3.情報を出し惜しみしない

3つ目のポイントは、「ギブギブギブ&テイクの法則」です。

情報や知識は、自分で持っているだけではあまり価値がありません。それを誰かに伝え役立たせてもらえたり、社会に何かしらの変化をもたらせたりした時、価値が最大化すると考えています。

また、フォロワーから積極的なアクションが欲しいなら、まずはこちらから与える姿勢が重要です。特にスタートアップの場合は、手間や時間をかけすぎるくらい徹底して初めて、ユーザーの目に留めてもらえるという認識でいるべきでしょう。

また情報を発信する際には、「安定」と「刺激」のバランスも意識してください。「安定」とは、あなたのアカウントの代名詞とも言える定番化された情報。「刺激」とはその定番情報のスパイスとなる新しい情報や見せ方を意味します。

慣れてくると、ついつい投稿もマンネリ化したり手を抜いてしまいたくなるところです。そんな時こそ、安定と刺激の波を自ら意識的に作ってみてください。フォロワーにとって新鮮で飽きさせない存在となり、継続的なフォロワーの獲得につながることでしょう。

4.意見を求め連帯感を深める

最後の4つ目のポイントは、「連帯感の強化」です。

弊社では、ストーリー機能をフル活用しています。例えば、とある企業とタイアップイベントの打ち合わせを行う際、「どんなイベント内容がいいか」とアイデアを求められることが多いでしょう。そのような場合、ついついこれまでの実績や感覚値などから提案しがちです。しかし弊社では、可能な限りの情報を開示した上で、ストーリー機能を使ってニーズをヒアリングしたり意見を募ったりします。

「○○のイベントを検討しているが興味があるか?」「どんなコンテンツなら参加したいか?」などを積極的に投げかけ、実際に参加するお客様となり得るフォロワーの生の声をできる限りたくさん集めるようにします。もちろん、頂いた意見には感謝の意を伝えつつ、クライアント側にその意見を伝えた旨を報告する時もあります。

この方法は、自社のサービス内容をブラッシュアップしたり、クライアントとの契約を成功させるためのあと一押しの説得材料としても有効です。さらに、フォロワーとの間に、一緒に会社を育てているような連帯感が自然と生まれていきます。新しいサービスをローンチした時も、そのサービス作りに自分たちの声が反映されているとしたら、ユーザーはより一層愛着を感じ、成長の柱となって応援してくれます。

特にtoC向けのサービスを提供している企業は、この方法を一度は試してみていただきたいです。

エンゲージメント向上のコツはリアルに置き換えて考えること

SNSを介したコミュニケーションといえど、画面の先にいるのはリアルと同じ生身の人です。リアルの場でも、自分の思いや考えだけを一方的に話していたら相手はどう感じるでしょうか。

SNSでエンゲージメントを上げるためには、リアルに置き換えると、やるべきことがわかりやすくみえてきます。

ぜひ今回紹介した内容を参考に実践してみてください。