Instagramを使ってマーケティングを行う場合、Instagram広告は効果的なツールです。しかし、Instagram広告の仕組みや運用方法が分からず、活用できていない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Instagram広告に取り組む前に知っておきたい基礎知識を分かりやすく解説します。Instagram広告の導入を検討している方や、Instagram広告の基本を押さえたいマーケティング担当者の方はぜひ参考にしてください。

目次

  1. Instagram(インスタグラム)広告を導入すべき理由
  2. Instagram(インスタグラム)広告のメリット
  3. Instagram(インスタグラム)広告の成功事例
  4. Instagram(インスタグラム)広告の運用手順
  5. Instagram(インスタグラム)広告運用を成功させるポイント
  6. Instagram(インスタグラム)広告の運用に必要な基礎知識
  7. Instagram(インスタグラム)広告の基礎を学んで実務に活かそう!

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Instagram(インスタグラム)広告を導入すべき理由

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引用:令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

オンライン集客やブランド認知の向上にInstagram広告を使うべき主な理由は、Instagramのユーザー数が近年増加傾向にあるためです。

総務省が発表した統計データによれば、Instagramの利用率は2019年から2020年にかけて、全年代で一貫して増加傾向にあり、Twitter・LINEに次ぐ高い利用率であることがわかりました。また、Instagramの国内月間アクティブアカウント数は2019年時点で3,300万を突破しています。

幅広い年代でユーザー数を増やしているInstagramは、様々な企業にとって重要な集客媒体です。通常のアカウント運用だけでなく、Instagram広告にも取り組むことで、より早く成果を出せる可能性が高まります。

Instagram(インスタグラム)広告のメリット

3つのメリット
メリット1. 細かいターゲティング設定が可能
メリット2. 画像でプロモーションがしやすい
メリット3. ショッピング機能でECと連携可能

Instagram広告では、自社がターゲットとするユーザーに対して、効果的なアプローチが可能です。また、Instagramは写真や動画コンテンツ中心のSNSであることから、画像を使ったプロモーションにも向いています。

Instagram広告の主なメリットは次の通りです。

細かいターゲティング設定が可能

Instagram広告では、広告を表示する対象ユーザーの年齢や性別、地域などが設定できます。

InstagramはFacebook社が運用するSNSのため、Instagram広告のターゲティング設定にFacebookの登録情報を利用することが可能です。自社の顧客属性に近いユーザーをターゲティングできることが、Instagram広告のメリットとなっています。

また、ユーザーの属性だけでなく、興味や関心に基づいたターゲット設定も可能です。ユーザーが検索したキーワードやフォロー中のアカウント、使用しているハッシュタグなどの情報から興味・関心を割り出し、広告を配信できます。

画像でプロモーションがしやすい

Instagram広告では写真や動画を使ったプロモーションが可能です。視覚的な情報を使用することで、宣伝したい商品のデザインや機能を分かりやすく伝えられる点がInstagram広告のメリットとなっています。

また、画像を使った広告は、インフルエンサーやタレントを起用したプロモーションと相性が良い傾向です。Instagram広告に有名人の写真を使うことで、ターゲットユーザーから好印象を持ってもらいやすくなります。

ショッピング機能でECと連携可能

ショッピング機能とは、Instagramにアップした画像に商品をタグ付けし、ECサイトへのリンクを貼れる機能です。Facebook社の発表によると、日本はショッピング機能の利用がアクティブな国の1つです。

ECサイトを運営している企業は、Instagramで自社の認知を高めることで、売上アップが期待できるでしょう。購買意欲の高いユーザーに対して積極的にリーチできる点が、Instagram広告のメリットと言えます。

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Instagram(インスタグラム)広告の成功事例

ここでは、Instagram広告の2社の成功事例を紹介します。

株式会社ワンダーマーク

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出典:Meta 株式会社ワンダーマーク

ワンダーマークは、紙を取り扱う会社です。小物撮影用の背景紙ブランド「Ambiance Paper」のブランドの認知とオンラインでの売上向上を目的としてInstagram広告を活用しています。

写真広告と動画広告の組み合わせカルーセル形式を用いたキャンペーンを実施しました。具体的には、日本在住の24〜55歳の女性と過去30日間に購入履歴がある人のカスタムオーディエンスをターゲットに設定。また、類似オーディエンスもターゲットに加えて既存顧客と共通の特徴を持つ人にもリーチを広げています。

その結果、コンテンツビュー、ランディングページビュー、リンククリックのそれぞれで単価を削減しながらも、オンライン売上アップに成功しています。

参考:Meta 株式会社ワンダーマーク

パナソニック株式会社

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出典:Meta パナソニック株式会社

大手家電メーカーのパナソニックは、消費者インサイトを探る段階からInstagramを活用しており、「利用者がクリエイティブからどれほど関連度を持ったか」を評価する「ガンマシグナル」を活用し、ターゲットを惹きつけるためのポイントを見出しました。

新モデルの高級トースターを発売する際、それを生かして「サクっと、ふんわり黄金比トースト」というクリエイティブコンセプトのもと、Instagram広告フォーマットに最適なクリエイティブを作成。

さらに、利用者とさまざまなタッチポイントを作り出すフィード広告ストーリーズ広告などを活用し、認知から理解、検討に至るまで、フルファネルのアプローチを行いました。

このキャンペーンによって、ファネル全体を通してすべてのメッセージを見た人は、ブランディングクリエイティブのみを見た人と比較して、メッセージ想起が高いことがわかっており、フルファネルのInstagram戦略が成功したといえる事例です。

参考:Meta パナソニック株式会社

Instagram(インスタグラム)広告の運用手順

実際にInstagram広告を運用する際の手順は以下のとおりです。ここでは書く手順ごとに、運用方法を詳しく見ていきましょう。

  1. 目的・KPIを定める
  2. ターゲティング
  3. 広告素材の検討
  4. テスト運用
  5. 分析・改善

1. 目的・KPIを定める

Instagram広告を出すことで、「認知を拡大したい」「自社のWebサイトへ誘導したい」「商品を購入して欲しい」など様々な目的があるでしょう。まずは、「何のために」を明確にした上で目標値であるKPIを定めることが重要です。

2. ターゲティング

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Instagram広告では、3つのターゲティングが可能です。具体的には、ユーザーの基本情報をもとにしたコアオーディエンス、自社で保有するデータから既存顧客と行動パターンが類似しているユーザーにアプローチするカスタムオーディエンス、狙ったユーザー層と類似した行動パターンにアプローチする類似オーディエンスです。目的に合ったターゲティングを選択しましょう。

3. 広告素材の検討

Instagram広告の素材は、画像・動画・カルーセル・ストーリーズ・コレクションの5種類があります。特に、複数枚の画像や動画を掲載できるカルーセルは、訴求内容が異なる商材であっても1回の広告で掲載可能なため、マーケティングに効果的と言えます。

4. テスト運用

目的に合ったInstagram広告を運用するためにも、今後の方針を立てることが必要です。まずは最低でも1ヵ月ほどの期間を設けてテスト運用すると良いでしょう。テスト運用を通して効果が高い広告方法を見つけることが重要です。

5. 分析・改善

テスト運用で最適な方法が見つかったら、いよいよ本格的な運用を開始します。運用開始後もパフォーマンスが低いなどの課題を見つけ出して、常に改善を図ることが大切です。

Instagram(インスタグラム)広告運用を成功させるポイント

Instagram広告を運用する際は、Instagramに合わせたクリエイティブ作りや、広告の種類を適切に選ぶことなどが重要です。ここでは、Instagram広告運用を成功させるためのポイントを3つ紹介します。

Instagramの雰囲気に合った広告を作る

Instagramはおしゃれな雰囲気の画像が多く投稿されているSNSです。そのため、広告クリエイティブを作る際も、デザインや配色に配慮する必要があります。

広告らしさが前面に出てしまっていると、Instagramユーザーに良い印象を与えることができません。商品やサービスの売り込みではなく、ユーザーから共感してもらえるような広告を制作しましょう。

目的を明確化したうえで広告の種類を選ぶ

Instagram広告を始める際は、最初に広告の目的を明確化することが大切です。例えば、次のような目的が挙げられます。

  • 自社のブランド名を30代の女性に広く認知してもらう
  • 美容に興味があるユーザーからのアクセスを集め、商品の売上を高める

広告の目的が明確になると、広告の種類や課金方式を適切に決めることが可能です。

PDCAを回して改善する

Instagram広告の運用を開始したあとは、効果検証と改善を行う必要があります。かけた広告費に対してどの程度の成果が得られているかを定期的に確認することが大切です。

また、複数の広告クリエイティブを作って成果を比較すると、成功要因や失敗要因が分析できます。Instagram広告は一度設定しただけで放置せず、PDCAを回して施策を改善していきましょう。

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Instagram(インスタグラム)広告の運用に必要な基礎知識

ここではInstagram広告に必要な基礎知識として、広告の種類や追加可能な機能、費用の目安などを解説します。

Instagram広告の種類は5つ

Instagram広告の種類は、以下の5つです。

  • 写真・動画広告
  • ストーリーズ広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告
  • 発見タブ

写真・動画広告

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Instagram広告の基本系と言えるのが写真・動画広告です。単一の写真・動画で訴求可能なため、気軽に始めることができます。

ストーリーズ広告

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縦型画像を利用し画面全体を使うことでインパクトの強い訴求が可能です。見たらすぐに広告内容がわかるような画像を使うと良いでしょう。

カルーセル広告

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複数枚の写真・動画を掲載できるので、ユーザーは1つの投稿で商品の情報をより多くキャッチすることができます。また、シーンごとに訴求内容を変えれば自社の異なる商品の紹介も可能になります。

コレクション広告

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メイン画像1枚といくつかのサブ画像を掲載することで、ユーザーは商品のイメージをさまざまな角度から見ることができます。通信販売やECビジネスなど物販系の場合におすすめと言えます。

発見タブ

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発見タブはユーザーのフォロー・「いいね!」に基づいたコンテンツが表示される機能です。ユーザーが積極的に探している場合など興味に合わせて表示されるため、コンバージョンの向上が期待できます。

Instagram広告の追加機能

Instagram広告の追加機能は、次の3つです。

  • アンケート広告
  • ショッピング広告
  • ブランドコンテンツ広告

アンケート広告

アンケート広告は、ユーザーに対して2択の質問を投げかけることで、コミュニケーションを取ることを目的とした機能です。ユーザーの興味関心が向いている製品・機能を知ったり、既存顧客との交流を深めたい場合に有効です。

ショッピング広告

ショッピング広告は、Instagramの投稿に設置された商品タグを投稿として配信できることから、商品を買ってもらう機会の創出を目的とした機能と言えます。基本的に自社のフォロワーに表示されるため、ユーザーの興味関心を引き、商品購入につながることが期待できます。

ブランドコンテンツ広告

ブランドコンテンツ広告は、有名人やインフルエンサーと連携し広告主以外のアカウントのフォロワーへ広告を配信する機能です。自社のイメージに合った有名人やインフルエンサーを起用することで、それぞれのファンに広告を見てもらうことができます。

Instagram広告の費用や課金方式

Instagram広告は、自社の予算に合わせて出稿量を調整できる広告媒体です。広告の種類によって、4つの課金方式のいずれかが適用されます。

Instagram広告の費用対効果を高めるためには、課金方式について理解したうえで、適切な広告を出稿することが重要です。課金方式ごとの特徴は次の通りです。

CPM

CPMという課金方式では、広告が1,000回表示されるたびに広告費が発生します。より多くのユーザーに広告を表示し、商品やブランドの認知を向上させたい場合は、CPMによる広告出稿が効果的です。

広告表示1回あたりにかかる費用は0.5円~1円が目安となっています。CPMでは広告がクリックされなくても費用がかかる点に注意しましょう。

CPC

CPCという課金方式では、広告がクリックされるたびに広告費が発生します。広告リンクページで、資料請求や商品購入などのコンバージョンを獲得したい場合は、CPCによる広告出稿が効果的です。

1クリックあたりにかかる費用は40円~100円が目安となっています。1クリックあたりの費用はオークション形式で決まるため、競合が多いターゲット設定では広告費が高くなる傾向です。

CPI

CPIという課金方式では、広告対象に設定したアプリがインストールされるたびに広告費が発生します。アプリの利用者数を増やしたい場合は、CPIによる広告出稿が効果的です。

1インストールあたりにかかる費用は100円~150円が目安となっています。

CPV

CPVは、動画の再生時間に応じて広告費が発生する課金方式です。多くのユーザーに視聴してもらいたい動画がある場合は、CPVによる広告出稿が適しています。

CPVでは、動画が10秒以上再生されるか、動画の8割以上の時間が再生されたときに広告費が発生する仕組みです。動画1再生あたりにかかる費用は4円~8円が目安となっています。

Instagram(インスタグラム)広告の基礎を学んで実務に活かそう!

Instagram広告を活用すると、自社がターゲットとするユーザーに対して写真や動画を使って商品やサービス
を訴求できます。

ただし、Instagram広告にはフォーマットや課金方式が複数あるため、自社の目的に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。Instagram広告の運用で失敗しないためにも、まずは基礎知識を身に付けるところから始めましょう。

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