私たちの生活に浸透しつつあるAI技術は、様々な分野で日々進化を遂げています。「AIカメラ」の分野では、小売店やイベント会場などで活用できるAIが進化中。来場者の動きや属性を分析し、店舗やイベント運営をスムーズにします。

今回は、進化する「AIカメラ」による来場者分析がどのように活用されているのかを紹介しましょう。

AIカメラなら来場者の分析を効率化できる

「AIカメラ」は従来のカメラが持つ機能に加えて、画像や映像の分析・解析が可能です。画像や映像から車や人、動物など特定の対象物を自動で検出したり、動きや行動パターンを検知することもできます。カメラの特性を活かして様々なデータが取得できるため、来場者の分析に活用されています。

AIカメラを活用した主な来場者分析には、「来店者数」や「属性情報」の取得などが挙げられるでしょう。どの時間帯にどれだけの人が来店したのかだけでなく、来店者の性別や年齢層など、従来であれば人が目視でカウントしていたところを、AIカメラが自動で解析しデータ化してくれます。

人の流れだけでなく商品棚のモニタリングができるAIカメラも

実際に、小売店ではAIカメラが既に活用され始めているよう。Vieureka株式会社の「Vieureka AIカメラ」というサービスは、POSレジの販売データだけではわからない、購買に至るまでの来店者の動向人の流れ商品の陳列状況をデータ化します。2023年には、スマホからの画角調整などが可能になった「Speedy Kit」という最新機種も登場しました。

来客分析

出典:来客分析サービス | Vieureka株式会社(ビューレカ)

同サービスでは、店舗における「来店者数」や「顧客の属性情報」、さらに「商品棚の陳列状況の変化」をカメラ内の画像解析アプリによって観測。

例えば、店舗内のどの売場をどれだけの人が通過したのかをグラフィカルに可視化することで、顧客がどの売場に関心を多く寄せたのかがひと目でわかるようになっています。

それだけでなく、「人流モニタリング」で来店客のリアルな動きを視覚化することも可能。陳列棚や導線レイアウト計画に活用できます。

商品棚モニタリング
出典:来客分析サービス | Vieureka株式会社(ビューレカ)

商品棚モニタリング」では、1時間ごとに商品棚の画像を取得。1時間前との差分画像を表示したり、ヒートマップで確認できるため商品の動きを直感的に把握できます。売場の状況把握が容易になるだけでなく、品出しの効率化にもつながり現場作業が楽に。

「AIカメラ」の活用で気になるのは、来店者のプライバシーではないでしょうか。「Vieureka」は取得した映像をカメラ内で画像解析。画像はAIカメラ内で破棄するので、プライバシーを侵害する心配はありません。「商品棚モニタリング」の際も、画像処理によって人物を消去した画像を作成します。