ポイント2 記事パターンが固定化していないか

いつもインタビューばかり、ニュース記事ばかりになっていませんか? 誰に、何を、どのように伝え、どんな行動に結び付けたいか、記事の目的によって企画を選択すると、読み手に伝わりやすく記憶にも残りやすい記事になります。

いろんなジャンルの記事を作ってみる

記事を1つ作るにしても、インタビュー、レポート、解説記事、ニュース、商品紹介など複数ジャンルがあります。さらにインタビューでも対談なのか、座談会なのか、インタビュアーが記事に登場するかしないかによって、印象は大きく変わります。記事で伝えたいゴールに一番適したジャンルは何か意識して企画を作ってみましょう。

登場人物を変えてみる

少人数の編集部では、あまり工数を割けないためスケジュールなど調整がしやすい自社の社員だけで記事を作成する場合が多いです。社員を出すことで会社のことを知ってもらいやすいメリットはありますが、客観的な視点が入りにくいという懸念もあります。
インタビューの場合、他社や協力会社の方と自社社員の対談にしたり、自社商品を社外の方に評論してもらうと、客観的な視点が入るので記事の信頼性も高まります。

ポイント3 メディア全体を俯瞰してみる

上述したポイントでもお伝えしていますが、1記事1記事ではわからない傾向の偏りはメディア全体を俯瞰することで見えてきます。

全ての記事が重たすぎないか

記事の“重さ”には大きく「文字量」と「内容」の2つがあります。

それぞれのオウンドメディアにもよりますが、一般的には朝夕の通勤時間、お昼休憩の合間に読者が多く来訪します。限られた時間だからこそ、記事の文字量はできるだけコンパクトに3000字程度でまとめる方が、読者離脱を防ぐにも効果的です。
またこれまで書いた記事を読み返すと、余計な単語や接続詞が入っている場合もあります。余計なテキストは極力削除したりほかの言い回しに変えると、すっきりと読みやすい記事になります。

ーーー例ーーー
「ということ」⇒「こと」
「~することができる」⇒「~できる」
「~なこと」「~のため」⇒削除しても通じる場合がある
ーーーーーーー

一方、すべての記事をコンパクトにまとめるのは難しい場合もあります。その場合は、数記事に1つ、ライトに読める記事を差し込むのも有効です。インタビュー記事の合間に商品紹介やニュース記事、ユーモアのある企画記事など軽い内容を入れることで、時間がない読者や重たい内容を好まない読者の獲得にもつながります。

サムネ画像が全部似ている

インタビュー記事のアイキャッチ画像は、カメラ目線の取材対象者を入れることが多いのではないでしょうか。同じ構図ばかりでは記事の印象が弱まり、そもそも記事を選んでもらえない可能性もあります。目線を外したり、場所を変える、時には人を出さないアイキャッチも検討してみましょう。

複数カテゴリがある場合は全体のバランスも考慮して

複数カテゴリがあるにも関わらず、記事が1つのカテゴリに偏っていませんか。インタビューばかり、ニュースばかりになっている場合は、意識して他カテゴリの記事を作成してみましょう。

まとめ

多くの企業でオウンドメディアが取り入れられる中、読者を逃がさない工夫としてメディア全体のマンネリを解消するのも手です。これらのポイントを意識することで、メディア全体のバランスやメリハリがつくだけでなく、企画の幅が広がるのでコンテンツも作りやすくなります。

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