マーケティングの仕事に限らず、あらゆる職種でビジネスフレームワークを利用することがあります。

しかしビジネスフレームワークは多数存在しているため、そのすべてを把握することは難しいかもしれません。

そこで今回は「頻繁に使われる」「基本中の基本」など、特に重要なビジネスフレームワークを紹介します。

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ビジネスフレームワークとは

フレームワーク」とは「枠組み」や「構造」を意味しており、そのときの状況や目的に応じて型に当てはめていくための図式のことです。

ビジネスフレームワークとは、ビジネスを行うための数学の公式のようなものだと覚えると良いでしょう。問題が提示されたとき、どのフレームワーク(公式)を当てはめれば解決するのかを考え、そのフレームワークを利用して業務を進めていきます。

状況分析や問題解決のためのフレームワーク

3C分析

3Cとは、自社、顧客、競合の英語の頭文字を取ったもののことで、自社と顧客だけでなく、競合も分析することで現状を整理するのに役立つフレームワークです。

Company(自社)…どのような強みや弱みがあり、どんな評価を受けているのか
Customer(顧客)…誰が顧客なのか、どんなニーズがあるのか
Competitor(競合)…競合の強みや弱み、市場シェア、状況、どんな評価を受けているのか

ざっくりとした分析ですが、ビジネスの場面ではよく使われているので覚えておきましょう。

3C分析とは〜マーケティングの基礎を覚えて競合と市場を分析しよう

ロジックツリー

1つの課題に対し、ツリー状に論理を展開しながら物事を細分化したり、思考を整理したりするフレームワークロジックツリーです。ロジックツリーは1枚の紙を使って展開していけます。

一番上に課題をあげ、その下に課題を解決するためのアイデア、さらに下にはアイデアを実現するための細かな対策などを書いていきます。
ポイントは下に行けば行くほど、より細分化された具体的な行動が見えてくるということ。

要素を分解するWHATツリー
原因を究明するWHYツリー
問題を解決するHOWツリー

など、複数の種類があるため、状況に応じて使い分けてみましょう。

ロジックツリーとは - Webマーケティング用語

SWOT分析

自社の強みを発掘し、他社との差別化に利用できるのがSWOT分析というフレームワークです。

内部環境:Strength(強み)、Weakness(弱み)
外部環境:Opportunity(機会)、Threat(脅威)

内部環境の2つは企業努力など自社でコントロールすることができる一方、外部環境は景気や市場の変化などによりコントロールできません。

この4つを1つの表にして分析していくことで、今後どのような対策を行うのか、どの強みを伸ばすのか、どう弱みを補うのかなど、改善のための施策を考えられるようになります。

SWOT分析とは〜考えを整理する考え方を理解しよう【テンプレートあり】

顧客分析や消費行動のフレームワーク

AIDMA

消費者がどのように行動して商品を購入するのかをフレームワーク化したものがAIDMA(アイドマ)です。

顧客の消費行動系フレームワークは数多くありますが、多くはこのAIDMAが基本となっています。

Attention(注意)…顧客は商品を知らない状態からスタートし、注意を惹きつけられて認知し始める
Interest(興味)…商品を認知して気になれば、興味を示し始める
Desire(欲求)…「興味がある」から次第に「欲しい」という欲求が出てくる
Memory(記憶)…欲求が掻き立てられれば、その商品が記憶に残る
Action(行動)…最終的には購入やお申し込みなどの行動にうつる

このフレームワークを知っていれば「どうやって認知してもらうか?」「顧客のどんな理想を刺激して欲求をかきたてるか?」などの戦略を練られるようになるでしょう。

AISAS

近年はSNSなどの普及により、顧客の消費行動が変わりつつあります。

そんなインターネットが当たり前になった次世代の顧客の消費行動をフレームワーク化したものがAISAS(アイサス)です。

Attention(注意)…商品を認識する段階だが、認識するルートはWebが中心となる
Interest(興味)…口コミやインフルエンサーなどが興味を持つきっかけとなる
Search(検索)…興味を持った商品はGoogleやSNSなどで検索をして、情報を集める
Action(行動)…購入やお申し込みなどの行動にうつる
Share(シェア)…さらにSNS等を使ってその商品についてシェア、拡散を行う

Webを中心に広告宣伝やマーケティングを行うなら、AISASはしっかりと押さえておきましょう。

また、AIDMAAISASの違いや他のフレームワークについてより詳しく学びたいときはこちらの記事を参考にしてみてください。
【テンプレート付】AIDMAとAISASの違い

提案や企画で使えるフレームワーク

オズボーンのチェックリスト法

アイデア出しに限界を感じたとき、既存のアイデアをさらに展開していけないかを考えるのに役立つのがオズボーンのチェックリスト法です。

既存のアイデアが1つあるとしたら、次の9つの方法で展開できるかを考えます。

1.転用してみたらどうか?
2.応用してみたらどうか?
3.変更してみたらどうか?
4.拡大してみたらどうか?
5.縮小してみたらどうか?
6.代用してみたらどうか?
7.置き換えてみたらどうか?
8.逆転させてみたらどうか?
9.結合させてみたらどうか?

「○○したら?」と制限を加えて考えることで、さらなるアイデアが湧いてくることも多く、新しい企画を打ちだせるでしょう。

マインドマップ

マインドマップはアイデア出しや企画立案はもちろん、自分の思考を整理したり、記憶力を高めたりなど、あらゆる場面で活用できるフレームワークです。

マインドマップの作り方

大きな無地の紙とペンを用意し、今考える課題を1つ真ん中に書き丸で囲みます。その周りに線を数本伸ばし、線の先に関連する事柄を書いていきましょう。
さらに、関連の事柄から線を伸ばし、さらに連想される事柄を書いていきます。

いわゆる連想ゲームのように単語や事柄を書いていくことで、その中からアイデアが出てくるというものです。

Webディレクターの思考整理に活用したいマインドマップ作成術

業務遂行で使うフレームワーク

6W2H

社内でのホウレンソウ(報告・連絡・相談)や、業務遂行、計画の実行、さらに企画提案まで幅広く使えるフレームワークです。

誰もが英語で習った8つの疑問詞がビジネスで役に立ちます。

What(何を)…何の仕事をするのか
Why(なぜ)…なぜその仕事をするのか
Who(誰が)…誰がその仕事を行うのか
Whom(誰に)…誰の何に対するものなのか
When(いつ)…いつから始めて、期限はいつまでか
Where(どこで)…どこで仕事を行うのか
How(どうやって)…どうやって完遂、または実現するのか
How much(いくらで)…予算や費用はいくらかけるのか

もとはWhomとHow muchを除いた5W1Hでしたが、ビジネス向けにさらに要素が加わりました。上司への報告書や企画書の提出から、自分が仕事をする意味の再確認などに利用してみましょう。

PDCA

業務遂行やプロジェクトの進行管理などに使われるのがPDCAです。
基本中の基本でありながら、スムーズに業務を進めたり最速で結果を出すための重要なフレームワークなのできちんと覚えて使いこなしましょう。

Plan(計画)…業務遂行の具体的な計画を立てる
Do(実行)…なるべく計画通りに実行する
Check(確認、評価)…Doを振り返り、計画通りにいったのかどうか、計画通りにした けどどこがうまくいかなかったのかなどをなるべく定量的に確認し、評価する
Action(改善)…Checkの結果、失敗した理由を考え、次にうまくいくための改善策や、計画通りにできた場合にはさらなる成果を出すための改善策を考える。

P→D→C→Aと進んだら、またP→D→…と何度も繰り返すことでより高い効果を出すのがこのフレームワークの特徴です。

【テンプレート付】PDCAとは〜改善の王道パターンを徹底解説

まとめ

フレームワークを覚えておけば、分析したいときや解決したい課題が出てきたとき、あてはめながら考えることができます。
いわばフレームワークはビジネスを加速化させるための便利なツールなのです。

ビジネスの加速化や自分の業務をスムーズに行うためにも、あらゆる状況に合わせたフレームワークを覚えておき、すぐさま活用できるようにしておきましょう。