みなさんこんにちは。サポートチーム向けフォーム作成ツール「formrun(フォームラン)」のプロダクトオーナー(PO)を務めている甲斐と申します。

フォーム作成ツールを提供していることもあり、「ferret」ではフォーム周りの問題解決につながる記事を執筆していきます。

普段から、企業のマーケティング担当者、運用ディレクターの方であれば、「入力フォーム」を利用経験のある方は多いかと思われます。

そして、入力フォームを用意する際に、目的や用途を理解し、適切なタイミングで利用できていますか?

フォーム作成と聞くと、設問を考えて設置するだけと思ってしまいがちですが、意外と時間がかかるものです。公開前はもちろん、公開後にも考えなければならないことが多く、特徴や目的別にノウハウを整理する暇が無いと感じることもあるはずです。

そこで今回は、キャンペーンや問い合わせ対応で頻繁に使われるフォームの用途・目的を理解し、適切なタイミングの利用方法をお伝えいたします。

「入力フォーム」の5つの利用目的

入力フォームの利用目的としては、大きく分けて以下の5つに分類されます。

  • お問い合わせ
  • お申し込み/応募(エントリー)
  • 資料請求/依頼等
  • 会員/配信登録
  • アンケート/ヒアリング

それぞれの用途を順に見ていきましょう。

①お問い合わせ

企業のWeb担当者にとって、「お問い合わせ」のページでは頻繁にフォームが利用されます。

「お問い合わせ」のフォームを作成する際に必要なことは、担当者が聞きたい目的を必ず選んでもらうようにすることです。

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画像引用:お問い合わせ|ferret [フェレット]

たとえば、Webメディア「ferret」の場合、「お問い合わせの種類」は以下の項目の中から選択できます。

  • 記事の内容について
  • 会員登録/更新/退会について
  • 他サービスについて(サービス名・URLを内容に記載ください)
  • その他

上記のように項目を設ける一番の理由は、フォーム送信後のやりとりをする回数を最小にするためです。

事業者目線で言うならば、問い合わせの目的を円滑に把握し、迅速な対応を行うためです。

例えば、もし上記を聞き忘れた場合、再度折り返しの連絡の際に「問い合わせの目的」を聞かなければなりません。

特にコーポレートページの問い合わせフォームでは、事業内容から採用まで実に幅広い内容を受け付けることになります。

チームで迅速に問い合わせの対応をするためにも、質問項目が選択形式となっているフォームの設置を行いましょう。

②お申し込み/応募(エントリー)

求人やイベント参加、キャンペーンなどを目的として、お申し込みや応募時に入力フォームを必要とする方も少なくありません。

ferretでもライターを募集しており、以下のような特設ページ内に入力フォームを設置しています。

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画像引用:ferret [フェレット]ライター募集ページ

お申し込みやキャンペーン応募などのフォームを作成する際には、必ず「連絡手段」の情報を入手しなければなりません。事業者から顧客(ユーザー)に向けて返信する必要があるためです。

メールアドレスや電話番号を始めとした連絡手段の入力欄を設置する際は、必須項目として回答できるフォームにしましょう。

③資料請求/依頼等

お問い合わせや応募におけるパターンとして、資料請求やリアクションを求められるフォームを作成する場合があります。

たとえば、大学や専門学校を始めとした教育機関の学校紹介資料などがこちらに当てはまります。

また、コンテンツマーケティングの一環としてノウハウ資料の提供を行う場合、該当する資料を用意し、ユーザーにダウンロードしてもらわなければなりません。

実際にferretでもさまざまな資料をダウンロードできるページがあるため、資料請求時には入力フォームが設置されています。

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画像引用:無料資料ダウンロード|ferret [フェレット]

④会員/配信登録

会員登録やメールマガジンの配信登録を行う場合にも、入力フォームは重要な役割を果たします。

たとえば、ferretの新規会員登録画面でも、入力フォームが採用されています。

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画像引用:新規登録|ferret [フェレット]

会員登録の際には、メールアドレスとパスワードの入力が原則として必須です。

そのため、万全なセキュリティ対策を行う必要があり、パスワードを暗号化するための信頼できるツールを利用するようにしましょう。

なお、ferretの会員登録の場合は、一つの工夫として「興味のある分野」を選択できる仕様となっております。

登録時にお好みの分野を選べる仕様になっており、このような場合は、複数選択が可能な入力欄にすることが求められます。

近年では、SNSのアカウント認証を用いたログイン方法も一般的となりつつありますが、個人のSNSアカウントを連携させたくないユーザーも少なくないため、メールアドレスを用いた登録フォームも用意しておくことが望ましいでしょう。

⑤アンケート/ヒアリング

マーケティング担当者が施策改善、顧客満足度のためにしばし行うアンケートやヒアリング調査においても、入力フォームは活用されます。

アンケートフォームを作成する際に気をつけるべき部分は、取得したデータを出力しやすい作成ツールであるかを考慮することです。

回答してもらったデータを適切に整理し、その共通項、違いを発見するためにも、データ分析も可能なフォーム作成ツールを利用することをおすすめします。

たとえば、「CSVエクスポートが出来るかどうか」「Googleスプレッドシートとの連携が可能かどうか」など、アンケート調査に必要な機能が搭載されたフォーム作成ツールかどうかを確認し、適切に分析を実施するための方法を模索してみましょう。

参考:
無料から使える!簡単ですぐ使えるアンケート作成ツール14選|ferret [フェレット]

各入力フォームの特性を必ず理解しよう

入力フォームが活用される場面をそれぞれご紹介しましたが、それぞれにおいて特徴を比較し、その用法を整理しておくことが大切です。

主に気をつけるべき点としては、

  • フォーム入力後の返答の有無
  • フォームごとの備考/注意事項

の差異を認識しておくことです。

また、資料請求などの場合には必ずしも人力で対応せず、自動的に該当の資料が送付される流れを構築するなどして、仕組み化して解決する案も検討しておきましょう。

以下の表に整理しましたので、フォームご利用時の参考にしてみてください。

【フォームの利用目的5つの比較】

【フォームの利用目的5つの比較】.png

フォームの設置箇所で工夫できること

上記のように情報を整理してフォームを作成したとしても、場合によってはお問い合わせをした方の情報が誤って入力された際には、正確な情報を入手できないことも考えられるでしょう。

その際、入力フォームをログインページ内などに設置するといった手段を取ってみてください。

あらかじめユーザーがログインした状態で問い合わせフォームから入力できるように工夫し、きちんと対応できる状態を目指すため、仕組みで解決する方法もあります。

formrun.gif
参考:formrun(フォームラン)フォーム設置箇所と回答項目例

まとめ

入力フォームは、目的別に様々な活用方法があります。

それぞれの目的別に、対応方法や注意事項がありますので、特徴を意識しながら、成果につながるフォーム運用を行ってみてください。

なお、今後の記事にて入力フォームやお問い合わせ対応に関するTipsを予定しております。
もし、「入力フォームのこんな疑問を解決したい!」といった、悩みや疑問、記事のアイデアなどあれば、下記のフォームにお寄せください!

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記事案はこちらから

また、formrun(フォームラン) では20種類のテンプレートを用意しており、フォームの設計に悩むことなく、すぐに作成・設置が可能です。

今回紹介した各目的に沿ったテンプレートも用意してありますので、是非とも使ってみてください。

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