あらゆる買い物がインターネット上で完結する現代、ECでの買い物は我々の暮らしにすっかり定着しました。ECの利用頻度は外出制限のあったコロナ後さらに加速し、Z世代を中心とする若年層においては「月に一回以上ECを利用する」との回答が80%を超えるという調査もあります。

一方でECの弱点である「実物のイメージが湧かない」という問題は、現在に至っても基本的には解消されていません。「実物は見たいが、接客はされたくない」という若年層のニーズに合わせて、「売らないお店」という展示に特化した店舗も登場し、話題になっています。

もし他社に先駆けて「EC上で実物のイメージをつかみ、色違いの組み合わせまで確かめさせる」ことができれば販売を大きく伸ばせるかもしれません。

ECサイト上でサクサクと「試着体験」

2024年1月にリリースされたオンライン着せ替えツール「wearcoord」はこれまでありそうでなかったサービス。モデルが着用した写真ではなく、自分の実際の体形に合わせた着用イメージや色違いの組み合わせ検討がスマホ上でサクサクできるのでECサイト上はもちろん実店舗でも組み合わせ確認で使えます。

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着回しイメージがサクサク膨らむ

買って帰ったら手持ちの服と全然合わずにお蔵入り・・という残念体験は誰しもあり、購入のボトルネックになっています。

wearcoordがあれば検討している服を軸に、トップスやパンツ、シューズや帽子などのアイテムをスワイプするだけでテンポよく切り替えてトータルコーディネートの確認がサクサクでき、イメージもどんどん膨らみます。

単に組み合わせの確認だけでなく、シャツをインしたりボタンを開けたりといった着こなしも調整可能。いくつかのパターンを確認しながら、リアルな着用イメージをさらに深められます。

店頭以上にコーディネート提案ができる

ECにリアリティの制約があるように、店頭にも物理的な制約があります。欠品もあるし、実際のモノを扱う手間が発生するので時間的な制約によって実際に試せるのは数パターンというところでしょう。

wearcoordを使えばスマホの画面上でテンポよくコーディネート確認できるので、手軽に実店舗の何倍ものパターンを見られます。「意外にこれにも合う」という発見の連続が、「欲しい!」という気持ちを膨らませていくのです。

結果的に、接客をする以上にコーディネート提案ができます。店舗でお客さんと一緒に観るのも有効です。

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ガッカリ体験が減少し、返品率が下がる

ECにおいては一定数発生する返品はアパレル事業者はもちろん、購入者にとってもガッカリ体験です。返金されるとはいえ、梱包・返送という物理的な手間もかけてしまうため、決してよいブランド体験とはいえません。

wearcoordがあれば自分の体形や着こなしに合わせたイメージ確認ができるので、届いた時の「ちょっと違う・・」を「思ってた通り!」に変えられます

ECサイト「スタイロラストア」がwearcoordを導入

ミラノで誕生したイタリア起源のブランド「NARACAMICIE」の商品を多数取り扱う『スタイロラストア』が、これまで多数のお客様から「オンライン上でも商品の試着ができたらいいのに」という要望に対する解決策としてwearcoordを導入しました。

サイズ感、着回し・着こなしのイメージ確認やミスマッチの防止などお客様へのユーザービリティ―向上が、タグ1行という手軽さで実現できるという点が導入の決め手になったということです。

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シャツを変えた時の印象を確認

商品ページ下部にあるバナーから試着ページへ遷移。シャツやシューズなど、ワンタップで切り替えながらテンポよくコーディネートを確認できます。

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▶掲載中の「ふんわりフレアパンツ」ページへ

着こなしに合わせたコーディネートを確認

インナーのイン・アウトやジャケットやアウターの前を開ける・開けないなど、それぞれの着こなしのこだわりに合わせたコーディネートも確認が可能です。
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▶掲載中の「ソフトリネンライクツイルロングジャケット」ページへ

体型・サイズ別の見栄えを確認

スリム体型からふくよかまで、自分の実際の体型に合わせた着用感も試着室に行かずに確認できます。
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▶掲載中の「幾何プリントボウタイ半袖ブラウス」ページへ

「買うか買わないか」から「どれを買うか」へ進める。

wearcoordは衣服購入におけるコンバージョンポイントである「試着」をECサイト上で再現することで、自然と購買ステップを一歩前に押し進めることができるサービスです。

スマホをスワイプするだけでサクサクとテンポよくコーディネートを確認しているうちに、知らずと「買うか買わないか」から「どれを買うか」に検討が進んでいるこれまでなかった購買体験(UX)を実現できるツールといえます。

導入は簡単。自社商品をwearcoordに送付し、一括撮影。そのままオンライン着せ替えページにアップされるので、自社ホームページタグを貼り付けるだけで実装は完了します。