トリプルメディアとは、マーケティング活動においてメディア戦略を考える際に、さまざまなメディアを、「ペイドメディア(paid media)」「オウンドメディア(owned media)」「アーンドメディア(earned media)」の3種のメディアとして分類・整理したフレームワークのことです。

ペイドメディアとは、さまざまなWeb広告などの支払を必要とするメディアのことです。投入する広告量に従って、広く消費者に訴えることができるのが特性です。ただし一定の効果を上げるためにはある程度のコストを掛けることが必要になります。

オウンドメディアとは、自社が所有しているメディアのことで、通常は自社のWebサイトブログを指します。自社が管理しているので、発信する情報をコントロールができるため、自社の戦略に従って適切な情報を発信できるのがメリットです。反面、このメディアだけでは多くの消費者に知らしめることが難しくなります。

アーンドメディアとは、消費者が起点となるメディアのことで、ソーシャルメディアなどが該当します。消費者の意見や主張が反映されるため、消費者側からの信頼度が高いことや、情報が一気に広まる(拡散する)ことがメリットですが、企業側からのコントロールができない点にリスクがあります。

会話例

「さあ、そろそろトリプルメディア戦略を本格的に考えようか!」
トリプルメディアの中でも特に重要なのは、オウンドメディアと思いますよ」
「最近はトリプルメディアに加えて、シェアードメディアも注目されているらしい」