スマートフォンとSNSの普及により「インフルエンサー」と呼ばれる影響力を持つ人々が登場しました。これを活用して、インフルエンサーマーケティングを行なっている企業も増えています。

また最近はインフルエンサーの中でも、都心部ではなく地域に特化した「ローカルインフルエンサー」も登場し、注目を集めている人がいるのをご存知でしょうか?

地域特化型のインフルエンサーを活用することで、地域に根ざした事業の集客成果に期待できるのです。

今回は、ローカルインフルエンサーの可能性について紹介します。

インフルエンサーマーケティングについて

TwitterやInstagram上で数万、数十万ものフォロワーを持つ人が出てきました。

そういった人々の発信は多くのフォロワーに届き、フォロワーの行動にも大きな影響を持つようになっています。例えば、SNSで「こんな服を買った」と投稿すれば、何人かのフォロワーが同じ服を買いに行くことだってあるのです。

SNSで影響力のある人は「インフルエンサー」と呼ばれ、企業側のマーケティングでも起用されることが増えています。

参考:
【インフルエンサーとは?】基礎から学ぶインフルエンサーマーケティング手法

「ローカルインフルエンサー」とは

インフルエンサーマーケティングの新しい形として「ローカルインフルエンサー」が注目され始めています。

ローカルインフルエンサーとは、「ローカル」の名のとおり都心部ではなく地方に住んでいるインフルエンサーのことを指します。都市部で目新しいものや流行り物を紹介することの多いインフルエンサーに対し、ローカルインフルエンサーは住んでいる地域ならではの情報を発信することが多いという特徴があります。

ローカルインフルエンサーは旅行・観光事業と相性が良い

ローカルインフルエンサーは、従来のインフルエンサーと比較して、どのような違いがあるのでしょうか。

ローカルインフルエンサーの持つ大きなメリットとして、旅行・環境事業との相性の良さが挙げられます。

ローカルインフルエンサーは自分の住む地域の特色をよく知っています。旅行・観光事業の企業であれば、その地域について知識のない有名インフルエンサーを起用するよりも、地域に詳しいローカルインフルエンサーに依頼する方がその地域だからこそできるPRをしてもらえる可能性が高いでしょう。

いかにも「宣伝」としてPRするのではなく、普段から発信している地域の情報を自然な流れでPRできるのはローカルインフルエンサーならではの強みだと言えます。

ローカルインフルエンサーを起用した事例

ローカルインフルエンサーを起用して、集客・観光誘致した事例を紹介します。

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引用:佐久島暮らし旅暮らし/あおはなブログさん(@aohana_blog)

愛知県の離島、佐久島で暮らし、カフェを経営しながら佐久島の良さをPRする「あおはな」さんの事例です。Instagramでは旅の良さや佐久島の注目ポイント、さらに人気のカフェメニューなどが紹介されています。

そんなあおはなさんの経営するカフェ「サクカフェaohana」が、中京テレビの「キャッチ!」で特集が組まれ、取り上げられました。

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中京テレビ、キャッチさんにて先週特集組んで頂いたかき氷、 数量限定ですが、この土日は数量増やしてお待ちしております^ ^ ーーーーーーーーーーーーーー 幻の古民家カフェ虹工房 改め 【サクカフェaohana】は、 本日6/9土曜日10:00-17:00の営業です! ・ ※1330-1430と1600-1700が良く混みます。 午前中〜13時は割と空いてて、ランチも早めの提供が可能です。 ーーーーーーーー #佐久島#佐久島アート#佐久島カフェ#イーストハウス#おひるねハウス#名古屋観光#愛知カフェ#カフェ#カフェ巡り#名古屋旅行#カフェ好きな人と繋がりたい#ファインダー越しの私の世界#カフェスタグラム#インスタ映え#お洒落さんと繋がりたい#サクカフェ#aohana#サクカフェaohana#旅#旅人#世界一周#幻#かき氷#カキ氷#かき氷#西尾#西尾市#西尾カフェ#世界一周#にしおじかん

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その特集が観光誘致となり、来店が増えたことから土日はテレビで紹介されたカフェメニューを数量増やして対応するほど。

今回の事例の場合、Instagramのフォロワー数だけでみると、いわゆる「インフルエンサー」としてフォロワーがとても多い訳ではありません。しかし、その地域についてずっと発信し続けている人が、その地域ならではの情報を詳しく発信することで、様々な人の目にとまり集客に繋がった事例だと言えるでしょう。