テレワーク営業のメリット・デメリット

ここまではテレワークに移行する営業担当の方におすすめの書籍を紹介してきました。また、それと同時にテレワーク営業の良い部分、良くない部分の一般論もおさえておきましょう。テレワークのメリットとデメリットを心得ておくことで、書籍で知識をつける意義もしっかり見えてくるはずです。

テレワーク営業のメリット

テレワーク営業のメリットは、大きく分けて以下の3つです。

  • 生産性の向上
  • コストの削減
  • 従業員の精神衛生の改善

まずテレワーク営業になると、顧客に訪問するための移動、会社への出勤といった移動時間が大幅にカットされます。そのぶんの時間を仕事に当てることで、生産性を大きく上げることができるでしょう。そして交通費もかかりませんし、会社に出勤する人が少ないと光熱費も削減できます。企業にとって、テレワークは意外にメリットが多いのです。

また上司や同僚のいる空間で仕事をしていると、従業員には少なからずプレッシャーがかかるものです。それに比べてテレワークなら、Web会議でコンタクトを取っている時間以外は誰にも見られていない状態です。リラックスして仕事に取り組めれば、より高い成果を挙げられる場合もあるでしょう。

テレワーク営業のデメリット

テレワーク営業のデメリットは大きく以下の2つです。

  • マネジメントが不安定になる
  • 自宅で商談ができる環境を整えなければならない

ふたつめの理由に関しては、今どきネット環境を揃えていない人はいないでしょうし、強いて言えばいきなりテレビ通話が始まっても恥ずかしくない状態に部屋を保っておくぐらいでしょう。問題はマネジメントに関してです。今まで会社に通って仕事をしていた身としては、上司の目がないとどうしてもサボってしまうのが真理です。別にサボっても誰に見られるわけでもないし関係ないというのは大きな間違いです。

従来の対面型の営業職は、「出勤している」という事実があれば、成果が伴わなくてもある程度「仕事はちゃんとしている」と認められる部分がありました。しかし、その「出勤している=ちゃんと仕事をしている」という認識がなくなってしまうテレワークでは、その人の評価は成果でしか見られなくなります。

今後の営業職は、出勤していれば給料をもらえるのではなく、成果が挙がれば給料がもらえるというスタイルにシフトチェンジしていきます。「人が見ていないとどうしてもサボってしまう」という甘えは、早急に改善しておく必要があるのです。

まとめると、テレワーク時代の営業職は成果主義の厳しい世界。しかし本人の心掛け次第で、今までの何倍も成果を挙げられる環境になったといえます。この点をよく心得て、今後の身の振り方を考えていきたいものです。

テレワーク下で営業結果を出す方法を見出す

不要不急の外出自粛となり、これまでの対面での営業が出来ない厳しい状況が続いています。しかし、考え方を少し変えてみると、現代はネット環境と端末があれば、いつでもどこでも営業活動が可能な時代。このテレワーク下で、営業活動の効果を最大限発揮するための方法を紹介した書籍からぜひヒントを得てみてください。

参考:営業活動で営業マンが活用するべきテレワークのメリットとは

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