【明日から使える】セミナーアンケートの質問項目＆テンプレート！回答率アップのコツも解説

セミナーはリード獲得に有効な手段ですが、参加者の数に対して商談につなげられる数が少ないと悩む方は多いでしょう。効率よく商談につなげたい場合は、セミナーアンケートの実施がおすすめです。

今回は、明日から使えるセミナーアンケートの質問項目とともに、テンプレートも紹介します。回答率アップのコツも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

1. セミナーアンケートとは
2. セミナーアンケートを実施する目的
3. セミナーアンケートの質問項目例
4. セミナーアンケートのテンプレート
5. セミナーアンケートの回答率を上げる工夫
6. 無料で使えるアンケート作成ツール
7. セミナー後はアンケートを実施して商談成功率を上げよう

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セミナーアンケートとは

セミナーアンケートとは、セミナー後に参加者の意見や感想を収集するために行うアンケートです。アンケートを実施することで参加者の潜在ニーズやセミナーの満足度を把握でき、セミナーの改善点はもちろん、今後のマーケティング戦略の方向性も見えてきやすくなります。

近年では会場で行うセミナーだけでなく、ネット上で行うウェビナーも主流になりつつあります。ウェビナーにおいては、アンケートもWebを介して行えるため、回答結果の集計や確認をよりスピーディーに進めることが可能です。

なお、紙のアンケートを活用する場合は印刷・配布・回収・集計など全体を通して手間がかかりやすい傾向にあります。セミナーの形態などにあわせ、最適なアンケート方法を検討しましょう。

セミナーアンケートを実施する目的

セミナーアンケートの実施する主な目的は

• セミナーの内容を改善する
• 商談につながりやすい見込み顧客を判別する

という2つがあります。詳しく見ていきましょう。

セミナーの内容を改善する

セミナーアンケートでは「声が聞き取りにくい」「資料が見づらい」など、具体的なフィードバックを得られることがあります。こうしたアンケート内容をもとに参加者の潜在ニーズを知ったり、ユーザーの意見を反映させたりすることで、より良いセミナー内容に改善できます。

参加者の意見を反映させながらブラッシュアップを重ねることで、セミナー参加者数や満足度向上が期待できます。

商談につながりやすい見込み顧客を判別する

アンケートで「自社サービス・商品への興味」や「ビジネス上の課題」などを回答してもらうことで、商談につながりやすい見込み顧客の検討度合いが把握できます。

セミナー参加者全員を商談の対象にするのではなく、検討度合いの高い見込み顧客に積極的なアプローチをすることで、効率よく商談につなげられるでしょう。

興味関心のない参加者にはリードナーチャリング施策を行うなど、検討度合いによってアプローチ方法を変えることでより良い効果が期待できます。

ナーチャリングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事：ナーチャリングとは？取り組むメリットや施策の具体例を解説

セミナーアンケートの質問項目例

以下で、セミナーアンケートで設置したい代表的な質問事項を紹介します。

自社サービス・商品への興味

自社サービスへの関心度についての質問は、選択式にすると回答しやすくなります。以下のような選択肢を設けて、参加者が気軽に回答できる環境を作りましょう。

• 非常に関心がある
• 関心がある
• どちらとも言えない
• あまり関心がない
• 全く関心がない

選択式回答の他には、記入欄を設けておくのもおすすめです。記入欄を設けておくことで、より細かいニーズが把握しやすくなります。

ビジネス上の課題

参加者のビジネス上の課題は、セミナーを商談につなげる上で最も重要な項目です。参加者が抱えているビジネス上の課題が把握できれば、その内容にあわせた提案がしやすくなります。

また、それらを集計をすることで、どんな課題を抱えている人が多いのかを把握することができます。

例えば、自社の商材が人事管理ツールで、下記のような課題の選択肢を設定したとします。

• 人事管理業務に担当者が手間や時間がかかっている
• 現在の人事ツール利用費が高く、乗り換えを検討している
• 適切な人事評価をするのが難しい
• 他のツールとの連携が難しく、手続きを上手くできない社員が多い
• 社員が簡単に使えるツールが使いたい

人事ツール選定のポイントが操作性なのか、費用なのか、連携性なのかを把握すると、サービスサイトやサービス資料でも打ち出しの優先度がつけやすくなるので、マーケティグにも役立てられます。

アンケート結果はセミナー担当やセールス担当だけでなく、マーケティング担当者にも共有をすると、より効果的に活用することができるでしょう。

セミナーについて

• セミナーを知ったきっかけ
• セミナーの満足度とその理由
• 今後セミナーで取り上げてほしいテーマ

などの項目を設け、次回開催の際の参考にしましょう。

セミナーを知ったきっかけ

セミナーを知ったきっかけでは、セミナーを何で知ったか答えてもらいます。例えば、Webサイト・友人からの情報・紹介・SNSなどといった選択肢を設けましょう。セミナーを知ったきっかけから、今後広報を行う上での参考データが集められるかもしれません。

セミナーの満足度とその理由

セミナーの満足度を尋ねる際は、満足度だけでなく詳細理由を聞くことで、今後のセミナーの改善点を洗い出せるでしょう。

今後セミナーで取り上げてほしいテーマ

今後セミナーで取り上げてほしいテーマでは、参加者のニーズを知ることができます。自社の製品やサービスに興味のある人が、どのようなことを知りたがっているのかが分かれば、今後のセミナーに反映させられるでしょう。

この項目は選択式では回答しにくいため、回答欄を設けてテキスト形式で回答してもらうのがおすすめです。

個人情報

個人情報については、以下のような項目を設けるのがおすすめです。

• 会社名
• 部署
• 役職
• 会社規模
• 名前
• 電話番号
• メールアドレス

上記のような項目のほか、自社で収集しておきたい情報があれば追加します。あまり項目が多すぎると、回答する際に負担が大きくなってしまうため注意が必要です。回答率を下げないためにも、項目を増やしすぎないようにしましょう。

商談につながる見込み顧客は「自社サービス・商品への興味」「ビジネス上の課題」「会社名・部署・役職・会社規模」などから判別します。見込み顧客に対しては積極的なアプローチを行い、商談につなげましょう。

セミナーアンケートのテンプレート

ここでは、セミナーアンケートのテンプレートを紹介します。以下を参考にしながら、セミナーアンケートを作成しましょう。

セミナーにご参加いただきありがとうございました。
    
今後、より皆さまのお役に立てるセミナーを企画させていただければと思います。ぜひご感想をお聞かせください。
    
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本ウェビナーの【満足度】をお聞かせください。
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▢インターネット検索
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今後のセミナーで取り上げてほしいテーマがあればお聞かせください。
    
    
現在、〇〇業務に関して課題に感じていることを教えてください。（いくつでも）
▢〇〇〇〇〇〇
▢〇〇〇〇〇〇
▢〇〇〇〇〇〇
    
当社の「〇〇（製品またはサービス名）」をご存知でしたか。
▢知っていた　
▢知らなかった
    
当社の「〇〇（製品またはサービス名）」に興味はございますか。
▢詳しい説明が聞きたい
▢製品資料が見たい
▢無料デモ体験希望
▢興味がない
▢すでに導入している
▢商談中
▢その他
    
アンケートは以上です。ご協力ありがとうございました。    

セミナーアンケートを実施する際は、個人情報や企業情報を記載するケースが多いため、プライバシーポリシーの明記を忘れないようにしましょう。プライバシーポリシーの明記がない場合、回答が得られない可能性があります。

「商品やサービスに興味がある」「詳しい説明が聞きたい」「資料を見てみたい」などと回答した見込み顧客には、積極的にアポイントを打診しましょう。

セミナーアンケートの回答率を上げる工夫

セミナーアンケートを配布しても、十分な回答が得られない場合があります。回答率をアップさせるためにも、以下で紹介するポイントをしっかり押さえましょう。

ウェビナー中に回答を依頼する

ウェビナーの場合は終了してからではなく、ウェビナー終盤にアンケートの回答を依頼するのがおすすめです。

終了後にアンケートを送っても見てもらえなかったり、面倒に思われて回答が得られない可能性が高いです。またウェビナー終了後に別途メールでアンケートを送るのも、十分な回答が得られにくいでしょう。ウェビナー中に直接依頼されたほうが参加者も「回答しよう」という気持ちになりやすいため、ぜひ終盤にアンケートの時間を設けてみてください。

アンケート回答特典をつける

セミナーアンケートの回答率を上げる方法として、回答特典をつけることも有効な手段です。回答特典があるだけで回答したいと思う参加者も多くなります。

よくある特典としては、「ウェビナー資料プレゼント」や「無料オンライン相談」などが挙げられます。アンケート回答後のサンクスページに資料ダウンロードボタンを設けたり、サービス割引コードを表示したりして、スムーズな導線を作ることも大切です。

答えやすい質問から並べる

アンケートの冒頭が答えにくい質問だと心理的負担を感じやすく、回答率が落ちる可能性があります。そのため答えやすい質問から並べたり、できるだけ選択式の質問にしたりするなど、回答の負担を減らす工夫を行うことも大切です。

無料で使えるアンケート作成ツール

セミナーアンケートは全て自社で作ると大きな負担がかかります。手軽にアンケートを作成したい場合には、アンケート作成ツールを活用しましょう。ここでは、特におすすめしたい無料のツールを3つ紹介します。

Googleフォーム

出典：Googleフォーム

● 操作性の高さと他のGoogleサービスとの連携のしやすさが魅力

Googleフォームは項目数に制限がなく柔軟にカスタマイズができ、さまざまなアンケートを低コストで作成可能なアンケートツールです。

アンケートの集計データはリアルタイムに自動で集計され、Google Sheetで詳細を分析できるなど、活用しやすいのもメリットです。アンケートテンプレートも複数種類用意されています。

一方で、Googleフォームの利用がセキュリティポリシーに抵触する企業は利用できない点がデメリットです。また、基本的にはGoogleフォームで作成したと一目で分かる見た目のアンケートが出来上がるため、場合によっては不向きでしょう。

試しにアンケートを作成してみたいときや、コストを抑えたいときにおすすめのツールです。

formrun

● ビジネス活用に嬉しい機能が満載！アンケート作成以外も活用可能

formrunは25万ユーザーが利用する、ビジネスシーンでの活用におすすめのアンケートツールです。チームでの管理が行えるため、複数人でアンケートを管理する場合にも向いています。

無料で作成できる項目は無制限で、40種類以上のテンプレートを使って簡単にアンケートが作成可能です。コーディングなどの専門知識は必要なく、直感的な操作で誰でも短時間で本格的なアンケートが作れます。

条件分岐設問や重複回答を防ぐ機能も搭載されていることから、効率よく回答を回収できる点も魅力です。他ツールとの連携性やデータ分析、スプレッドシート連携にも優れており、有料版ではCSVデータをダウンロードできます。

SurveyMonkey

出典：SurveyMonkey

●豊富な質問項目とテンプレートが魅力！世界の34万社以上が利用

SurveyMonkeyは、豊富な質問項目とテンプレートが用意されており、世界で34万社以上が利用しているツールです。テンプレートには顧客満足度から市場調査＆マーケティングなど、さまざまなシーンで使えるアンケートがあります。

ただし、無料で作成できる項目は10問までと少なめで、豊富な項目を設置する場合は有料プランに加入する必要があります。プランごとに収集できる回答数や分析機能等が異なります。

セミナー後はアンケートを実施して商談成功率を上げよう

セミナーはリード獲得に有効な手段ですが、セミナーを開催するだけでは効率よく商談に繋げられません。参加者の中から検討度合いの高い見込み顧客を抽出し、商談へとつなげるためにもセミナーアンケートを実施しましょう。

セミナーアンケートによって参加者の情報や意見が収集できれば、セミナーの改善にもつなげられます。ぜひ本記事の内容を参考に、セミナーアンケートの実施を検討し、商談成功率アップを図りましょう。

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