トイレでマーケティング?狙ったターゲットに確実にリーチできる「トイレ広告」
近年、注目を集めている「トイレ広告」。情報量が少ない個室トイレでは壁に貼られているポスターやサイネージについつい目が向くため、他の場所に設置されたメディアに比べて、より高い効果が期待できます。今回は、進化を続けるトイレ広告について紹介していきましょう。
目次
従来の広告よりもトイレ広告の効果が大きい理由
トイレ広告の最も大きな特徴は、これまでの一般広告では難しかった性別セグメントをほぼ確実に実現できるという点。その上、トイレが設置されている施設によって利用者層を選定できるため、より詳細なターゲットへのリーチが可能となります。
しかも、トイレはプライベート空間。他人の目が気にならないので、広告に掲載されたQRコードからWebへの誘導もしやすく、興味関心度が高い状態で閲覧するためページ滞在時間を伸ばすことができます。
トイレ広告でシェアを伸ばしている「アンベール」は、トイレ内に広告を配信できるデジタルサイネージメディア。2020年末から本格展開を開始し、2023年末の設置箇所数は10000箇所を突破しています。
出典:トイレ広告メディア「アンベール」、設置箇所10,000箇所突破
同サービスを運営する株式会社バカンが行った実証実験によると、トイレ内に設置した広告の認知度は約95%。配信したコンテンツの理解度も約70%と、高い数値が確認できました。視覚的な集中を妨げるノイズが少ないトイレならではの効果が顕著に現れています。
大正製薬株式会社でも、2023年より「アンベール」を活用。健康の維持・増進に関する情報を発信しているオウンドメディア「大正健康ナビ」のコンテンツをトイレ広告として配信しています。日常生活の中では見過ごされがちですが、多くの人は“トイレにいるからこそ”健康の悩みを強く意識してしまうそう。
トイレという最適なタッチポイント(顧客接点)を選ぶことにより、「過敏性腸症候群とは?」「悩んでいる女性は意外と多い。おなかのハリを解決!」などの健康に関するコンテンツを、より効率的に配信できるようになりました。
出典:トイレ広告メディア「アンベール」、設置箇所10,000箇所突破
トップシェアのトイレ広告の最終目的は「混雑改善」だった
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