採用担当に聞く 急成長企業Styler社の人材採用とは
ボトムアップで心理的安全性を重要視
ferret:
この会社のカルチャーのいい面や悪い面はどのような点でしょうか
埴岡 氏:
カルチャーは超ボトムアップです。代表の小関がもちろん事業の帳尻合わせはしますが、それまでは基本的に現場に任せてくれています。僕も最初メディアディレクターとして入社して基本自由に動かせてもらってます。
あとは、お互いを責め合うカルチャーがないところが良い点ではないでしょうか。仕事上のミスがあったとしても、皆が冷静に「なぜ起きたのか」という仕組みの話から入るので、個人を攻めることがありません。
ferret:
そういうときでもちゃんと責めずに一緒にやっていく、ということになるんですね。パフォーマンスの最大化というところになってくると思います。
渡邉 氏:
それはすごくあります。先ほどの「責めずに」というところも、「心理的安全性」という言葉を私も使うようにはしているんですが、非常に大事だと思っています。「自分はここにいていい」と心から思い、人間関係の悩みは一切なしに仕事に集中できる、という環境づくりが事業を推進していく上で重要ですね。
外国人に合う意識と組織の形
ferret:
そのように、人に当たらず、コトに当たる時に意識していることはありますか。
渡邉 氏:
現場のマネージャーが人に向かうところからいかに事業に向かわせるか、というところを上手くコントロールできているんじゃないかなと思います。
埴岡 氏:
方法として結構力技なんですが、マネージャーが何も言わずにひたすら働く、みたいな見せ方をしています。
ferret:
姿勢のほうで見せていくんですね。外国人の方で御社にマッチする方が来るというのは、そういう姿勢にも上手く合ってきている、ということでしょうか。
渡邉 氏:
合っていると思います。あと、皆「どうしたらよくなるか」ということをフランクに意見したがるので、会社としてルールを作ったり、号令をかける前に、入り口で、そういったカルチャーにあっている人や思想を持っている人をいかに集めるか、という点が重要です。
埴岡 氏:
外国の文化って文句を言う前にやるかやらないかをディスカッションするのです。その結果、「とりあえずやってみよう」となることが弊社では多いですね。小関が一番その姿勢を示してくれています。
渡邉 氏:
例えば小関が話す英語は、ジャパニーズイングリッシュです。それでも全く恥じることなく、大きな声で英語を社内で話すので、社員は自然と「これでいいんだ」「きちんと通じるんだ」と思えるのです。
「これでいいんだよ」というのを率先して見せていますね。
外国人は事業推進でバランスを取るためにも必要
渡邉 氏:
事業を推進していく上で、100%のクオリティを出すよりも、30%程度のクオリティが出て入ればスピード重視で進めることが重要な局面もあります。先にも述べたように、海外の方は「コミュニケーションによって課題を早く解決したい」という思考が強いため、スピード感を持って事業を推進したいスタートアップのカルチャーでの貢献度が高いと思っています。
外国籍の方が増えるというのは、多様性といった側面だけでなく、事業を推進する上でもメリットが大きいですね。
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