若い女性を中心に人気を誇る画像投稿SNSのInstagramは、2018年には全世界のユーザー数が10億人を突破し、日本国内でも3,300万人ものユーザーを抱える巨大SNSへと成長しました。

Instagramは2015年5月から広告出稿できるようになったものの、厳しい選定基準のため一部の大企業しか利用できませんでした。しかし、2015年10月から企業を問わず広告を出稿できるようになっています。

参考:ついにインスタグラムがセルフサーブ広告を一般開放!配信可能な広告(リンク、アプリ、動画)徹底解説|ferret

Instagramは2012年4月にFacebook社に買収されており、広告自体はFacebook広告に近い構造です。インスタグラム広告の出稿もFacebookの管理画面から行うため、どこから出稿すればいいのかわからないという方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、インスタグラム広告の基礎知識と出稿方法を解説し、出稿後に活用したい効果測定ツールを紹介します。
  

目次

  1. インスタグラム広告とは
  2. インスタグラム広告の特徴
    1. 動画広告
    2. 写真広告
    3. カルーセル広告
    4. ストーリーズ広告
    5. コレクション広告
    6. 発見タブ広告
    7. インスタグラム独自のハッシュタグ文化
  3. インスタグラムへの出稿費用
    1. CPM
    2. CPC
    3. CPI
  4. インスタグラム広告のメリット
    1. Facebookのユーザーデータが使える
    2. 若年層ターゲットに最適
    3. 多くのユーザーに訴求できる
  5. インスタグラム広告出稿の手順
  6. インスタグラム広告の効果測定ツール5選

  

Instagram広告(インスタグラム広告)とは

Instagram広告とは、下記のような特徴をもつInstagramに出稿できる広告で、インスタグラムのフィードに画像および動画で掲載できる広告です。

・月間アクティブユーザー数……10億人
・日本国内のユーザー数……3,300万人
・ユーザー層……男性:女性=3:7(2019年3月時点)

参考:2019年12月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ

Instagramは2018年6月、世界での月間アクティブユーザーが10億人を超えたと発表しました。2017年10月の時点では8億人と発表されていたので、1年ほどで2億ユーザーを獲得したことになります。国内の月間アクティブユーザー数も3,300万人を超えており、今最も勢いがあるSNSだと言えるでしょう。

特に若い女性の利用率が高く、Instagramユーザーの傾向が明確なため、アパレルブランドやコスメブランドなど、女性をターゲットとする企業を中心にビジネス活用が進められています。

Instagram広告(インスタグラム広告)の特徴

Instagram広告は、これまで限られた企業のみが企業アカウントを開設し、フォローしているユーザーに対して広告訴求をする形で利用できていました。2015年10月よりセルフサーブ型(自社で運用できる)広告の提供を開始しています。基本構造はFacebookに類似していますが、表示位置はフィード上のみとなります。

Instagramへ広告出稿する場合、広告の種類を次の6つから選択できます。

・動画広告
・写真広告
・カルーセル広告
・ストーリーズ広告
・コレクション広告
・発見タブ広告

参考:Instagram広告 | Instagram for Business

  

動画広告

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参考:
Instagram動画|Facebook広告ガイド

動画広告はその名のとおり、動画形式で配信することができる広告です。

以下の注意点に気を付ける必要があります。

  • 説明文を付けることができ、推奨は125文字以内
  • 3秒以上2分未満の長さの動画であること
  • 動画のサイズは4GB未満であること

写真広告

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参考:Instagram動画|Facebook広告ガイド

写真広告はInstagramの基本の画像をベースにした広告です。広告テキストURLを含めると、Webサイトに誘導するためのCTAが広告下部に自動で表示されます。
また、以下の注意点に気を付ける必要があります。

  • 説明文は最長2,200文字まで付けることが可能(推奨125文字)
  • 画像サイズは最小600✕315ピクセル~最大1,936ピクセル✕1,936ピクセル(推奨1,080✕1,080)
  • ファイルタイプはjpgもしくはpngであること
  • 画像サイズは最大30MBまで

  

3. カルーセル広告

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参考:
Instagramカルーセル|Facebook広告ガイド

参考:Instagramカルーセル|Facebook広告ガイド

カルーセル広告は、3〜5点の画像とリンクを1つの広告として表示できる広告です。横にスワイプすることができます。
また、以下の注意点に気を付ける必要があります。

  • テキストは125文字以内
  • 画像点数は3〜5点まで
  • 解像度は600✕600ピクセル~1,936✕1,936ピクセル(推奨1,080✕1,080ピクセル)
  • ファイルタイプはjpgもしくはpngであること
  • 画像サイズは最大30MBまで

  

ストーリーズ広告

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参考:Instagramストーリーズ|Instagram for Business

ストーリーズ広告は、Instagramストーリーズを横にスワイプスすることで表示される広告です。画面全体を使って動画で訴求できることがポイントです。また、以下の注意点に気を付ける必要があります。

  • 画像、動画ともにフルスクリーン(9:16)であること
  • 動画の長さは最大15秒まで
  • 最小解像度は600✕1067ピクセル(推奨1,080✕1,920ピクセル)
  • 動画の最大サイズは4GB、画像は30MB
  • 拡張子は動画ならmp4、mov、gif、画像はjpg、pngであること

コレクション広告

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参考:Instagramコレクション|Facebook広告ガイド

コレクション広告は、自社の商品をカタログのように並べて見せることができる広告です。画像の下に商品名や価格を表示するので、ユーザーの買い物をサポートできます。以下の注意点に気を付ける必要があります。

  • 見出し(商品名など)は25文字以内であること
  • 詳細テキストは90文字以内であること
  • 画像の最小幅500ピクセル、最小高さ500ピクセル
  • 縦型の場合フィードでは1:1の正方形にマスクされる

発見タブ広告

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参考:発見タブ広告|Instagram for Business

発見タブ広告は、ユーザーが検索を行い見たい投稿をタップしたあと、画面をスクロールすることで表示される新たなフィード広告の種類です。ユーザーごとにパーソナライズされて表示されるため、親和性の高いユーザーの目に留まることができます。

発見タブ広告を利用するための注意点やサイズは、動画広告・画像広告と同じなので再度確認してみてください。

Instagram(インスタグラム)独自のハッシュタグ文化

Instagramでは「ハッシュタグ」を利用する文化が定着しています。

Instagram内でハッシュタグ検索が日常的に行われ、検索に引っかかるようにユーザーは投稿写真に複数のハッシュタグを付けます。インスタグラムで広告を配信するのであれば、自社サイト誘導やアプリインストールだけでなく、自社ブランド関連のハッシュタグを設定しておくことでブランド認知を広げるきっかけづくりもできます。

Instagram(インスタグラム)への出稿費用

課金方式もFacebookと同様、以下の3つの形式が採用されています。

  • CPM(1,000回表示された段階で課金)
  • CPC(クリックされた段階で課金)
  • CPI(アプリ広告の場合に適用。広告経由でアプリがDLされるごとに課金)

以前は最低出稿金額が500万円からと非常に高額でしたが、現在では1,000円程度からでも広告を出稿できるようになっています。

参考:ついにインスタグラムがセルフサーブ広告を一般開放!配信可能な広告リンクアプリ、動画)徹底解説|ferret

CPM

CPMとは「Cost Per Mille」の略で、広告表示1,000回につき課金される仕組みのことです。インスタグラム広告が閲覧者のページに表示される回数に比例して、広告料金が課金されます。

クリック率が高くなりそうな広告では、後述するCPC(クリック課金)を選択すると広告費が膨らみやすくなるため、CPCを避けてCPMを選択することが一般的です。CPCとCPMのいずれかを選択する前に、あらかじめそれぞれの広告費用を見積もって比較すると、よりコストパフォーマンスの良い課金方式を選べます。

CPC

CPCとは「Cost Per Click」の略で、広告ユーザーがクリックするごとに課金が発生する仕組みのことです。

Instagram広告では様々なブランドやショップがこの課金形態を選択していますが、2015年に行われたFacebookのアップデートによって最低出稿金額が上がりました。

CPI

CPIとは「Cost Per Install」の略で、広告を経由してアプリをインストールすると課金される仕組みのことです。アプリを開発している企業が利用できる形式です。

Instagramはスマートフォンから閲覧しているユーザーが多く、アプリのダウンロードページに簡単に遷移できることから、スマートフォンと相性の良い形式だといえるでしょう。

Instagram(インスタグラム)広告のメリット

Facebookのユーザーデータが使える

Instagram広告は、Facebookのユーザーデータを使って広告を配信できます。

Facebookのユーザーデータは、生年月日や住所など詳細に登録されているので、広告出稿の際、ターゲット層を絞れます。また、Facebookの広告とは違って、投稿の中に混じってアップできるフィード広告のみであることも特徴です。

Instagramはビジュアルが最重要で、商品説明は短文で済ませ、画像や動画に力を入れる広告が目立ちます。ファッションやコスメティック、インテリアなどデザインが重視される傾向にあるアイテムの広告が多いのはこのためです。
  

若年層ターゲットに最適

2017年にニールセンが行った調査では、日本のInstagramユーザーの41%は20代以下の若年層が占めていることがわかりました。この結果から、若年層をターゲットにしたブランドやショップではInstagram広告を積極的に採用し、若年層向けのアピールを行っています。

参考:Instagramアプリの利用者数は前年から43%増加し1700万人を突破~ニールセン SNSの最新利用状況を発表~|ニールセン

Instagram広告では年齢や性別に加え、国籍や学歴などターゲットを詳細に設定できるところもメリットの1つです。フォトジェニック(写真映えの意味)な画像や動画であるほど、若年層への訴求力が強いと考えられています。
  

多くのユーザーに訴求できる

インスタグラムは2010年にサービスが開始しました。それから、年々ユーザー数を伸ばしています。

2015年には日本でも大ブームとなり、登録者数は960万人を達成しました。この数字は2014年におけるユーザー数の倍です。世界規模でみると、2019年現在は10億人ものユーザーが存在し、アメリカではすでに登録者数がTwitterを抜いたと話題を呼んだものです。

伸びているメディアは注目度が高く、広告を配信することでそれだけ多くの反応を期待できます。

Instagram(インスタグラム)広告出稿の手順

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まず、InstagramとFacebookページを連携する必要があります。PCから自社のFacebookページに入り、右上の「設定」をクリックします。Facebookページをお持ちで無い方はあらかじめ開設しておきましょう。

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左側から「Instagram」をクリックし、続いて「アカウントリンク」をクリックしましょう。

続いてIDとパスワードを入力し、連携したいインスタグラムアカウントを設定します。「Instagramアカウント情報」が出てきたら紐付け完了です。

次に広告マネージャに移動して、広告の入稿作業に入ります。

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まずはマーケティングの目的を選びましょう。ブランドの認知なのか、アプリインストールなのか、リード獲得なのかなど、目的によって広告が最適化されます。

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キャンペーン名を設定したら「広告アカウントを設定」をクリックしましょう。次の画面で国(日本)、通貨(円)、時間帯(アジア/東京)などを設定したらそのまま「次へ」で進みます。

続いてオーディエンス(ターゲット)と広告の配置場所、予算を設定します。

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広告の配置場所については、そのままだとFacebookにも配置されるため「配置を編集」をクリックして編集していきます。「Instagram」のチェックは残したまま、不要な配置場所はチェックを外しましょう。

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次にInstagram内のフィード、発見タブ、ストーリーズなどどこに広告を配置するかを決め、右側のボックスにチェックを入れます。

画面をスクロールし予算と掲載期間を設定したら「次へ」のボタンをクリックして進みましょう。

最後に広告クリエイティブの設定を行います。

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このページでは次の設定ができます。

  • アイデンティティ(どのアカウントから広告を出稿するか)
  • 広告形式
  • メディア(実際に出稿する画像や動画)
  • テキストリンク

これらを設定したら最後に一番下までスクロールし、「実行する」のボタンをクリックしたら出稿完了です。

Instagram(インスタグラム)の効果測定ツール5選

広告マネージャ

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広告マネージャ

Instagram広告は、これまでFacebookのパワーエディタからしか投稿できませんでしたが、現在は広告マネージャから作成できます。「Facebook for Business」を開いて手順に従えば簡単に広告がアップできるため、初心者でも安心です。

広告マネージャでは、CPCやCPMの設定から予算、広告設定の変更など広告にまつわるツールを一括管理できます。

広告の配信状況や閲覧したユーザー数やその頻度、入札状況、クリック数などさまざまな広告効果をグラフでわかりやすく表示してくれる点も特徴です。さらにカスタマイズすることで人工統計データや広告パフォーマンスを測ることもできます。

参考:
Facebook広告マネージャーの使い方を解説|ferret

Aista

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Aista

Instagram広告分析ツールとして知られるAistaは、1,200を超える企業が導入している人気ツールです。フォロワー数、いいね!数、コメント数を時間帯ごとにグラフやヒートマップで細かく分析してくれるので、ユーザーの動向が一目でわかります。

最近はInstagramキャンペーンの効果測定ができるようになったり、競合他社の動きが追えるようになったりと、ほかのツールにはない機能が充実しています。さらにプレミアム機能を付けると投稿分析やハッシュタグ分析など、より詳細な広告効果を調べられます。無料トライアルもあるので、検討段階で試してみることもできます。

ICONSQUARE

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ICONSQUARE
ICONSQUAREは、世界的に利用されている、Instagramのアナリティクスツールです。フォロワー数やいいね!数などの基本的な数値の集計はもちろん、その集計をもとにフォロワーの反応のいい日時を分析し、投稿タイミングを最適化できます。

ただし、ツール自体やお問合わせなどが全て英語対応なので、注意しましょう。

有料ツールですが、14日間の無料トライアル期間があるためお試しで利用してみるのもオススメです。

Union Metrics

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Union Metrics
ICONSQUAREと同様の機能に加え、リアルタイム分析や競合分析までを行ってくれるアナリティクスツールです。競合と自社の両方を分析することで差別化ポイントを見つけられたり、Instagram広告のヒントも見つかるかもしれません。

キャンペーンレポートもチェックできるので、投稿や広告のブラッシュアップにも役立ちます。

月額99ドル〜となりますが、精密な分析を行いたい方におすすめです。

Instagramインサイト

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Instagram広告を運用するなら、日常の投稿がどれだけのインプレッションや反応を集めているかを把握することも重要です。インスタグラムをビジネスアカウントに設定することで利用できるInstagramインサイトも活用しましょう。

Instagramインサイトではその投稿のインプレッション数(表示回数)、いいね、その投稿からのプロフィールアクセスなどが確認できます。反応の良かった投稿はそのままInstagram広告として利用も可能です。

Instagram(インスタグラム)広告を活用してみよう

今後もスマートフォンの利用率は増加すると考えられており、それに伴いInstagramのユーザーも増え続けていくと予想できます。

まだ検討途中の方は、いち早く広告出稿について理解し、チャレンジしてみましょう。

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