Instagram（インスタグラム）のストーリーズ広告のメリットとは？特徴や活用事例を紹介

日常的にSNSを利用している人が増えてきた現代で、強い影響力を持っているのがInstagram。Instagramを使って情報収集をする人もいるほど、人々の生活に強く根付いているSNSとなっています。そこで企業はInstagramに広告を打ち出し始めました。多くの人が目にするチャンスがあるので、上手く活用すれば大きな効果を得られるでしょう。

Instagram動画広告完全ガイド

ストーリーズ配信とフィード配信はどうちがう？などInstagram広告のポイントをまとめました。

タイムラインに流れてくるフィード広告や、ストーリーズを利用した広告など様々な形式が利用されています。今回はその中からストーリーズ広告に注目し、メリットや活用事例について見ていきましょう。

Instagramストーリーズの3つの特徴

まずはストーリーズ広告を使う前に、今一度ストーリーズ機能の特徴を振り返っていきます。特性を知っていくことで、利用する際にどのような切り口で打ち出していけばいいのかが見えてくるはずです。

全画面で動画や画像を発信

ストーリーズは全画面表示が可能であることが特徴として挙げられます。画像や動画を大きく表示できることから、通常の投稿よりも、情報量を増やした発信が可能なのです。画面全体を大きく使ったクリエイティブな投稿も楽しまれています。

投稿がノンストップで流れていく

ストーリーズはフォローしているユーザーの投稿がシームレスに流れていきます。そのため1人の投稿を見終わったら自然な流れで違うユーザーの投稿を閲覧可能です。1タップで次の投稿に進めるので、フィード投稿よりも閲覧のハードルも低くなっています。

気軽な投稿が可能

ストーリーズは24時間限定で表示される機能です。フィード投稿とは違って、今感じたことをすぐに発信する場所として利用されています。

「映え」を意識した投稿がInstagramの特徴としても挙げられますが、写真投稿にハードルを感じる人も少なくありません。投稿を残すことを前提としていないストーリーズは参加もしやすいため、閲覧する人の数も多くなることが考えられます。

ストーリーズ広告の種類とフィード広告との違い

ストーリーズ広告には大きく分けて2つの種類があります。ストーリーズならではの広告の形が可能となっているので、状況に応じて使い分けていきましょう。フィード広告との違いについても解説していきます。

画像・動画広告

まずは画像・動画広告についてです。全画面に画像や動画を表示して流れる広告を意味し、サービスや商品についての訴求力があるものを投下していきます。画面全体を上手に活用してクリエイティブかつ商品の購買にも結びつけられる広告形式です。

カルーセル広告

カルーセル投稿は、先ほど紹介した画像・動画投稿を活用した広告を応用したものとなっています。10件までの動画や画像を一連の広告として打つことが可能なため、伝えたいメッセージを伝えるための世界観を構築できる方法です。

フィード広告との違い

Instagramで利用されている広告としては、フィード広告もあります。ストーリーズ広告とフィード広告の大きな違いは、全画面表示と投稿の閲覧方法です。フィード広告は基本的にアスペクト比4:5のサイズとテキストがメインになります。ストーリーズの方が画面を大きく活用可能です。

また閲覧方法に関しても、ストーリーズ広告が自動的に流れていくのに対し、フィード広告はスクロールをして投稿を閲覧することになります。ビジュアルで攻めるのがストーリーズ広告、投稿に注目したユーザーにテキストを交えて訴求していくのがフィード広告といえるでしょう。

ストーリーズ広告の配信方法

ではストーリーズ広告を配信するためにはどうすればよいのでしょうか。広告を作成するまでの過程について、仕様についても確認しながら見ていきましょう。

広告の目的や配置場所を設定

Instagram広告には、何を目的として広告を打つのかを設定する項目があります。商品ページへの誘導や、動画の再生数アップなどといった目的に応じて選択をしましょう。目的を選択したあとは、「配置」という項目をストーリーズに設定することで表示するための準備が整います。

設定が完了すればあとはどのようなコンテンツを広告として設定するかになります。広告の目的が明確になっていればおのずと答えが見えてくるでしょう。状況に最も適したコンテンツと戦略を練ってみてください。

参考：Instagramストーリーズ

画像サイズや容量に注意して設定

Instagramストーリーズ広告は投稿の際に注意すべきことも。ストーリーズは全画面を使えることから、縦画面に適したものを使用することが重要です。特にアスペクト比が2:3のものは全体が表示されないため、注意しましょう。

参考：広告マネージャの各配置が対応しているアスペクト比

その他にも動画や画像の容量にも注意が必要です。画像は30MB以下、動画は4GB以下の制約があるため、凝った演出を意識するがあまり大容量になりすぎないようにしましょう。また動画やテキスト内のテキストの割合が20％以下である必要があるので、あくまで動画と画像で戦わなければなりません。
参考：インスタ広告の種類は4つ！特徴と種類別成功事例を紹介！

広告を実際に作成する

画像や動画の設定・目的などが確定したら、あとは広告を作成するだけです。1つの画像で勝負するのか、カルーセル広告として打ち出すのか、状況に応じて選択を行いましょう。一度広告を打ったものは、どう結果に結びついたかどうかも重要となります。1つのやり方に固執することなく、柔軟に様々な方法を試してみましょう。

参考：運用者必見！Instagramストーリー広告の出稿方法と成功事例

ストーリーズに広告を打つメリット

ではストーリーズ広告を利用するメリットを見ていきます。ストーリーズにはストーリーズでしか表現できないものが存在します。上手に使うためにメリットを押さえておきましょう。

フィード広告よりも大きな画面が使える

ストーリーズ広告ではフィード広告に比べて大画面での広告表示が可能です。広告においての情報量は、ユーザーの興味を引くために重要な要素となります。より大画面を活用できるストーリーズ広告では、幅広い表現が可能なのです。

例えば縦画面を活かして、サイネージ広告のように画面を分割して動画と画像を組み合わせるパターンなど。よりクリエイティブな形での広告を設計ができるため、閲覧者の興味を引くための工夫も盛り込みやすい枠組みとなっています。

ストーリーズの流れで広告感を薄められる

ストーリーズは自然にユーザーの投稿が切り替わります。これを有効に活用することによって、広告を違和感なく表示できるのも、ストーリーズ広告のメリットとなっています。Instagramに限らずYouTubeなどでも、広告はスキップすることが通例です。広告感のある広告は逆効果となってしまうのです。

そこでストーリーズ広告は有効な手段として機能します。自然な流れでユーザーに届くこと。素敵なデザインの投稿でユーザーの心をつかむなど、広告感を意識させない広告から結果的に購買に結びつけることもできるのです。

閲覧者に行動を促せる

広告感のない投稿を打ち出すことから、ユーザーからの拒絶を避けることができるストーリーズ広告。投稿上に表示されたボタンからLPなどの誘導も可能となっているので、興味を持ったユーザーをInstagramだけにとどまらせない設計もなされているのです。

YouTubeなどのチャンネル登録者・再生数を増やしたい企業や、自社サイト上で商品を販売している企業もサイトに誘導することで、成約率を上げることにつながるでしょう。Instagramのストーリーズ広告を利用して、業績アップに結び付けてください。

ストーリーズ広告の事例紹介

ストーリーズ広告について紹介してきましたが、実際に企業がおこなっている活用事例について紹介します。企業ごとでプロモーションのやり方は異なりますが、製品や企業のブランディングにおいて効果を出しているところばかりです。ぜひ参考にしてみてください。

日本航空

日本の航空会社として知られている「日本航空」もストーリーズ広告を利用しています。アスリートを起用したコンテンツを打ち出すことで、ユーモアを交えた方針で広告の作成をしています。Instagramで好まれる、遊び心がある投稿が意識されているのです。

また縦画面で表示されることを意識して、見た人を楽しませることに注力しています。結果として他の広告媒体を利用するよりもよい結果を得られていることから、日本航空の活用方法はストーリーズ広告が持つ可能性を引き出しているといえます。

参考：Instagram Business Furla

FURLA

世界的なファッションブランドとして知られる「FURLA」では、グローバル展開をする中でInstagramが活用されました。実際にターゲットとしていた日本の若者に向けたコンテンツを発信。ブランドのバッグなどを身に付けている人の日常をストーリーズで流すことで購買意欲を駆り立てました。

画面下部に表示されているボタンからサイトに飛ぶことができ、そこからさらに気になったユーザーはブランドについて深く知ることができます。ストーリーズを効果的なブランディング戦略として活用しているのがFURLAです。

参考：Instagram Business Furla

StyleShare

美容やファッションについての発信を行っている「StyleShare」。Instagramを利用し、広告での費用対効果を27%向上させた実績があります。活用方法としてはパートナーブランドの販促として、ブランドの洋服を用いたスタイリングを投稿として表示するというもの。

個性あふれるスタイルをファッションクリエイターと連携して打ち出し、見た人はすぐに購入サイトにアクセスできるようにしました。ストーリーズで全身写真を、フィード投稿でカルーセル方式で画像を紹介するいった使い分けもおこない、効果的にInstagramを利用したブランドです。

参考：Instagram Business StyleShare

縦画面でしかできない広告を有効活用しよう

ストーリーズ広告について紹介してきましたが、上手に活用することで業績に結び付けた企業は数多く存在します。本記事で紹介した方法やメリットを駆使することで、自社の商品やサービスを多くの人に届けられることでしょう。

Instagramはユーモアにあふれたものを好むユーザーが多く利用しています。広告感を持たない広告を打ち出して、ユーザーの精神的なハードルを下げつつも、プロモーションを行えるのがInstagramです。ぜひ活用してみてください。

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