◇インターネットエクスプローラーとは

ウェブサイトを閲覧するためには、ウェブブラウザ(ウェブサイトを閲覧するためのソフト)が必要です。

インターネットエクスプローラー

インターネットエクスプローラーはウェブブラウザの一種で、Windows搭載パソコンなら標準で付属されており、一番馴染みの深いウェブブラウザと言えます。

◇インターネットエクスプローラーのバージョン

1995年に登場したインターネットエクスプローラーですが、現在に至まで幾度となるバージョンアップを重ねてきました。そのバージョンによって表示できるサイトとそうでないサイトが存在しますので、現在使用しているパソコンのインターネットエクスプローラーのバージョンが何かは把握しておいたほうがいいでしょう。
確認方法はインターネットエクスプローラーを開き、右上にある【ヘルプボタン】から【バージョン情報】をクリックすれば確認できます。
特にWindowsXPに標準搭載された【Internet Explorer 6】のバージョンを未だアップデートしていないのなら注意が必要で、IE6は独自の仕様によりいくつかのウェブサイトをうまく表示できない問題点があります。そういったことにならないよう、頻繁にバージョンアップを行う事が必要です。

◇インターネットエクスプローラーの脆弱製

インターネットエクスプローラーの最大の問題点は、その脆弱性です。脆弱性とは「脆(もろ)くて弱い」と書くように、ソフトウェアやネットワークなどが抱えるセキュリティ上の問題点のことを指す言葉です。
2014年4月27日に米マイクロソフト社自身がIEのバージョン6〜11に影響する欠陥があると明らかにし、また同年4月28日には、情報処理推進機構(IPA)などが「IEの脆弱性を悪用した攻撃が確認されているとの情報がある」との呼びかけをして社会問題になりました。
攻撃の内容は「アプリケーションが異常終了したり、攻撃者に情報が盗まれ、パソコンを制御されたりする」ことで、具体的なケースとしてはパソコン遠隔操作やネットバンキング不正送金などが考えられます。
その後すぐにマイクロソフト社は修正プログラムを提供しましたが、インターネットエクスプローラーの脆弱性は常につきまとい、攻撃者といたちごっこを繰り返している状態です。バージョンを常に最新のものにし、マイクロソフト社からの通知に俊敏に対応することが必要です。
他の対策方法としては、Googleが提供するChromeというウェブブラウザなど、他社のウェブブラウザを使用することで解決できたりします。

◇用語の使い方

インターネットエクスプローラーでネットサーフィンをしている。」
「久しぶりに、IE(アイ・イー)のバージョンアップを行った。」