※本記事は、2015年10月22日に公開された記事をマケスト提供により一部再編集を行っております。

若い女性を中心に人気を誇る画像投稿SNSのインスタグラムは、2017年には全世界のユーザー数が8億人を突破し、日本国内でも2,000万人ものユーザーを抱える巨大SNSへと成長しました。

インスタグラムは2015年5月から広告出稿できるようになったものの、厳しい選定基準のため一部の大企業しか利用できませんでした。しかし、2015年10月から企業を問わず広告を出稿できるようになっています。

参考:
ついにインスタグラムがセルフサーブ広告を一般開放!配信可能な広告(リンク、アプリ、動画)徹底解説|ferret

インスタグラムは2012年4月にFacebook社に買収されており、広告自体はFacebook広告に近い構造です。インスタグラム広告の出稿もFacebookの管理画面から行うため、どこから出稿すればいいのかわからないという方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、インスタグラム広告の基礎知識と出稿方法を解説し、出稿後に活用したい効果測定ツールをご紹介します。
  

目次

  1. インスタグラム広告とは
  2. インスタグラム広告の特徴
    1. 動画広告
    2. 画像広告
    3. カルーセル広告
    4. キャンバス広告
    5. インスタグラム独自のハッシュタグ文化
  3. インスタグラムへの出稿費用
    1. CPM
    2. CPC
    3. CPI
  4. インスタグラム広告のメリット
    1. Facebookのユーザーデータが使える
    2. 若年層ターゲットに最適
    3. 多くのユーザーに訴求できる
  5. インスタグラム広告出稿の手順
  6. インスタグラム広告の効果測定ツール5選

  

インスタグラム広告とは

インスタグラム広告とは、下記のような特徴をもつインスタグラムに出稿できる広告で、インスタグラムのフィードに画像および動画で掲載できる広告です。

・月間アクティブユーザー数……8億人
・日本国内のユーザー数……400万人
・ユーザー層……男性:女性=6:4(2017年10月時点)

参考:
Instagram、国内月間ユーザー2000万人突破 ビジネス利用も活発|ITmediaビジネス
Instagram開設・運用代行:企業のInstagram(インスタグラム)開設・運用とは|事業紹介|株式会社シェアコト

インスタグラムは2017年10月、月間アクティブユーザーが8億人を超えたと発表しました。2014年12月の時点では3億人と発表されていたので、3年ほどで5億ユーザーを獲得したことになります。国内の月間アクティブユーザー数も2,000万人を超えており、今最も勢いがあるSNSだと言えるでしょう。

特に若い女性の利用率が高く、インスタグラムユーザーの傾向が明確なため、アパレルブランドやコスメブランドなど、女性をターゲットとする企業を中心にビジネス活用が進められています。
  

インスタグラム広告の特徴

インスタグラム広告は、これまで限られた企業のみが企業アカウントを開設し、フォローしてくれているユーザーに対して広告訴求をする形で利用できていました。2015年10月よりセルフサーブ型(自社で運用できる)広告の提供を開始しています。基本構造はFacebookに類似していますが、表示位置はフィード上のみとなります。

インスタグラムへ広告出稿する場合、広告の種類を次の4つから選択できます。

・動画広告
・画像広告
・カルーセル広告
・キャンバス広告

  

1. 動画広告

moviead.png

参考:
Instagram動画|Facebook広告ガイド

動画広告はその名のとおり、動画形式で配信することができる広告です。

以下の注意点に気を付ける必要があります。

・説明文を付けることができ、推奨は125文字以内
・3秒以上60秒未満の長さの動画であること
・動画のサイズは4GB未満であること

  

2. 画像広告

picad.png

参考:
Instagram|Facebook広告ガイド

画像広告インスタグラムの基本の画像をベースにした広告です。広告テキストURLを含めると、Webサイトに誘導するためのCTAが広告下部に自動で表示されます。

また、以下の注意点に気を付ける必要があります。

・説明文は最長2,200文字まで付けることが可能(推奨125文字)
・画像サイズは最小600✕315ピクセル~最大1,936ピクセル✕1,936ピクセル(推奨1,080✕1,080)
・ファイルタイプはjpgもしくはpngであること
・画像サイズは最大30MBまで

  

3. カルーセル広告

carouselgif.gif

参考:
Instagramカルーセル|Facebook広告ガイド

カルーセル広告は、3〜5点の画像とリンクを1つの広告として表示できる広告です。横にスワイプすることができます。

また、以下の注意点に気を付ける必要があります。

・説明文は最長2,200文字まで付けることが可能(推奨125文字)
・画像点数は3〜5点まで
・解像度は600✕600ピクセル~1,936✕1,936ピクセル(推奨1,080✕1,080ピクセル)
・ファイルタイプはjpgもしくはpngであること
・画像サイズは最大30MBまで

  

4. キャンバス広告

配置にFacebookフィードを、広告の目的にリーチを使用した場合の、Facebookキャンバス広告の仕様___Facebook広告ガイド.png

参考:
キャンバス|Facebook広告ガイド

キャンバス広告は、モバイル用の広告です。フルスクリーンでシームレスな形式のため、訴求力を高めることができます。

以下の注意点に気を付ける必要があります。

・画像の解像度は400✕150ピクセルであること
・アスペクト比の比率許容誤差は3%

  

インスタグラム独自のハッシュタグ文化

インスタグラムでは「ハッシュタグ」を利用する文化が定着しています。

インスタグラム内でハッシュタグ検索が日常的に行われ、検索に引っかかるようにユーザーは投稿写真に複数のハッシュタグを付けます。インスタグラムで広告を配信するのであれば、自社サイト誘導やアプリインストールだけでなく、自社ブランド関連のハッシュタグを仕込んでおくことでブランド認知を広げるきっかけづくりもできます。
  

インスタグラムへの出稿費用

課金方式もFacebookと同様、以下の3つの形式が採用されています。

1. CPM(1,000回表示された段階で課金)
2. CPC(クリックされた段階で課金)
3. CPI(アプリ広告の場合に適用。広告経由でアプリがDLされるごとに課金)

以前は最低出稿金額が500万円からと非常に高額でしたが、現在では1,000円程度からでも広告を出稿できるようになっています。

参考:
ついにインスタグラムがセルフサーブ広告を一般開放!配信可能な広告(リンク、アプリ、動画)徹底解説|ferret
  

1. CPM

CPMとは「Cost Per Mille」の略で、広告表示1,000回につき課金される仕組みのことです。インスタグラム広告が閲覧者のページに表示される回数に比例して、広告料金が課金されます。

クリック率が高くなりそうな広告では、後述するCPC(クリック課金)を選択すると広告費が膨らみやすくなるため、CPCを避けてCPMを選択することが一般的です。CPCとCPMのいずれかを選択する前に、あらかじめそれぞれの広告費用を見積もって比較すると、よりコストパフォーマンスの良い課金方式を選べます。
  

2. CPC

CPCとは「Cost Per Click」の略で、広告ユーザーがクリックするごとに課金が発生する仕組みのことです。

インスタグラム広告では様々なブランドやショップがこの課金形態を選択していますが、2015年に行われたFacebookのアップデートによって最低出稿金額が上がりました。
  

3. CPI

CPIとは「Cost Per Install」の略で、広告を経由してアプリをインストールすると課金される仕組みのことです。アプリを開発している企業が利用できる形式です。

インスタグラムはスマートフォンから閲覧しているユーザーが多く、アプリのダウンロードページに簡単に遷移できることから、スマートフォンと相性の良い形式だといえるでしょう。
  

インスタグラム広告のメリット

Facebookのユーザーデータが使える

インスタグラム広告は、Facebookのユーザーデータを使って広告を配信できます。Facebookのユーザーデータは、生年月日や住所など詳細に登録されているので、広告出稿の際、ターゲット層を絞れます。また、Facebookの広告とは違って、投稿の中に混じってアップできるインフィード広告のみであることも特徴です。

インスタグラムはビジュアルが最重要で、商品説明は短文で済ませ、画像や動画に力を入れる広告が目立ちます。ファッションやコスメティック、インテリアなどデザインが重視される傾向にあるアイテムの広告が多いのはこのためです。
  

若年層ターゲットに最適

2017年にニールセンが行った調査では、日本のインスタグラムユーザーの41%は20代以下の若年層が占めていることがわかりました。この結果から、若年層をターゲットにしたブランドやショップではインスタグラム広告を積極的に採用し、若年層向けのアピールを行っています。

参考:
Instagramアプリの利用者数は前年から43%増加し1700万人を突破~ニールセン SNSの最新利用状況を発表~|ニールセン

インスタグラム広告では年齢や性別に加え、国籍や学歴などターゲットを詳細に設定できるところもメリットの1つです。フォトジェニック(写真映えの意味)な画像や動画であるほど、若年層への訴求力が強いと考えられています。
  

多くのユーザーに訴求できる

インスタグラムは2010年にサービスが開始しました。それから、年々ユーザー数を伸ばしています。

2015年には日本でも大ブームとなり、登録者数は960万人を達成しました。この数字は2014年におけるユーザー数の倍です。世界規模でみると、2017年現在は8億人ものユーザーが存在し、アメリカではすでに登録者数がTwitterを抜いたと話題を呼んだものです。

伸びているメディアは注目度が高く、広告を配信することでそれだけ多くの反応を期待できます。
  

インスタグラム広告出稿の手順

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まず、PCから自社のFacebookページに入り、右上の「設定」をクリックします。Facebookページをお持ちで無い方はあらかじめ開設しておきましょう。

参考:
Facebookページの作り方|ferret

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左メニューの「instagram広告」を選択肢、「アカウントを追加」をクリックします。

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インスタグラムアカウントを入力する画面が表示されるので、アカウント名とパスワードを入力し「確認」をクリックします。これでFacebookページとインスタグラムアカウントの紐付けが完了です。

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次に、「Facebook for Business」を開き、「instagram広告を作成」をクリックします。

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左下の「instagram広告を作成」をクリックします。

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キャンペーンの目的を選択する画面に入ります。Facebook広告とインスタグラム広告双方の広告出稿画面となっており、インスタグラム広告として配信できるのは、表示されている項目のうち、以下の5つのみとなります。

● 投稿を宣伝

・ウェブサイトへのアクセスを増やす
・ウェブサイトでのコンバージョンを増やす
・アプリのインストール数を増やす
・アプリのエンゲージメントを増やす

上記項目のいずれかを選択したら、Facebook広告と同じように広告設定していきます。

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広告のフォーマットを選択する画面で、右下に表示されている「インスタグラム広告」を追加しましょう。

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インスタグラム広告のみ出稿したい場合は、その他のFacebook広告は全て「削除」します。このように表示されていれば、インスタグラム広告のみに出稿できる状態となっています。あとは「注文を確定する」をクリックすれば出稿までの作業は完了です。
  

インスタグラム広告の効果測定ツール5選

1. 広告マネージャ

広告マネージャ___広告を管理___キャンペーン.png
広告マネージャ

インスタグラム広告は、これまでFacebookのパワーエディタからしか投稿できませんでしたが、現在は広告マネージャから作成できます。「Facebook for Business」を開いて手順に従えば簡単に広告がアップできるため、初心者でも安心です。

広告マネージャでは、CPCやCPMの設定から予算、広告設定の変更など広告にまつわるツールを一括管理できます。

広告の配信状況や閲覧したユーザー数やその頻度、入札状況、クリック数などさまざまな広告効果をグラフでわかりやすく表示してくれる点も特徴です。さらにカスタマイズすることで人工統計データや広告パフォーマンスを測ることもできます。

参考:
Facebook広告マネージャーの使い方を解説|ferret
  

2. INK361

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INK361

インスタグラムを閲覧するユーザーの端末は、スマートフォンが多くを占めるものの、中にはPCの大画面で画像や動画を見たいという人もいます。また、インスタグラムに興味はあってもアカウントを持っていないユーザーも少なからず存在します。そのような人たちがPC上で簡単に閲覧できるツールが、INK361です。

画像のサイズやレイアウトの変更ができるので、いちいちスクロールをしなくても画像を楽しめる点が魅力であり、広告効果測定ツールとしても活用できます。いいね!やコメントの数を時間ごとにグラフ化して知らせてくれる便利なツールです。
  

3. Aista

Instagramインスタグラム分析ツールAista_アイスタ_.png
Aista

インスタグラム広告分析ツールとして知られるAistaは、1,200を超える企業が導入している人気ツールです。フォロワー数、いいね!数、コメント数を時間帯ごとにグラフやヒートマップで細かく分析してくれるので、ユーザーの動向が一目でわかります。

最近はインスタグラムキャンペーンの効果測定ができるようになったり、競合他社の動きが追えるようになったりと、ほかのツールにはない機能が充実しています。さらにプレミアム機能を付けると投稿分析やハッシュタグ分析など、より詳細な広告効果を調べられます。無料トライアルもあるので、検討段階で試してみることもできます。
  

4. PONY

PONY_ポニー_|国内5000社が使う無料のInstagram分析ツール.png
PONY

PONYは無料で利用できる、インスタグラムとSnapchatの診断ツールです。フォロワー数やエンゲージメント率など、アカウントの現状をスコア化できます。また、アカウントだけではなく、投稿分析も行い、フォロワーに応じた投稿時間などの分析も可能です。

利用企業の80%がエンゲージメントが向上し、93%がフォロワーの増加に成功しています。インスタグラムに関する最新情報や調査結果なども更新しているため、本格的に運用していきたい企業にオススメです。
  

5. ICONSQUARE

Iconosquare__Instagram___Facebook_Analytics_and_Management_Platform.png
ICONSQUARE

ICONSQUAREは、世界的に利用されている、インスタグラムのアナリティクスツールです。フォロワー数やいいね!数などの基本的な数値の集計はもちろん、その集計をもとにフォロワーの反応のいい日時を分析し、投稿タイミングを最適化できます。

ただし、ツール自体やお問合わせなどが全て英語対応なので、注意しましょう。

有料ツールですが、14日間の無料トライアル期間があるためお試しで利用してみるのもオススメです。
  

まとめ

今後もスマートフォンの利用率は増加すると考えられており、それに伴いインスタグラムのユーザーも増え続けていくと予想できます。

まだ検討途中の方は、いち早く広告出稿について理解し、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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