若い世代を中心に狙うInstagram広告。上手く効果が出ないときには、ターゲティングに問題がある可能性があります。Instagram広告では詳細なターゲティングが可能なため、上手く活用すれば効率よく費用対効果をアップさせられるでしょう。

今回は、Instagram広告のターゲティング一覧とともに、特徴や効果を出すコツについて紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

  1. Instagram広告のターゲティングが重要な理由
  2. Instagram広告のターゲティングの特徴
  3. Instagram広告のターゲティングは4種類
  4. 詳細ターゲット設定(ターゲティング)の方法
  5. Instagram広告のターゲティングの成果を出すポイント
  6. Instagram広告はターゲティングがカギ!正しい設定で効果アップを狙おう

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Instagram広告のターゲティングが重要な理由

Instagram広告に限らず、Web広告などを出稿する際はターゲティングを行うことが重要です。ターゲティングを行うことで、目的に合うターゲット層に対して効率よく広告を出稿できます。潜在層にも効果的にリーチでき、費用対効果をアップさせる効果においても期待できるでしょう。

適切なターゲティングが行えていない場合、興味関心のないユーザーにも広告が配信されてしまいます。その結果、余計なコストがかかり費用対効果は下がってしまいます。効率のよい広告運用にはターゲティング精度を高めることが欠かせません。

Instagram広告のターゲティングの特徴

ここでは、Instagram広告のターゲティングの特徴について紹介します。特徴を知って、正しいターゲティングを行えるようにしましょう。

Facebook広告のシステムを利用

Instagramのターゲティングは、Facebook広告のシステムを利用しています。そもそも、InstagramとFacebookはどちらも「Meta社」が展開しているサービスです。Facebookは実名登録が基本のため、ターゲティングの精度が高いとされています。

他のSNSよりも精度の高いターゲティングが行えるため、より高い効果を得やすいのが特徴です。

属性と興味関心データによるターゲティングが可能

Instagramでは「属性データ」と「興味関心データ」の2つから、詳細なターゲティングが可能です。

Facebookのデータとあわせ、興味関心や属性のデータを使うことで細かいセグメントでのターゲティングが行えます。

Instagram広告のターゲティングは4種類

Instagram広告のターゲティングには、以下の4種類があります。

  • ユーザー属性
  • インタレスト
  • カスタムオーディエンス
  • 類似オーディエンス

それぞれを詳しく見ていきましょう。

ユーザー属性ターゲティング

ユーザー属性ターゲティングでは、地域・年齢・性別・言語・学歴・職業などを設定できます。それぞれの内容を解説します。

●年齢・性別

Instagramでは、年齢を1歳ごとに区切ってターゲティングできます。18歳~35歳のように決められた年齢層があるわけではないため、細かな設定が可能です。Facebookユーザーは生年月日から年齢を算出し、非ユーザーはフォロワーなどから年齢を推測します。

また、性別によるターゲティングも可能です。男性のみ、女性のみ、男女問わずなどが設定できるので、積極的に活用しましょう。

●住んでいる地域

地域のターゲティングでは、広告を配信するエリアを設定できます。国や都道府県を選択できるのはもちろん、郵便番号市区町村など細かなターゲティングも可能です。また、特定の場所に最近訪れた人を絞って配信することもできます。

●属性

属性では、ユーザーの職業・収入・学歴・結婚の有無・子供の有無などを設定できます。各ユーザーのステータスに沿った設定ができるため、より詳細なターゲティングを行いたいときに便利です。

例えば、子育て世帯向けの商品やサービスの場合には、「子供有」と設定すると正しいターゲティングを行えます。

インタレストターゲティング

インタレストターゲティングでは、「興味・関心」と「行動」の2つのデータからターゲティングを行います。

●興味・関心

興味・関心ではユーザーが「いいね」を行った投稿やページなどから、各広告に興味を持ってくれるかどうか判断します。以下のようなカテゴリーを選択することで、具体的なターゲティングが可能です。

  • スポーツ・アウトドア
  • テクノロジー
  • ビジネス・業界
  • フィットネス・ウェルネス
  • 買い物・ファッション
  • 趣味・アクティビティ
  • 食品・飲料品

例えば、ダイエット関係の広告であれば「フィットネス・ウェルネス」を選択します。選んだカテゴリーにより、最適なユーザーへと広告が表示されるようになります。

●行動

行動では、スマホの利用状況やユーザーの行動によりターゲティングを行います。具体的には、以下のような内容から最適なユーザーを選出します。

  • 記念日
  • 旅行
  • モバイルデバイスユーザー
  • 海外駐在
  • 消費者の分類
  • Wi-Fi接続環境
  • 端末情報
  • 位置情報

豊富なカテゴリーが用意されているため、より詳細なターゲティングが可能です。ただし、細かく設定しすぎると効果が出ない可能性があるので注意しましょう。

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスは、企業が持っている顧客情報をアップロードし、その情報をもとにターゲティングを行う機能です。すでに自社の商品やサービスを使っているユーザーに対して広告を配信したいときや、リピーターを狙いたいときに使います。

自社で持っている顧客リストを使ったターゲティングが行えるため、ターゲットを細かく絞れるのが魅力です。また、逆にすでに顧客になっているユーザーを除外して配信する方法もあります。アップロードできる顧客情報には、以下のようなものがあります。

  • 電話番号
  • メールアドレス
  • FacebookのユーザーID
  • Google PlayやiOS広告ID

類似オーディエンス

類似オーディエンスは、自社が保有する顧客情報を使ったターゲティング方法です。カスタムオーディエンスと同じく、企業側が持っている情報をアップロードして利用します。その情報をもとに、類似するユーザーに絞って広告を配信できるのが特徴です。

見込み客や潜在層へのアプローチに非常に効果的な機能で、Instagram広告のターゲティングの中でもよく用いられています。

詳細ターゲット設定(ターゲティング)の方法

ここでは、詳細ターゲット設定の方法を紹介します。4つのステップに沿って解説するので、ぜひ参考にしてください。

1.Facebook広告マネージャから「広告セット」に進む

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まずは、Facebook広告マネージャーにアクセスして画面上のタブかから「広告セット」をクリックします。広告マネージャにはキャンペーン広告セット・広告の3つがありますが、ターゲット設定を行う場合は画面右のグリーンの「作成」ボタンをクリックしましょう。

2.入力項目をチェック

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次に「編集」をクリックし、編集画面から入力項目をチェックします。

  • カスタムオーディエンス
  • 地域
  • 年齢
  • 性別
  • 言語
  • 詳細ターゲット設定
  • つながり

以上、7つの項目をそれぞれ入力してください。カスタムオーディエンスは、顧客情報をアップロードしている場合に使えます。地域はユーザーの住んでいる地域などを設定、年齢は1歳区切りで細かい設定が可能です。

その他、性別やユーザーの使用言語など細かな設定をしていきましょう。「つながり」では、ページへのアクセスや「いいね」を行ったユーザーに対する設定が行えます。範囲を狭めすぎないよう、適度な設定をしてください。

3.オーディエンスをチェック

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設定が終了すると、右上に「オーディエンス」が表示されます。「狭い」と表示されている場合や、「広範囲」となっている場合は設定を見直しましょう。下部ではオーディエンスサイズ1日の推定結果などもあわせて確認できます。

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こちらもあわせて参考にしながら、ターゲット設定を行ってください。

4.保存

設定を保存し、公開をすれば完了です。ターゲット設定は難しい手順はなく、指示に従って入力していくだけで簡単に行えます。アカウントを作成して簡単な設定をするだけで使えるので、ぜひ参考にしながら広告配信をしてみましょう。

Instagram広告のターゲティングの成果を出すポイント

Instagram広告のターゲティング設定が分かったところで、次は効果を出すためのポイントを紹介します。以下を参考にしながら、正しいターゲティングを行いましょう。

具体的なペルソナ像を設定する

ターゲティング設定を行う前に、まずは広告に対するペルソナ像を明確に設定するのがおすすめです。どのようなユーザーに広告を配信したいのかが明確に分からなければ、正しいターゲティングは行えません。

クリエイティブの内容と一致させる

ターゲティングとクリエイティブの内容が合わないと、せっかく配信しても効果が出なくなってしまいます。クリエイティブの内容とターゲティングは、必ず一貫性を保つようにしましょう。

テキストや素材の選定、色合いにも気を配りながらクリエイティブを作成してください。

ターゲットに合う広告を選ぶ

Instagram広告には、以下の4種類の広告が用意されています。

  • 写真広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • ストーリーズ広告

この中からターゲット層に合うものを選択し、ターゲティングを行うと効果的です。写真広告は色鮮やかなコスメやファッション系、動画広告は旅行や飲食店の広告に向いています。

また、カルーセル広告はブランドの紹介など、ストーリーズ広告は新商品の宣伝やキャンペーン告知などにおすすめです。

類似オーディエンスを上手く使う

類似オーディエンスはアップロードした顧客情報と類似するユーザーに広告を配信する機能ですが、パーセンテージを設定できます。

類似のレベルを1~10%の間で設定できるようになっているため、まずは1%程度から試してみましょう。様子を見ながら徐々に広げていくと、効果的です。

異なるターゲティングで同時配信する

ターゲティングは1種類のみを設定するのではなく、複数設定して同時配信するのがおすすめです。どの設定が最も効果が出るのか比較・分析できるのはもちろんですが、思わぬ層から予想外な反応が出る場合もあります。

過度なターゲティングはしない

ターゲティングは細かく設定すれば良いわけではなく、絞りすぎると効果が出にくくなってしまうので注意が必要です。Instagram広告には「自動最適化機能」と呼ばれるものがあり、広告配信の成果からより適したユーザーを選出してくれます。しかし、ターゲットを細かく設定しすぎると、最適化の精度が落ちる可能性があります。

ターゲティング設定の画面には、「推定オーディエンスサイズ」が表示されています。3段階でターゲティングの幅を教えてくれるので、狭いと判断されているときは見直しましょう。

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Instagram広告はターゲティングがカギ!正しい設定で効果アップを狙おう

今回は、Instagram広告のターゲティングについて紹介しました。ターゲット設定は決して難しくなく、ポイントを押さえれば効果的な設定が可能です。ただし、細かく設定しすぎると効果が薄れる恐れがあるので注意しましょう。

これからInstagram広告の出稿を考えている方は、ぜひ本記事を参考にしながら効果的なターゲティングを行ってください。