カート破棄率とは、ECサイトのショッピングカートに商品を入れたまま最終的な決済まで行わず、そのままカート内に商品を放置することです。「カゴ落ち」などと呼ばれます。

カートに商品を入れるということは、消費者に購買動機があるという状態と予測できますが、競合するECサイトとの価格比較など、すぐに購入を決めきれない理由が潜んでいます。カートに商品を入れた状態のまま、ユーザーがサイトから離脱することは明らかな機会損失です。

ECサイトにおいて、コンバージョンレートばかりを気するケースが多くありますが、コンバージョンの妨げになっているとも言えるカート廃棄率にも徐々に注目が集まりつつあります。ECサイト担当者の勘に頼らず、データ解析を緻密に行う必要があります。ECサイトの成功のためには、カート破棄率をはじめとしたサイト流入からコンバージョンまでの行動プロセスをしっかりと把握し、随時改善を重ねる必要があります。

使用例

「ネット通販部門の売上が上がらないのはカート破棄率に問題があると思う」
カート破棄率は、ECサイト事業の隠れた課題の一つだよ」
カート破棄率を下げるためにユーザーがすぐに購入を行いたくなる企画を考えよう」