企業がYouTuberを起用するするメリット

企業がYouTuberを起用したタイアップ動画を制作するメリットを紹介します。

1.YouTuberのファンにアプローチできる

youtuber0410_-_4.jpg

企業が動画広告を作成しても、広告がすぐにユーザーに届くとは限りません。しかし、多くのファンを抱える人気YouTuberとタイアップすることで、そのチャンネルを定期的に視聴しているファンに広告を届けられます。

YouTuberの抱えているファン層が、商品のターゲットとマッチしていれば、商品の認知・購買意欲向上に繋がり、広告効果が期待できるでしょう。

2.拡散力がある

youtuber0410_-_5.jpg

10〜30代の27.6%がYouTuberが紹介していた商品を友達に勧めたことがあると回答しています。YouTuberの商品紹介を視聴したユーザーは、その内容に共感した場合、近しい人にも商品を勧める傾向にあるようです。

YouTubeには、TwitterなどのSNSを通じて動画を拡散できるボタンも付いているので、SNSのフォロワーにもすぐに情報を共有できます。

ユーザーの友達や家族などの知人に動画を見てもらうことができるので、商品認知度は広がりやすいと言えるでしょう。

参考
エビリー 10-30代世代別YouTube動画視聴と商品購入の関連調査(CA Young Lab調べ)

3.広告公開期間が長い

テレビCMの場合、一般的には契約期間が決まっており、期間終了後はその広告を目にすることはなくなります。一方、YouTuberを起用した動画広告の場合、広告はYouTuberの動画チャンネルにて配信されるため、1度配信した後はYouTuber側で削除しない限り永続的に公開され続けます。

上記は2014年に公開されたHikakinTVとLOTTEのタイアップ動画です。3年以上前に公開された動画広告ですが、未だにHikakinTVに掲載されています。

また、YouTubeの関連動画欄に表示されれば、数年前に公開された動画であってもユーザーに閲覧してもらえることもあります。

ただし、商品の仕様変更があった場合やリニューアルされた場合は、過去の動画広告にもその旨を追記しないとユーザーへ誤解を与える可能性も出てくるので注意が必要です。

4.「広告」と思われずに視聴してもらえる

YouTuberの特性に合わせたタイアップ動画を配信することで、通常の動画広告よりも広告色が薄くなります。

1.【XOY】広瀬アリスさんTVCM出演で話題の無料マンガアプリ

2.オレって本気出したらいちご何個食べれるの?

上記はどちらも漫画アプリ「XOY」の動画広告です。1はテレビCMでも使われている動画広告で、2は人気YouTuber「はじめしゃちょー」を起用したタイアップ動画となります。

1の広告ではアプリ画面を見せてアピールしているのに対し、2の広告は「いちごをどれだけ食べられるか」という広告とは思えない企画から始まり、終盤でアプリを紹介する流れになっています。

YouTuberを起用した広告は、一見すると広告とは思えない企画を一緒に盛り込むことで、「広告だから」と敬遠されることなく視聴してもらえます。公開した動画がユーザーにとって面白く、満足度が高いものであれば最後まで閲覧してもらえるので、商品の認知度アップや好感度アップに繋がるでしょう。

5.商品の魅力・機能が伝わりやすい

youtuber0410_-1(1).jpg

タイアップ動画では、YouTuberが自ら試すことによって、商品が動いている様子や使っている様子をユーザーに見せられます。実際に使っている姿を見せることで、ユーザーは手にした時の様子をイメージしやすくなります。

実際に使い方を見て確認したい家電や、色味や使い勝手を知りたい新作コスメ、食べた時の反応が知りたい新作フーズなどは写真よりも動画の方が魅力が伝わりやすいでしょう。