2.リード文を書く際のポイント4つ

1.本文でなにを知ることができるのかを提示する

先にご紹介したように、リード文には記事を目にした読者が本文中でどのような内容を知ることができるのかを提示して読了まで導く役割があります。
そのため、実際に執筆をする際は記事を目にした読者がどのような情報を求めてページを開いたのかを必ず念頭に置いておく必要があります。

2.できる限り短くまとめる

現在、インターネット上には数え切れないほどの記事が公開されてるため、読者が1記事あたりにかけられる時間はあまり多くはありません。
これは、リード文で「何を言いたいのかわからない」という印象を与えてしまうと読者が本文を読了する前に離脱してしまう可能性が高まることを意味します。
リード文は要点を抑えつつ、だらだらとした文章にならないように簡潔にまとめることを意識してください。

3.根拠のないことを書かない

リード文に限りませんが、根拠のない内容をあたかも「事実」として紹介することは読者の期待を裏切り、満足度を下げることにつながります。
言い切り型の文章は内容に説得力を与えますが、裏取りができているのかを確認してください。

4.意外な事実を示す

読者がまだ知らない可能性のある、またはぼんやりとしか知らない可能性のある事実を提示し、その事実を基にした本文へと導いていく手法です。
リード文で従来「定説」とされていたことをひっくり返して意外性のある要素を提示し、本文中で詳しく言及することで読了まで導くことができます。

3.リード文を書く際の手順

本記事でご紹介する手順は、リード文作成の一例です。
特にまだどのような手順で作業を進めたらよいのか定まっていないライティング作業初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

step1.本文を書きあげる

まず本文を先に書きあげます。
本文を先に書くことで、記事内において特に重要な要素や読者の興味を強く惹く要素、ターゲットとする読者などを再確認することができるからです。
「誰の・なにを・どのように」解決できる記事なのかを明確にしておくことで、リード文の質をあげることができるだけではなくライター自身も書きやすくなります。

step2.記事において軸となる要素をピックアップする

次に、本文中で最も重要となる「記事の軸」となる要素をピックアップします。
本文を書きながらどの要素が重要なのか、読者の興味を惹くのかなどはある程度把握できていますので、それらの情報を精査してリード文を構成する要素を箇条書きでまとめてください。

step3.文章の切り口を検討する

続いて、どのような文体でリード文を作成するのかを検討します。
例えば「作業効率アップに役立つツール」を紹介する記事の場合、読者は「現状では作業効率がなかなかあがらないこと」が悩みだと想定できます。
この場合「作業効率があがらずに悩んでいませんか」と読者に提示し「本記事では作業効率アップに役立つツール◯選をご紹介します」というように、読者の悩みを解決することを明示することで、より読者に「とって興味をひかれる記事に仕上がります。

このように、どのような切り口がターゲットとする読者の興味を惹くのかを念頭に置きつつリード文の文体を決定してください。

step4.120字～150字程度でリード文を書く

step2、step3で検討した内容をもとに、リード文を作成します。
本記事でも先にご紹介しましたが、リード文はあくまで記事を読了してもらうための導入ですのであまり多くの内容を書きすぎないように注意してください。
どのような内容の記事かにもよりますが、インターネット上で公開する記事の場合、120〜150字程度を目安にすることをオススメします。