博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象に「11月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を実施。

消費意欲指数は前年比-3ポイント、11月としての過去最低値に

図1.png出典:株式会社博報堂 博報堂生活総合研究所
博報堂生活総合研究所の調査によると、2019年11月の消費意欲指数は43.7点。前月比は+1.8ポイントと前月の増税直後の落ち込みからはやや回復。

一方、前年比では-3.0ポイントと、11月としての過去最低値となった。特に、「季節の変わり目の買い物をしたい」といった秋冬に向けた季節消費への意向は、前年に比べて半数以下にとどまっている。(18年11月136件→19年11月61件)。

意欲の低下は女性で顕著

図2.png出典:株式会社博報堂 博報堂生活総合研究所
特に買いたいモノ・利用したいサービスがあるという人の割合は、男性は前年比-5.4ポイント、女性は−11.4ポイントと女性の低下が大きくなっている。

図3.png出典:株式会社博報堂 博報堂生活総合研究所
カテゴリー別にみても、前年からの減少が特に大きい「ファッション」(前年比−86件)、「化粧品」(前年比-48件)、「装飾品」(前年比−43件)の減少はほとんどが女性によるものとのこと。特に女性の消費意欲の低下が顕著であることがわかった。

*詳しい調査結果は以下のリンクをご参照ください。
博報堂生活総研 来月の消費予報

*調査目的:消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。
調査地域:①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県)
②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県)
③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)
調査方法:インターネット調査
調査時期:毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始)
調査対象:20歳~69歳の男女
サンプル数:1,500名(①~③の各地域500名)
※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付