商品1つ、あるサービス1回あたり、それらの最低単位での商品やサービスの値段のことを単価といいます。「このカフェではコーヒー一杯の単価を350円に設定しています」などと使います。現在、一般的には消費税を含めた税込み単価を表示しているお店も少なくありません。

単価とは

商品やサービスには値段があります。それらを提供する対価として、値段があるわけです。その商品やサービスに見合った価格であれば、購入者はその対価を販売者に支払います。その最低単位での値段のことを「単価」といいます。
単価は1単位あたりの価格とも言え、そもそも何をもって1単位にするかは販売者やメーカーによってまちまちです。商品という形のあるものだけでなく、サービスといった目に見えないものについても、価格の最小限の区切りとして「単価」という呼び方もします。

税込み単価とは

日本国内では、消費税が導入された頃、多くの消費者がその会計処理に困惑しました。例えば、単価100円のものを買っても、レジで103円を支払うことになる時代もあり、買い物が不便!という声が高まったのです。
そこで、当時の政府は、小売店に商品価格を表示するときに税込みで表示することが望ましいとしました。そのとき、単価自体も税込みで表示し、税込みの総額で表示することを義務付けたのでした。それが、税込み単価です。
2014年6月現在消費税は8%となっています。ただ、今後10%に上がることが決定しており、その移行措置として例外的に税込み表記をしないことも認めると、財務省のホームページでは記載されています。ですので、現在は取引によって、税込み単価と純粋な単価とが併用されている状況となっています。

用語の使い方

「この商品の単価、いくら?」
(この商品は1個あたりいくらで売ってるの?)
「税込み単価で表記したほうがいいよね」
(消費税を含めた値段で書いたほうがいいよね)
単価を下げてまで価格競争をする気は無い」
(商品の1つあたりの値段を下げてまで、競合と価格競争をして体力消耗するつもりはない)