※本記事は、2015年4月27日に公開された記事の再編集を行っております。

本記事で学ぶ内容

・対策キーワードの候補を洗いだすスキルが身につく。
・軸にするべき対策キーワードを選べるスキルが身につく。
・キーワードの対策優先順位について理解できる。

前記事は、キーワード選定がいかに重要なのかをお伝えしました。では、キーワードはどのように選定すればいいのでしょうか。
具体的には、よくわからない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、SEOキーワードを決める重要性と具体的な選び方をご紹介します。

軸となるキーワードを決める理由

SEOにおいては、キーワード選びがすべての施策の肝です。

ユーザーのニーズ・競合他社の特徴・自社の強みを理解したうえで、対策キーワードも市場のニーズに沿ったものならばSEOの成功に近づきます。優先順位をつけず同レベルで対策をおこないますと、対策の軸がぼやけてしまい効果が限定的になることがあるのです。

例えば、歯科医院のSEOをおこなうとき、*「歯科 矯正」「歯科 インプラント」*というキーワードでは対策も変わる、などです。

キーワードごとに予想されるユーザーのニーズ
・歯科 矯正=矯正ができる(得意な)歯科を探している。
・歯科 インプラント =インプラントができる(得意な)歯科を探してる。

たとえば、上記の2つのキーワードを、トップページで強調しますと「歯科矯正もインプラントも得意な歯科医院」となってしまいます。つまり、アピールポイントが曖昧になり、訴求力が弱まってしまいます。

軸が決まらないと、ホームページのデザインやアピールポイントが定まらない、というわけです。

軸となるキーワードを決める方法

1.見込みのあるキーワードを集める

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ユーザーのニーズ・競合他社の特徴・自社の強みを把握したうえで、導きだしたキーワードを元にします。Googleのキーワードプランナー(他カリキュラム参照)を使い、類似する対策キーワード候補を集めます。

例に、渋谷の加圧トレーニングジムのキーワード集めを挙げてみます。

キーワードの種類 キーワード
ビッグワード 加圧、加圧トレーニング、加圧ジム etc
加圧✕地域軸 加圧 渋谷、加圧トレーニング 渋谷、加圧ジム 渋谷、加圧 東京 etc
加圧✕評価軸 加圧 口コミ etc
加圧✕効果軸 加圧 トレーニング効果、加圧 ダイエット効果、加圧 ダイエット、加圧 脳梗塞 etc
加圧✕お金軸 加圧 金額、加圧 高い、加圧 激安 etc

このように、ユーザーが検索しそうなキーワードを洗い出してみましょう。
書き出し終わったら、このキーワードがユーザーのニーズのあるキーワードなのかを調べる必要があります。

2.集めたキーワードに優先順位をつける

もともと順位が低く、上位表示させる意義のあるキーワードを見つけましたら、検索ボリュームallintileを考えます。

検索ボリュームとは

検索ボリューム

検索エンジンで検索された回数を指します。検索ボリュームが多ければ多いほど、より多くの検索がされていることになり、競合が多いと予想できます。つまり対策の難易度が上がり、手間やコストがかかることになります。

それらは、GoogleキーワードプランナーやYahoo!キーワードアドバイスツールで確認できます。予算や効果を考えながら、対策キーワードを選びます。
検索ボリュームの調べ方は次章で説明します。

allintitleとは

Googleの検索機能の1つです。特定のキーワードが、そのホームページタイトルに入っているかどうかを調べられます。タイトル内に入っているホームページが多ければ多いほど、競合が多いといえ、難易度が上がります。

具体的には次のようにおこないます。***の部分には対策したいキーワードを入力します。

Googleで「allintitle:***」と検索します。
例)allintitle:スマホケース
「スマホケース」がタイトルに入っているホームページの数がわかります。

3.対策キーワードを決める

これらの結果から、つぎの3つの条件を満たすキーワードを探します。

・現状の順位が10位以下(1ページ目に入っていない)
・似たようなキーワードの中で検索ボリュームが多いもの(検索しているユーザーが多い)
・競合サイトが少ない

これらの条件を満たすキーワードが見つかりますと、いよいよ具体的にSEOを行うべき対策キーワードが見えてくるのです。なお、多いときはエクセルでまとめますと優先順位がつけやすくなります。

キーワード選定