もうすぐお盆の季節がやってきます。お盆は、お正月と同様、実家に帰省するシーズン。例年なら帰省ラッシュとなりますが、新型コロナウイルスの影響で今年は帰省しないという人も多いのではないでしょうか。

お正月といえばお年玉。ではお盆といえば?

お正月の大きなイベントといえば「お年玉」。子供たちにとっては年に一度のビッグボーナス。大人にとっては懐が痛むイベントですね。でも、ポチ袋を選んだりするのは楽しいものです。

実はここ数年、お盆の時期にお小遣いを渡す「お盆玉」という風習があるのをご存知でしょうか。簡単に言えば、お年玉のお盆バージョン。お正月に会えなかったときに、代わりに渡すという場合もあれば、お年玉もお盆玉もあげるということもあるよう。まあ、久しぶりに会った親戚の子供などにお小遣いを渡すことはよくあるので、それに名前が付いたものといったところです。

お盆玉はいくらが相場?

大人にとって気になるのは、お盆玉の相場ですよね。基本的にはお年玉と同じくらいのようで、渡す相手の年齢にもよりますが3,000〜10,000円のようです。

渡す相手が一人二人ならそれほどでもありませんが、5人6人となってくると結構な額に…。帰省にかかる費用も考えると、実家に帰るのをためらってしまう方もいるかもしれませんね。

株式会社マルアイという会社がお盆玉というポチ袋を販売

実はこのお盆玉、元々は東北地方に古くからある風習。東北出身の子供たちは、お年玉だけではなくお盆玉ももらっていたようです。うらやましい。

全国的にお盆玉が注目され始めたのは、2010年頃。ご祝儀袋やポチ袋などを製造・販売を行っている山梨の「株式会社マルアイ」が、「お盆玉」と書かれたポチ袋を発売したことにより、徐々にお盆玉が認知されてきました。

郵便局での販売開始から人気商品へ

当初はお盆玉の認知が低かったことと、「お盆にまでお小遣いをあげるなんて…」という大人側の反発(?)により、それほど売り上げはよくなかったようですが、2014年に全国の郵便局でお盆玉袋の販売が開始すると、一気に人気商品になりました。

現在はECサイトなどでもお盆玉袋を取り扱っているところが増えており、一定の割合で認知されていることがうかがえます。

ニッチな視点と大きな販路がポイント

お盆玉袋のヒットは、「お盆玉」という日本の一部地域でしか行われていなかった風習に目を付けたところから始まっています。ただ目の付け所がよかっただけではなく、郵便局という大きな販路での販売にこぎ着けたことも大きなポイントです。

新商品などを開発する際は、ニッチな視点だけではなく、販路など商品以外の部分にも目を向けておく必要があるという好例ではないでしょうか。

参考:
3人に1人がもらっている!夏の新習慣「お盆玉」をご存知ですか?|QUOカード
お盆休みの新常識!?今年の「お盆玉」はいくら用意する?|LIMO