国内月間アクティブアカウント数が3,300万を突破したInstagram。そのInstagramは6月4日(米国時間)、「ブランドコンテンツ広告」の提供を開始したことを発表しました。このブランドコンテンツ広告により、企業はクリエイター(インフルエンサー及びパブリッシャー)の通常の投稿を広告配信するできるようになります。

参考:
Instagram、ブランドコンテンツ広告の提供開始を発表

ブランドコンテンツ広告とは

ブランドコンテンツ広告はクリエイターのアカウントから配信されます。その投稿が広告であることがわかるよう、アカウント名の下に「広告(英語ではSponsored)」と表示され、さらに、ユーザーがクリエイターと企業の協業関係にあることを簡単に理解できるよう、キャプション欄の冒頭に「XXX(ブランド名)とのタイアップ投稿」と明記されます。これによってユーザーは広告であるか、クリエイターのオーガニックな投稿であるかを判断できます。

ブランドコンテンツ広告の特徴は以下のとおりです。

・クリエイター(インフルエンサーなど)投稿を広告配信
・クリエイター投稿の効果測定の確認
・自社アカウントやクリエイターのフォロワー以外へのリーチ

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引用:
Instagram、ブランドコンテンツ広告の提供開始を発表

そもそもブランドコンテンツとは?

ブランドコンテンツとは、クリエイターと企業の間に報酬の授受が存在する投稿のことです。Instagramは「ブランドコンテンツ」という名称で、企業の名称が分かりやすく表示される仕組みを導入してきました。その後も企業とクリエイターの双方にとって最適な広告ツールの提供に向けて開発を進められ、中でも企業から最も大きな要望として挙げられていたのが、ブランドコンテンツ投稿の広告配信でした。

ブランドコンテンツ広告のメリット

ブランドコンテンツを利用することにより、企業側は自社のブランドストーリーをクリエイターの声を通して発信することができます。それによって新規顧客にリーチしたり、投稿の効果測定をすることができます。

また、Instagramだけで広告配信の設定を終わらせるのではなく、Facebookの広告プラットフォーム内のツールを活用できます。これにより自社のアカウントや協業しているクリエイターのアカウントをフォローしている人々以外のターゲット層にもリーチできます。つまり、第三者配信が可能になり、クリエイターのフォロワー以外にも広告を配信できるようになります。

ブランドコンテンツ広告の設定方法

ブランドコンテンツ広告を配信するには、以下の設定が必要となります。

・クリエイターが、ビジネスパートナーが自身のブランドコンテンツ広告として宣伝できるよう設定
・クリエイターが設定を完了すると、広告マネージャの[既存の投稿]内に、クリエイターによるブランドコンテンツが表示される
・企業はその中から使用したい投稿を選択し、フィード広告として配信

現在、ブランドコンテンツ広告は一部のビジネスを対象に提供が開始されており、今後数週間以内にすべての広告主がブランドコンテンツ広告が利用可能になる予定です。さらに、今後数カ月以内にInstagram ストーリーズ内でもブランドコンテンツ広告が利用可能になる予定です。