自社商品やホームページのパフォーマンス改善に有効なアンケートを、あなたは実施していますか?

最近では、コンテンツマーケティングとして実際の利用者の声をコンテンツとして公開する動きも盛んです。会員登録タイプのホームページなら、アンケートをホームページに設置するだけで、ユーザーからの生の声を効率的に収集することができます。

とはいえ、「アンケートって作るのも結果を管理するのも大変そう」というイメージが強いのではないでしょうか。

今回はアンケートを作成する流れや作成時のポイント、無料で利用できるアンケート作成ツールを紹介します。これからアンケートを作成する方は、ぜひ参考にしてみてください。

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フォームの用語説明|ferret

目次

  1. アンケートを作成する方法
    1. 紙のアンケートを作成する場合
    2. Webアンケートを作成する場合
  2. アンケート調査の流れ
    1. 調査の目的を明確にする
    2. 必要になる情報を整理する
    3. 実施方法を決める
    4. 設問を作成する
    5. 結果の集計・分析をする
  3. おすすめのWebアンケート作成ツール8選
    1. 無料で簡単にアンケートフォームを作成したい方におすすめ
    2. 素早くアンケート調査を実施したい方におすすめ
    3. 充実した機能を活用したい方におすすめ
  4. アンケート設問の作成時に注意するポイント
    1. 1度に2つのことを聞かない
    2. すべての回答者が理解できる言葉を使う
    3. バランスのとれた選択肢にする
    4. キャリーオーバー効果に注意する
    5. アンカリング効果に注意する
  5. アンケートの回答率を上げるコツ
    1. 回答をはじめる際の抵抗を減らす
    2. 回答中のストレスを減らす
  6. まとめ

アンケートを作成する方法

アンケートを作成する方法には、

  • 紙でアンケートを作成する
  • Webアンケートを作成する

という2種類があります。
それぞれにどういったメリット・デメリットがあるのかを解説していきます。

紙のアンケートを作成する場合

アンケート設問を記載した紙を用意し、回答を記入してもらうという方法です。
紙のアンケートを作成するには、

  • WordやExcelを使う
  • Web上にあるテンプレートを使う

といった方法があります。

紙のアンケートのメリット:
・PCやスマートフォンに慣れていない高齢者を含め、幅広い年代から回答を得られる
・ツール導入の手間がかからない
・ネットワーク環境が不要

紙のアンケートのデメリット:
・回答の集計・分析にコストがかかる
・不備のある回答を回収してしまう可能性がある

Webアンケートを作成する場合

インターネットサービスを利用してアンケートを作成するという方法です。
Webでアンケートを作成するには、

  • ネットリサーチサービスを使う
  • フォーム作成ツールを使う

といった方法があります。

ネットリサーチサービスでは、調査会社がすでにモニターを保有していたり、調査や集計のサポートをしてくれるケースもあります。 そのため、調査の実施から回答の回収までを短時間ででき、調査にかかる人件費などもおさえることができます。

ただし、調査の対象者は専用システムなどに登録している人に限定されるため、 自由に対象者を選びたい場合はアンケートフォーム作成ツールを使うことをおすすめします。

Webアンケートのメリット:
・アンケートの作成から回収までの時間を短縮できる
・アンケート紛失の心配がない
・リアルタイムで回答を確認できる
・入力内容のミスを送信前に自動でチェックできる

 Webアンケートのデメリット:
・回答にネットワーク環境が必要
・回答者がPCやスマートフォンをよく使う人にかたよる

アンケート調査の流れ

アンケート調査を行う際には、いきなり設問を作成し始めても、適切なデータを回収することはできません。どのような目的でアンケートを行うかや、設問タイプの決定など、さまざまな準備が必要となります。

ここでは、アンケート調査を行う際の流れを詳しく解説します。

1. 調査の目的を明確にする

まずは、何のために調査を行うのかというアンケートの目的を設定します。

アンケートの目的は、企業が達成したいと考えているゴールによって異なります。
例えば、「サービスの顧客満足度の向上」をゴールに掲げているのであれば、 アンケートの目的には「現状のサービスに対する不満点を聞く」といったことを設定することができます。

「サービスのリピート率を改善したい」というゴールであれば、「リピートしたくなる理由を聞く、どのような人がリピートしているのかを調査する」といったアンケートの目的を設定できるでしょう。

このように、アンケート調査の目的は企業の達成したいゴールによって変わるため、 まずはどのようなゴールを達成したいのかを明確にしていくことが必要です。

2. 必要になる情報を整理する

次に、アンケート調査の目的のために、必要になる情報を整理します。
以下のポイントについて整理しましょう。

調査の対象は誰か

アンケートの目的によって、誰に向けて調査をすべきかが異なります。
調査対象を決める際には、「属性」と呼ばれる、年齢や性別、居住地、職業といった情報を決めていくことをおすすめします。

具体的にどんな情報が必要か

アンケート調査の目的から逆算し、どういった情報が必要かを決めていきます。
例えば、調査の目的が「サービスに対する不満点を聞く」ということであれば、 現状の満足度やその理由、サービスを購入した理由などを聞く、といったように整理することができます。

3. 実施方法を決める

調査の目的や集めたい情報を決定したら、アンケートの実施方法を決めていきます。調査の対象によって、紙でアンケートを実施するか、Webアンケートを利用するのか、どちらが効率的なのかが決まります。

また、アンケートを回収する期限についても決定しておきます。 もしアンケートに期限の記載がない場合、回答が後回しにされてしまい、回答率が下がってしまう可能性があります。

4. 設問を作成する

集めたい情報をもとに、アンケート設問の作成を始めます。

回答形式には、以下のようなタイプがあります。

ラジオボタン(単一選択設問)

提示した選択肢の中から、1つだけを選ぶ質問です。 最も重要なものを選んでもらう際に使用するケースが多いです。

チェックボックス(複数選択設問)

提示した選択肢の中から、複数選ぶ質問です。 当てはまるものを全て知りたい場合に使用します。

テキストボックス(自由記述)

回答欄を設け、自由に記述してもらう質問です。 意見や感想、要望などを知りたい場合に使用します。選択肢の設問から読み取れないような回答を得ることができるというメリットがありますが、 一方で意味が不明な回答が出てきたり、データの集計が大変になるなどのデメリットもあります。

スケール

「満足」「どちらでもない」「不満」などの選択肢を設け、どの段階なのかを選ぶ質問です。 満足度や評価を聞く時に使用します。

マトリクス

複数の設問を表形式にまとめ、同じ選択肢で回答してもらう質問です。 関連するカテゴリの質問をまとめることで、回答者がスムーズに回答しやすくなるというメリットがあります。

5. 結果の集計・分析をする

アンケートの回答期限が終了したら、回答の集計・分析を行います。
アンケートの集計方法には、大きく分けて、「単純集計」と「クロス集計」があります。

単純集計とは、設問ごとの回答数と回答結果の割合を分析する方法です。 回答全体の傾向を把握したいときに使われることが多いです。例えば、サービスへの満足度を150人に聞いた場合には、次のように分析することができます。

人数 %
全体 150 100%
満足 100 67%
どちらとも言えない 30 20%
不満 20 13%

このように、「満足している」または「不満を感じている」人のどちらが多いのかといった、 全体の傾向を確認することができます。

ただし、単純集計では、男女別の傾向や年代別の傾向など、回答者の属性は考慮されていません。 回答者の属性別に傾向を把握したい場合は、クロス集計を利用します。単純集計で利用したデータを、男女ごとにわけてクロス集計をすると、次のようになります。

回答数 満足 どちらとも言えない 不満
男性 80 60 15 5
女性 70 40 15 15

このようにクロス集計を利用することで、男性と女性でどちらが満足している割合が高いのか、といったことがわかります。性別以外にも、単純集計ではわからなかった属性ごとの違いを知ることが可能です。

クロス集計の方法については以下の記事でも詳しく解説しています。

参考:
データを有効活用するために使える「クロス集計」を理解しよう

おすすめのWebアンケート作成ツール8選

無料で簡単にアンケートフォームを作成したい方におすすめ

Googleフォーム

Googleフォーム.png
Googleフォーム

Googleが提供するアンケートフォーム作成ツールです。
Googleアカウントを持っていれば誰でも、無料で利用することが可能です。

また、アンケートの結果は即座にGoogleスプレッドシートに反映されるため、回答をリアルタイムで確認できたり、データの分析に活用することもできます。

formrun(フォームラン)

formrun(フォームラン).png
formrun(フォームラン)

formrun(フォームラン)は、株式会社ベーシックが提供するフォーム作成ツールです。
用意されているテンプレートを活用すれば、最短30秒ほどで簡単にアンケートフォームを作成することが可能です。

回答データは「カード」としてカンバン方式で管理できたり、 回答数が自動でダッシュボードに反映されるため、集計の手間を削減できます。GoogleスプレッドシートやCSVへのエクスポートも可能であるため、より詳細なデータの分析にも対応しています。

無料からはじめることができるため、実際の画面を確認してから導入したいという方にもおすすめです。

※株式会社ベーシック提供によるスポンサードコンテンツです。

素早くアンケート調査を実施したい方におすすめ

ミルトーク

ミルトーク .png
ミルトーク

ミルトークは、株式会社マクロミルが提供する調査ツールです。
無料の掲示板を立てることで、マクロミルに登録しているユーザーからの意見やアイデアを集めることができます。 ユーザーが気軽にコメントを投稿できるため、アンケートへの回答がすぐに集まります。

また、気になったユーザーを直接招待し、チャット形式で質問をすることも可能です。 ユーザーとトークをする感覚で意見を聞くことができるため、リサーチ時間を大幅に短縮できます。

すぐにアンケート調査の結果がほしいという方におすすめのサービスです。

以下の記事では、ミルトークの強みや、ferretで実際に使用してみた感想を紹介しています。ミルトークの導入を検討している方はぜひご覧ください。

参考:
業界初!基本無料で、「生の声」を簡単に集められるユーザートークサービス|ferret

Fastask(ファストアスク)

Fastask(ファストアスク).png
Fastask(ファストアスク)

Fastaskは、株式会社ジャストシステムが提供するセルフ型ネットリサーチツールです。

作成したアンケートに対して、日本語のプロフェッショナルが設問文や調査表のロジックをチェックするため、 安心してアンケート調査をすることができます。また、300万人のアクティブモニタを保有していることも特徴の1つで、 対象層をかたよらせることなく調査をすることが可能です。

無料トライアルが用意されているので、一度使用感を試してみることもおすすめです。

Fastaskの強みや使い方については以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:
『Fastask』圧倒的なスピードと低価格でリサーチを実現するセルフ型クラウドリサーチサービス|ferret

充実した機能を活用したい方におすすめ

SurveyMonkey(サーベイモンキー )

SurveyMonkey(サーベイモンキー).png
SurveyMonkey(サーベイモンキー )

SurveyMonkeyは、世界最大規模のオンラインアンケート作成ツールです。
200以上のアンケートのテンプレートが用意されており、目的にあったアンケートフォームを短時間で作成することができます。

また、SurveyMonkeyの大きな特徴は、アンケート結果の集計・分析機能が充実しているという点です。 回答データを自動的にグラフ化する機能があり、さらにグラフの種類の変更、グラフ内データの表示ラベルの変更も可能です。

アンケートの集計機能を重視する方におすすめのツールです。

Questant(クエスタント)

Questant(クエスタント).png
Questant(クエスタント)

Questantは、株式会社マクロミル が提供するアンケート作成ツールです。
70種類以上のアンケートテンプレートが用意されているため簡単にアンケートが作成できたり、集計結果をリアルタイムで確認できるなど、 便利な機能が備わっています。

また、大きな特徴は、GMOリサーチ株式会社の抱える会員向けにモニター調査ができるという点です。GMOリサーチ株式会社は国内最大級である1,800万人以上のモニターを保有しているため、回答者が集まらないといった問題を解消してくれるでしょう。

無料プランがあるだけでなく、アドホックという必要な機能にだけお金を払って使えるサービスもあるため、 お得に利用することができます。

Typeform

Typeform.png
Typeform

スペインに本社をおくTypeform社が提供するアンケート作成サービスです。

デザイン性の高さが特徴で、用意されたテンプレートでは、ユーザーが回答しやすいように設問のフォントサイズや配置にまで配慮がされています。そのため、ユーザーがストレスなく質問に回答することができ、フォームからの離脱率を減らす効果が期待できます。

作成したアンケートフォームは、PCだけでなくスマホ、タブレットにも自動で最適なデザインになるため、 回答者が利用するデバイスを気にせずフォームを作成できるという点も魅力です。

フォーム離脱率を減らしたいといった方におすすめのツールです。

MOMONGAアンケート

MOMONGAアンケート.png
MOMONGAアンケート

MOMONGAアンケートは、エクスウェア株式会社が提供するiPadアプリでアンケート作成ができるツールです。

MOMONGAアンケートの特徴は、名刺撮影で名刺を自動的にデジタル化できることや、手書きメモを画像で保存できるという点です。名刺の個人情報とアンケート回答の紐付けができるため、展示会やイベントなど名刺を交換する場面で活躍します。 また、メモ機能を活用して回答者からの相談をメモしたりなど、ユニークな活用法があります。

イベントや営業でアンケートを活用したいという方におすすめです。

アンケート設問の作成時に注意するポイント

設問の聞き方を間違えると、それだけで役に立たないデータが出てくることがあります。
適切なデータを集めるためには、回答者にバイアスをかけないような設問にすることが必要です。
以下にアンケート設問の作成時に注意すべきポイントを整理します。

1度に2つのことを聞かない

例えば、次のような質問を見てみましょう。

製品Aのデザインと機能に満足していますか?

この質問では、製品Aのデザインと機能という2つの内容を聞いており、回答者を混乱させることになります。正確な回答を得るためには、1つの質問では1つの内容のみを聞くようにすることが必要です。

すべての回答者が理解できる言葉を使う

理解できる人と理解できない人がわかれる言葉を使うと、適切なデータが収集できなくなります。
また、回答者によって解釈がわかれる表現も使わないようにしましょう。

バランスのとれた選択肢にする

アンケート設問の選択肢も回答者にバイアスをかける可能性があります。
次のような選択肢を設けた場合を考えてみましょう。

①非常に満足だった
②満足だった
③どちらとも言えない
④不満だった

この選択肢は満足の選択肢に比べて不満の選択肢が少なくなっており、回答者が自分の感覚に近いものを選べなくなる可能性が高いです。意外と見落としがちなポイントのため、設問を作成する際に注意するようにしましょう。

キャリーオーバー効果に注意する

キャリーオーバー効果とは、前の設問が後の設問の回答に影響を与えることを指します。
次のような質問を考えてみましょう。

質問1:あなたは企業の社会貢献活動が重要だと思いますか?
質問2:あなたは企業Aについてどう思いますか?

上記のような順序の質問をした場合、回答者は質問1の「社会貢献活動」という評価軸をもとに質問2に回答してしまうことが考えられます。このようなバイアスを解決するには、質問の順序を変えるか、間に関係のない質問を入れるという方法があります。

アンカリング効果に注意する

アンカリングとは、回答者に無意識のうちに基準となる数値をイメージさせてしまうことです。
例えば、次のそれぞれの質問を比較してみましょう。

(A)
質問1:製品Aは1,000円より高いと思いますか?それとも安いと思いますか?
質問2:では製品Aはいくらだと思いますか?

(B)
質問1:製品Aは10,000円より高いと思いますか?それとも安いと思いますか?
質問2:では製品Aはいくらだと思いますか?

それぞれ質問2は同じものですが、Bの場合の方が高い回答がされる傾向があります。これは、質問1の数値が質問2の回答に影響を与えているためです。

基準となる数値ができてしまうと、本来聞きたかった回答を得ることができなくなってしまいます。

アンケートの回答率を上げるコツ

アンケート調査を実施しても、アンケートに最後まで回答してもらえなければデータを集めることができません。ここでは、アンケートの回答率を上げるためのコツを解説していきます。

回答をはじめる際の抵抗を減らす

まずは、回答者にアンケートに答えようと思ってもらう必要があります。 回答者がアンケートの冒頭をチェックしたときに、答えたいという心理になるよう工夫しましょう。

  • 無記名での回答を許可する
  • 回答者へのインセンティブを用意し、冒頭に記載する
  • アンケートの冒頭に期限と調査の目的を記載する

このような点を意識すると、回答への抵抗を減らすことができます。

回答中のストレスを減らす

アンケートに回答する作業は、回答者にとって手間のかかる作業です。 回答の途中であっても、面倒くさいと感じフォームを離脱してしまう人もいるため、回答者のストレスを減らしましょう。

具体的には、次のようなポイントをおさえることが重要です。

  • 必須回答項目数を減らす
  • 選択式回答を中心にし、自由記述回答の数は必要最低限にする
  • 回答にかかる目安の時間を記載しておく

アンケートの回答率を上げるポイントについては以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:
EFO(入力フォーム最適化)って?フォームを改善して売上を上げるための20のテクニック

まとめ

ここ数年で、Googleフォームを始め、誰でも使いやすいアンケート作成ツールが次々とリリースされ、今では無料で簡単に利用できるのが当たり前となっています。

Webアンケート作成ツールを使えば、簡単にアンケートフォームを作成できますが、調査の目的を明確にすることや、正しいデータが取れるように注意することも重要です。

アンケート作成のコツをおさえて、目的にあったアンケート調査を行えるようにしましょう。

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