近年注目が集まっているインフルエンサーマーケティング。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

きっとマーケティング担当者なら一度は耳にしたことがある言葉ですが、実は聞いたことはあっても「インフルエンサー」「インフルエンサーマーケティング」が何なのか詳しくはしらないという方も多いのではないでしょうか。

ちなみに、インフルエンサーとは、影響・効果・勢力の意味で、社会に対して大きな影響力を持つ人物のことを指し、ネット上ではSNSなどを通じてほかの消費者の購買行動に大きな影響力を持つキーパーソンのことを指します。そして、インフルエンサーマーケティングとは、ソーシャルメディア上で影響力のある人に企業の商品やサービスを紹介してもらうことで販促やイメージアップに繋げると言った手法です。

参考:
インフルエンサー【Influencer】|ferret マーケティング用語辞典
事例を知ってインフルエンサーマーケティングを理解しよう|ferret
インスタグラマーにインタビュー!MAU7億人のインスタグラムでインフルエンサーを起用したPR施策を実施する際に注意すべきポイントとは?|ferret
  
現在、様々な企業が広告キャンペーンや商品PRにインフルエンサーを起用しています。
そこで今回は、今大注目の「インフルエンサーマーケティング」について詳しくご紹介します。

マーケティング担当者なら必ず押さえておきたい手法ですので、これから取り入れてみたい方はもちろん、詳しく知りたい方はぜひ目をとおしてみてください。
  

今さら聞けない!インフルエンサーとは何か

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冒頭でも少し触れましたが、インフルエンサー(Influencer)とは、世間に影響力のある人・物のことで「影響」「感化」という意味を持つ「Influence」が語源となっていて、SNSやブログ、動画サイトなどでほかのユーザーに大きな影響を与える人のことを指します。

具体例としては、有名人、特定分野の専門家、積極的に情報発信を行う個人、人気ブロガーなどがインフルエンサーに当てはまります。
  

インフルエンサーを効果的に活用したマーケティング手法

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インフルエンサーマーケティング(Influencer Marketing)は、端的にいえば、先にご紹介した「インフルエンサー(Influencer)」を活用するマーケティング手法です。わかりやすくいうと代表的な例としては、ブランドのコンテンツ・商品をインフルエンサーに実際に試してもらい、その過程をSNSなどで宣伝してもらうというのが一般的な活用方法です。
  

なぜインフルエンサーマーケティングが今注目されているのか

ここからが本題になります。それでは、なぜ「インフルエンサーマーケティング」が今注目を集めているのでしょうか。

理由として、以下のような点を挙げることができます。
  

1. 広告を見ていないユーザー

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http://www.ashinari.com/2012/12/24-374416.php

広告を見たくないユーザーだけではなく、広告を見ないという選択をしているユーザーも中にはいます。せっかく広告を出稿しても、広告をブロックされてしまっては表示することすらできません。コンテンツに興味があるユーザーにとっては、広告は邪魔だと感じてしまうのも仕方ないことでしょう。

これに対して、インフルエンサーを活用している場合、ユーザーはインフルエンサーの発信に関心がありフォローしていますので、情報をしっかりと届けることができます。
  

2. 共感を生みやすい

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http://www.ashinari.com/2010/10/29-037008.php?category=317

商品に共感してもらう方法としては、何らかのインセンティブを用意して口コミしてもらったり、シェアしてもらいやすいコンテンツを提供する方法が考えられます。しかし「口コミしてね」というような形で投稿してもらう口コミは、適当なコメントを付けて投稿するユーザーも少なくありません。また、シェアしてもらいやすいコンテンツを考えることも簡単なことではないでしょう。

インフルエンサーを起用し共感できる投稿を提供した場合には、自然な口コミが発生し、共感を生みやすくなります。ユーザーに共感してもらう投稿を求めている場合には、インフルエンサーの活用が有効でしょう。
  

3. 購買につながりやすい

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http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201605110520/

インフルエンサーを起用することで、企業・ブランドをユーザーに認知してもらえるだけではなく、そのまま購入にもつながりやすくなります。

株式会社トレンダーズが実施した「女性のSNS利用と消費行動に関する調査」(※1)によると「SNSの投稿を見て、インターネットで商品を購入したことはありますか?」という質問に対し、インフルエンサー型で63.2%、フォロワー型で46.1%が「購入したことがある」と回答しています。インフルエンサー型の場合、約3割が「日常的に購入している」または「時々購入している」と回答しました。

また「どのような投稿を見たときに、その商品を『欲しい』と思いますか?」という質問では「内容に共感した投稿」(インフルエンサー型:54.4%/フォロワー型:45.9%)が最も多いという結果が出ています。この調査により、インフルエンサーのSNS投稿が購買行動を掻き立てていることがわかります。

参考:
※1 株式会社トレンダーズ「女性のSNS利用と消費行動に関する調査」
  

4. 検索手段が増えた

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http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201605110520/

何かを調べたいという時に使う検索方法の定番といえば「Google」ですが、最近では検索手段としてそのほかの方法を利用するというユーザーも増えています。

トレンダーズ株式会社が実施した「「女性のSNS利用と消費行動に関する調査」(※1)に関する調査によると、知らないことを調べる時には「Google」(インフルエンサー型:77.7%/フォロワー型:80.4%)「Yahoo!」(インフルエンサー型:68.5%/フォロワー型:62.0%)が多いという結果になりました。

しかし、トレンド情報の検索では「Google」「Yahoo!」は4割未満で、「Twitter」(インフルエンサー型:33.5%、フォロワー型:22.5%)「インスタグラム」(インフルエンサー型:33.9%、フォロワー型:17.8%)が「Google」「Yahoo!」と同程度活用が広まっていることがわかります。

参考:
※1 株式会社トレンダーズ「女性のSNS利用と消費行動に関する調査」
  

5.クリエイターとしての側面があること

インフルエンサーが多くの人から注目を集めるのは、単に日常を配信しているからではありません。例えば、こちらはアメリカの人気ビデオブロガーであるCasey Neistat氏です。オシャレな映像センスが高い評価を得ています。投稿する内容を工夫したり、上手く編集することで、ユーザー・フォロワーが求めるコンテンツを作り心を掴んでいます。

こうしたことから、インフルエンサーはクリエイターとしての側面があるといえるでしょう。インフルエンサーを起用することで、広告としてではなく、作品としてコンテンツを配信することができます。
  

6.特定ジャンルにアプローチできる

りかりこ.png
https://twitter.com/exrikariko?lang=ja

幅広いジャンルをターゲットとした広告とは異なり、インフルエンサーマーケティングでは特定ジャンルのターゲットにアプローチすることができます。これまでの広告ではアプローチが難しかった層にも、インフルエンサーを活用することで情報発信することができるようになります。

ここで注意したいのが、フォロワーの数だけで起用するインフルエンサーを決めてしまわないことです。商品・ブランドのターゲットに合っているかどうか、相性がいいかを検討する必要があります。

画像の女性2人は、若年層に人気のある双子モデルりかりこさんです。フォロワー数は161,695人(2017年7月11日時点)と大変人気のある方ですが、たとえフォロワー数が多くともPRしたい自社商品との相性が悪ければ拡散されない可能性が高くなります。自社商品のインフルエンサーには誰が適しているのかをじっくりと考えて起用しなければいけません。
  

7. 芸能人との違い

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https://www.instagram.com/keiyamazaki/

インフルエンサーを起用する際には、芸能人との違いについても考えなければいけません。インフルエンサーは有名な人だから芸能人を起用すればいい、と考えているかもしれませんが、芸能人であってもコミュニティにとって大きな影響を持つ人物でなければインフルエンサーとはいえないでしょう。

また、インフルエンサーは芸能人と違い誰もが知っている人物ではない可能性がありますが、特定のジャンルにおいては芸能人よりもインフルエンサーの方が影響力を持つことが多々あります。

Kei Yamazakiさんは、オシャレな朝食メニューを中心に投稿しているエディトリアル&グラフィックデザイナーです。フォロワー数は58万6千人(2017年7月11日時点)で、『TODAY‘S BREAKFAST』(主婦の友社)、ZINE「I MAKE BREAKFAST」などの著書も発売しています。食品系のインフルエンサーとしては、注目の1人といえます。

例えば食品系のプロモーションをする場合、食品ジャンルに特化しているインフルエンサーを起用すると効果的なプロモーションになることが予想できます。
  

まとめ

以上、今回はインフルエンサーマーケティング手法についてご紹介しました。いかがだったでしょうか。

今よく耳にする「インフルエンサー」とは何か、なぜ「インフルエンサーマーケティング」に注目が集まっているのかおわかりいただけたのではないでしょうか。

Webマーケティング分野はとにかくスピードが早く、常に新たなトレンドに移り変わっています。「インフルエンサーマーケティング」が注目を集めているこのタイミングで、ぜひ自社のマーケティングにも取り入れてみてください。