ランクアップ会員制度を設けている企業の事例

ロイヤルカスタマー育成戦略の一環として、ポイントカードやスタンプカードのランクアップ会員証制度を設けている企業が増えています。

以下に代表的なランクアップ会員制度の事例を紹介しますので、自社でも取り入れられる要素が無いか確認してみましょう。

Starbucks Rewards™

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http://www.starbucks.co.jp/rewards/

スターバックスでは「スターバックス リワード™」という、¥50(税抜)の支払いごとに、Starが1つ集まる施策を取り入れています。最初はGreen Starから始まり、1年以内で250個のスターを貯めるとGold Starにランクアップする仕組みです。

GreenStarの場合は、新商品先行購入、コーヒーセミナー先行予約など、一般の顧客よりもメリットがある特典を体験できます。

Gold Starにランクアップ後は、Gold Star150で、ビバレッジやフード、コーヒー豆などのお好きな1品(税抜¥700まで)と交換できるチケットが発行になります。

さらに、Gold Starを集めてから1年間で累計250集めた方は以降1年間も会員ランクがGold Starのまま継続になります。

サンリオオンラインショップ

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https://shop.sanrio.co.jp/pages/membership_rankup.php

サンリオオンラインショップにおいては、直近12ヶ月分の購入金額累計に購入金額に応じてランクアップする制度を設けております。シークレットセールや先行販売などの限定・優先招待イベントの案内がもらえるといった特典があります。

また、会員ランクは3段階でランクに応じて、ボーナスポイントの付与や、お買い物ポイントが通常よりも多くもらえるサンクスデー(不定期)の開催時に、上位の会員ランクであるほど、もらえるポイントの比率が倍増します。

上記で述べた、2つの例ですが、どちらの場合も、非会員よりも、会員登録した方が特典があります。ランクアップを動機として購買行動を刺激することが可能です。

さらに、ランクの維持には期限があるので、期限間近で「ランクダウン」しそうな場合にも、購買行動を生むことが可能になるのです。

まとめ

ロイヤルカスタマーとは、自身がサービスや商品のファンであり、自発的に拡散してくれる優良な顧客のことです。新規顧客の獲得に注力するよりも、既存顧客をロイヤルカスタマーに育成していくことが重要です。

その際には、顧客に関心を持ち、コミュニケーションを取ることを心がけましょう。また、ロイヤルカスタマー予備軍に対しては、特別感を感じていただけるような対応をすることで、ロイヤルカスタマーになってもらえるような働きかけを行いましょう。

特別感を感じていただくためには、ランクアップ会員制度が有効です。
上位ランクには希少性の高い特典やキャンペーンを準備し、ファン化させていきましょう。