LPは広告からサイトにアクセスしたユーザーが最初に閲覧するページで、上手く活用すれば大きな効果が得られます。しかし、その一方でポイントを押さえて作成しなければ最大限の効果が得られません。

今回は、LPの役割や必要性、効果的なLPの作り方、運用方法を紹介します。LPの作成や最適化に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事で分かること

・ LPの効果と必要性
・効果的なLPの作り方
・LPの効果的な運用方法

目次

  1. LPの役割と必要性
  2. 効果的なLPの作り方
  3. 効果を最大化させるLPのチェックポイント
  4. LPの効果的な運用方法
  5. LPで広告効果を最大限に高めよう【まとめ】

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LPの役割と必要性

LPの役割は、訪問したユーザーに購買・問い合わせなどの行動を起こしてもらうことです。
そのため、LPを制作することで、売上や申し込み問い合わせの増加といった効果が期待できます。

LPが必要とされる主な理由は以下の2つです。

  • CVRコンバージョン率を高めるため
  • 効果検証・改善しやすいため

LPは、ユーザーがアクションを起こしやすい構成となっており、商品の特徴やメリット、お客さまの声、よくある質問などを1ページ内にすべて掲載できるため、高いCVRが望めます。

また、LPは1ページ完結となっており、ホームページに比べて情報量が限られているため、効果検証と改善がしやすいのも特徴です。

効果的なLPの作り方

LPを作る際は、以下の流れで進めていくのがおすすめです。

  • 目的・目標の設定
  • ペルソナの設定
  • 競合調査
  • 訴求方法の検討
  • 構成作成
  • ライティング
  • デザイン
  • コーディング
  • 公開

このように、LPの効果を最大化させるためには「目的・目標の設定」「ペルソナの設定」「競合調査」といった準備も重要となります。

それぞれの具体的なやり方は以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:LP(ランディングページ)制作の流れを解説。構成する3つの要素や制作時の注意点

効果を最大化させるLPのチェックポイント

次に、効果を最大化させるためのLPのチェックポイントを解説します。

  • 効果の出る正しい構成
  • LP全体のデザイン
  • CVボタンの内容
  • 情報入力フォームの使いやすさ

効果の出る正しい構成

1つ目のチェックポイントは、効果の出る正しい構成になっているかどうかです。LPを見てくれているユーザーが何を求めているのか、心理を理解しながら構成を作成する必要があります。商材の魅力を上手く伝えられるよう、ファーストビュー・ボディ・クロージングの3つを意識しながら作っていきましょう。

また、顧客の悩みを解消できる情報を組み込むことも重要なポイントです。まずはファーストアプローチとして商材のキャッチコピーを記載し、次にユーザーが感じている悩みと解決策を提示します。

さらに商品の詳しい紹介を挟んでユーザーを惹きつけ、購入によって得られるメリットや口コミなどを記載します。最後に問い合わせフォームや購入ボタンを設置し、後半まで読み進めてくれたユーザーに対してアクションを促しましょう。

LP全体のデザイン

次にLP全体のデザインをチェックしましょう。まずは、ファーストビューに伝えたいメッセージや重要なキーワードが組み込まれているかどうか確認します。

ファーストビューのみを見て離脱してしまうユーザーは60%程度いるとも言われており、第一印象が悪いと多くの場合では先に進んでもらえません。

また、デザインに関しては文字の視認性も重要なポイントになります。いくら有益な情報がたくさん記載されているLPでも、文字が見えにくいと読む気になりません。パッと見たときに違和感なく読める色合いや文字の大きさを意識しましょう。

背景が濃い色なら白い文字、薄い色なら黒い文字を使うなど工夫をしてみてください。あまりたくさんの色を使いすぎると逆に見にくいため、商材に合う色を数色用意して組み合わせながら作成しましょう。

CVボタンの内容

次に、CVボタンの内容をチェックします。CVボタンとは商品の購入や問い合わせなど、具体的なアクションを促すためのボタンです。商品紹介のLPなら購入ボタン、サービスの紹介なら問い合わせボタンなどを設置するのが基本です。

CVボタンの内容やデザイン、設置場所によってはユーザーがボタンを押しにくくなる可能性もあります。例えば、LPを最後まで読んでくれたユーザーが購入を考えた場合、ページの最下部にCVボタンがなければ面倒になって離脱してしまう場合もあるでしょう。

せっかくLPを読んでくれたユーザーを上手くCVボタンに促すためにも、見やすくクリックしやすい位置に設置するのがおすすめです。設置場所はもちろん、クリックしたくなるような文章や色合いにするのも大切なポイントとなります。

情報入力フォームの使いやすさ

情報入力フォームの使いやすさも大事なチェックポイントです。購入や問い合わせをする際は名前や住所などを入力しますが、項目が多すぎると面倒になって離脱されてしまいます。入力フォームは最低限の項目に抑え、シンプルに仕上げるようにしましょう。

フォームの周りにはリンクや画像を設置せず、情報の入力に専念できるようにするのがおすすめです。ごちゃごちゃとしていると気が散ってしまい、情報を入力する気になりません。

また、誤ってユーザーが別のリンクをクリックしてしまうと、元のページに戻ってきても入力内容がリセットされてしまいます。

一度リセットされると購買意欲がなくなり、せっかくの顧客を逃してしまう結果になりかねません。

▼成果が出るLPデザインのポイントを知りたい方はこちら

成果の出るLPデザインのポイント【チェックリスト・クリエイティブ例付き】

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LPの効果的な運用方法

LPの効果を最大化するためには、以下3つのポイントを押さえて運用しましょう。

  • ターゲットごとにLPを用意する
  • LPの流入を増やす
  • LPOを定期的に行う

ターゲットごとにLPを用意する

複数のターゲット層が存在するときは、ターゲットごとにLPを用意しましょう。

1枚のLPで全てのターゲットをカバーしようとすると、キャッチコピーや訴求文が誰にも伝わらなくなり、かえってCVを獲得できなくなってしまいます。

したがって、男性をターゲットとする場合は機能やスペックを詳細に記載する、女性向けの場合はユーザーの声・共感を呼ぶストーリーを掲載するなど、それぞれのターゲットに最適化していくようにしましょう。

LPの流入を増やす

LPで成果を出すには、アクセスの流入数を増やすことが不可欠です。

最も一般的な方法はリスティング広告ディスプレイ広告の出稿ですが、他にも以下のような手段があります。

  • SNSでのPR:Facebook、X、Instagram、LINEなど
  • 自然検索流入(SEOGoogle、Yahoo!など
  • 直接流入メルマガ

また、セミナーや展示会などを行っている場合は、チラシ・パンフレットにQRコードを掲載すれば、紙媒体からの流入も期待できるでしょう。

LPOを定期的に行う

LPOランディングページ最適化)とは、ユーザーのニーズに合わせてLPの構成やデザインを改善し、CVRを高める施策のことです。流入が増えても、LPのCVRが低ければ効果を最大化できないため、LPを制作した後は、LPOを定期的に行いましょう。

LPOを実施するのに最適なタイミングは、Web広告でのパフォーマンスが停滞したときです。
LPOの具体的なやり方や押さえておくべきポイントは、以下の記事にて解説しています。

関連記事:LPOとは?効果的な手順や対策ポイント、SEO・EFOとの違いを紹介

LPOにはLP制作ツールの活用もおすすめ

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→ LP One(エルピーワン)

LPOを定期的に行いたくても、その度に外注するとコストも時間もかかってしまいます。自社でスピーディーに改善を行うために、LP制作ツールを使うのもおすすめです。

「LP One(エルピーワン」は、BtoBマーケティング向けのLP制作ツールです。

パワポ感覚で「見たまま編集」ができ、テンプレートを選択して要素をドラッグ&ドロップで追加するだけでLPを制作できます。テンプレートはLPの勝ちパターンの構成となっており、ビジネス向けサイトやセミナー集客用のLPでよく使われるパーツも用意されています。

また、管理画面のレポートでは訪問数・滞在時間・クリック・コンバージョンなどのパフォーマンスに加え、ユーザーの流入経路からコンバージョンに至るまでの行動を確認できます。

それにより、効果測定・分析を行いつつ、LP改善やマーケティング施策の打ち手のヒントを得ることが可能です。

LPで広告効果を最大限に高めよう【まとめ】

LPは広告などからアクセスしてくれたユーザーが最初に閲覧するページなので、購買意欲を高める工夫が必要になります。ただLPを作るだけでは効果はほとんど得られず、せっかく作ったページが無駄になってしまうこともあるでしょう。

そのため、以下のような手順に沿って効果的なLPを作りましょう。

  • 目的・目標の設定
  • ペルソナの設定
  • 競合調査
  • 訴求方法の検討
  • 構成作成
  • ライティング
  • デザイン
  • コーディング
  • 公開

また、LPの効果を最大化するための運用方法は以下の通りです。

  • ターゲットごとにLPを用意する
  • LPの流入を増やす
  • LPOを定期的に行う

▼成果が出るLPデザインのポイントを知りたい方はこちら

成果の出るLPデザインのポイント【チェックリスト・クリエイティブ例付き】

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