブラウザの不要なタブや拡張機能を削除する

SafariやChrome等のブラウザの動作が不安定になることもあるでしょう。原因としてあげられるのがタブや拡張機能です。情報収集をしているとつい新規タブを開いてしまうことはありませんか?気づいたら数十個単位のタブが開かれていることもあるでしょう。

また、便利だからとインストールしたものの使っていない拡張機能などもあるかもしれません。タブや拡張機能はメモリを消費するため、ブラウザを始め様々な動作のパフォーマンス低下を引き起こす原因となります。そのため、定期的にタブや拡張機能の見直しを行うことをオススメします。

10.ブラウザのキャッシュと履歴を削除する

ブラウザは、タブや拡張機能だけでなくキャッシュや履歴が原因で動作の不調を引き起こす可能性があります。キャッシュや履歴が残ることで直近の作業の効率化を図れるかもしれませんが、長期的に蓄積することを考えれば、内蔵SSDのように定期的な整理を行ってみましょう。

11.高速化アプリケーションを利用する

上記で紹介した不要なファイル削除やアプリのインストール、メモリの解放は手動で全て行おうとすると面倒に感じることもあるでしょう。そこで、それらを自動化してくれるアプリケーションを利用するのも手段です。

アプリケーションを付属するファイルを含めてすべてアンインストールできるアプリケーションや、メモリ解放アプリなど各ベンダーから提供されていますので、活用してみましょう。

12.セーフブートモードで起動する

セーフブートモードとは、Macの起動方法の1つです。通常の起動とことなり、想定していないアプリケーションの自動起動、ディレクトリ上の問題を修復、本体に蓄積されているキャッシュの削除などが自動的に行われます。

再起動をしてもシステム終了をしてもアプリケーションの動作が不安定と感じるのであれば、一度セーフブートモードで起動することをオススメします。セーフブートモードを起動する方法は以下です。

Macを起動または再起動→「Shiftキー」を押し続ける→Appleロゴが表示されログイン画面に切り替わる→キーを離す

セーフブートモードを行ったら、再起動をするだけで通常の起動に戻ります。

参考:
セーフモードを使って Mac の問題を切り分ける - Apple サポート

13.NVRAMのリセットを行う

NVRAMとは、不揮発性ランダムアクセスメモリの事を指し、Macの動作を高速化するために一時的に所定の情報を記憶する小容量のメモリです。NVRAMに一時記憶される設定情報にトラブルを来たした際に、Macの動作が不安定になることがあります。NVRAMリセットを行うことで解消できるという仕組みです。

NVRAMリセットの方法は以下です。

Macをシステム終了→起動後すぐに「option」「command」「P」「R」を同時押し→20秒程度経過後2回目の起動音を確認したらキーを離す

参考:
Mac の NVRAM をリセットする方法 - Apple サポート

14. 通知を減らす

通知を許可しているアプリケーションは、バックグラウンドで待機しているためCPUやメモリ領域を使っています。
「システム環境設定」から「通知」の画面で使用していないアプリケーションの通知をOFFにしましょう。

まとめ

Macの動作を改善する方法の多くは、ファイルやアプリケーション、履歴やキャッシュなど不要な要素を削除することが基本です。

特に、購入時にメモリやSSD容量に余裕を持って購入したユーザーであれば、ファイルやアプリケーションの整理を特にせず長期間Macを利用している方もいるのではないでしょうか。そういった方であれば、上記の方法を試すことで動作の改善が見込めるでしょう。

老朽化や故障等も可能性として考えられるため、上記の方法だけで必ずしも改善するとは限りません。なにか思い当たることがあれば自分だけで解決しようとせず修理を検討しても良いでしょう。