ビジネスマンは、日々目の前の業務に追われながらも、マーケティングの仕組みを学んだり、日本・世界の市場についてもアンテナを張っておく必要があります。ですが、マーケティングの分野は広すぎてどこから手を付ければいいのかもわからないですよね。

今回はマーケティングの理論から方法論、思考法まで学べるビジネス書を4冊ピックアップしました。業種問わずすべてのビジネスマンにおすすめできる書籍なので、ぜひ目を通してみてください。

ドリルを売るには穴を売れ

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2006年に出版されてから現在まで、多くのビジネスマンに読まれてきたマーケティング入門書です。

本書ではマーケティングの理論を体系的かつ実践的に解説していますが、理論を1つずつ個別に解説するのではなく、*つながりを持たせながら解説することで腑に落ちる内容に仕上げています。*さらに解説の前に小説が挟まれており、読み進める中で解説されるマーケティングの内容が身近なことのように感じられる工夫もあります。

駆け出しマーケターはもちろん、もう一度マーケティングの基本を学びたいビジネスマンにおすすめです。

書籍:ドリルを売るには穴を売れ

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング

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ビジネスの中でもより重要な「顧客」に焦点を当てたマーケティング書。大勢の顧客を分析したものはあくまで一般論であり、本質的なマーケティングはまた別にあるということを学べる書籍です。

筆者の成功・失敗両方の経験から書かれたこの書籍では、マーケティングの方法論がまとめ上げられており、1人の顧客を徹底的・体系的に分析する方法がわかりやすく解説されています。

「顧客ピラミッド」や「9セグマップ」など、実践にも使えるようなフレームワークも多数紹介されているので、マーケティングをより深く理解し現場でも活かしたいビジネスマンは必読の一冊です。

書籍:たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)

欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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ここで取り上げる「社会記号」とは、「女子力」「婚活」「おひとりさま」「インスタ映え」などの造語のこと。

いわゆる*「バズワード」の本質論*について説いており、平成時代を生きてきた人なら誰もが見聞きしたことのある言葉の背景を深く掘り下げています。わかりやすく、とてもロジカルな構成になっているので理解しやすいのもポイントです。

本書はマーケターだけでなく、コピーライターにもぜひ読んでほしい一冊です。

書籍:欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング (集英社新書)

SHIFT:イノベーションの作法

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世の中に新たな価値を生み出すイノベーションについて、筆者の20年の経験をもとにして解説されている書籍です。

アイデア発想源から社会への放出まで、イノベーションによる「SHIFT(=移り変わること)」の流れと方法論がわかりやすく解説されています。とても再現性の高い内容ばかりなので、読みながらどんどんアイデアが湧き出てくるかもしれません。

経営者やマーケターをはじめ、商品開発部や広告宣伝部などのビジネスマンも一読の価値あるビジネス書です。

書籍:SHIFT:イノベーションの作法

スキマ時間や休日を活用して書籍からマーケティングを学ぼう

現在はインターネットからでもマーケティングの情報を学べる時代になりましたが、Web記事では複雑に絡み合うマーケティングの繋がりを体系的に解説するのに限界があります。まとめられた1冊のビジネス書であればその問題を解決できるのです。

スキマ時間や休日を活用して、ビジネス書からマーケティングを学んでみるのもおすすめです。

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【厳選5冊】1万円以内で買い揃えられるWebマーケティング必携本

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ホームページの運営や広告運用を任された担当者にとって最初にあたる課題が「Webマーケティングに対する知識不足」ではないでしょうか。 今回は、1万円以内で買い揃えられるWebマーケティング必携本を紹介します。 業界の中でもバイブルとして読み継がれている本のみを厳選して紹介するので、これからWebマーケティングを学びたい方はぜひ参考にしてみてください。