サイト運営や広告運用に取り組んでいるものの、思うような成果が得られず、LPOを検討する方は多いでしょう。Webサイトでコンバージョンを獲得するためには、適切なLPOに取り組むことが欠かせません。

今回は、LPOの基本とともに成果が出ない原因、LPOの手順を解説します。また、SEOやEFOとの違い、LPO対策で押さえておくべきポイントもまとめました。LP経由のコンバージョンを増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事で分かること

LPOの目的
・成果が出ないLPの原因
LPO対策で押さえておくべきポイント

▼ LPの作成・量産ができるおすすめツール

ferret One for LPの紹介.gif

目次

  1. LPOとは?【意味をわかりやすく解説】
  2. LPOとSEO、EFOの違い
  3. LPOを実施する2つの目的
  4. LPOを実施するタイミング
  5. LPOを実施してなぜ成果が出ない?主な原因2つ
  6. LPO対策で成果を出すための実施手順・方法【5ステップ】
  7. LPO対策で押さえておくべき改善施策ポイント6選
  8. LPOツールとは?
  9. LPOで活用すべき4つのツール
  10. LPOツールおすすめ3選を比較【無料】
  11. 正しい対策方法でLPOに取り組みコンバージョンを獲得しよう

LPOとは?【意味をわかりやすく解説】

LPOとは?【意味をわかりやすく解説】

LPOとはLanding Page Optimization(ランディングページの最適化)を表す用語です。

ランディングページ(以下LP)とは、Webサイトに訪問したユーザーが最初に見るページを意味します。LPに記載する情報を変更したり、デザインを改善したりする取り組みがLPOの主な施策です。

一般的にWeb広告リンクページや、サービスサイトの入り口となっているページなどでLPOが実施され、LPのCVRや獲得単価の改善を目指します。

LPOとSEO、EFOの違い

LPOとSEO、EFOの違い

LPOと似たような用語にSEO・EFOがありますが、それぞれ以下のように目的や施策が異なります。

LPO(ランディングページ最適化)

【目  的】LPのCVRやCPAを改善する
【主な施策】ファーストビュー変更、コンテンツの順序変更、レスポンシブ対応

SEO(検索エンジン最適化)

【目  的】 検索エンジン上位にサイトを表示させ、サイト流入数・CV増加につなげる
【主な施策】コンテンツ改善、被リンク施策、タグ設定

EFO(エントリーフォーム最適化)

【目  的】LPやサイトに設置されているフォームの入力完了率を高める
【主な施策】入力項目数の調整、入力例の表示、CTAボタンにマイクロコピー追加

LPOSEO、EFOの違いを把握した上で、自社にとって優先度の高い施策から取り組みましょう。なおEFOはLPOと合わせて行うことで、より高い効果が期待できます。

LPOを実施する2つの目的

LPOを実施する2つの目的

LPOには、大きく分けて次の2つの目的があります。

  • コンバージョン率を高める
  • 訪問者の離脱率を下げる

❶ コンバージョン率を高める

LPOの対象となるページは、商品購入や資料請求など、何らかのコンバージョンを獲得するためのページです。サイト訪問者がより高い確率でコンバージョンに至るようにすることが、LPOの目的です。

LPOによってコンバージョン率(以下CVR)が高まると、Webサイトの集客・販促効果や広告の費用対効果が向上します。

LPの平均的なCVRは約2〜3%とされています。BtoCよりもBtoBの方が高い傾向にあり、以下のように業種によっても大きく異なります。

業界 CVの例 CVR
イベント・レジャー 予約 12%
金融・コンサルティング 資料請求、セミナー申し込み 10%
メディア・出版 会員登録 10%
教育・医療 予約 8%
クラウド・ソフトウェア 資料請求、無料お試し 7%
不動産 資料請求、見積もり 6%
ハードウェア 資料請求、見積もり 5%
製造 資料請求、商品購入 4%
旅行・サービス 予約、会員登録 4%
EC小売 商品購入 3%
非営利団体 申し込み、問い合わせ 2%

このように業種によって幅があるため、自社が属する業界群に合わせたCVRを設定しましょう。

❷ 訪問者の離脱率を下げる

離脱とは、サイト訪問者がブラウザを閉じたり、サイト外にアクセスしたりすることを表します。コンバージョンに至る前に離脱されてしまう場合、LPに問題があるかもしれません。

LPの内容を見直し、離脱率を下げることもLPOの目的です。

LPOを実施するタイミング

LPOを実施するタイミング

LPOを実施するタイミングは、Web広告でパフォーマンスが停滞したときです。Web広告のパフォーマンスが好調で成長の余地がある段階は、Web広告に注力した方が売上拡大が狙えます。

そのため、まずはWeb広告を優先し、パフォーマンス次第でLPOに着手しましょう。

LPOでCVRを改善させる7つの施策。LPOの進め方や成功事例を紹介

LPOでCVRを改善させる7つの施策。LPOの進め方や成功事例を紹介

LPOとはLanding Page Optimization(ランディングページの最適化)を意味し、広告や検索などで一番最初に訪れるランディングページ(LP)を最適化することです。では、具体的にどのようにLPOを進めてCVRを改善すれば良いのでしょうか?この記事では、CVRを向上させるための具体的な施策や注意点を紹介します。LPOでどこから手をつけるべきか悩んでいる方は、参考にしてみてください。

LPOを実施してなぜ成果が出ない?主な原因2つ

LPOを実施してなぜ成果が出ない?主な原因2つ

LPで成果が出ないパターンは、以下の2つです。

  • 直帰率が高い / ページの滞在時間が短い
  • お問い合わせがない(CVRが低い)

各パターンに陥ってしまう主な原因も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

❶ 直帰率が高い / ページの滞在時間が短い

LPで成果が出ない1つ目のパターンは、直帰率が高く、ページの滞在時間が短いことです。直帰率やページの滞在時間に問題がある場合、次のような原因が考えられます。

  • 広告とLPの訴求内容がかみ合っていない
  • ファーストビューが魅力的な構成になっていない
  • ページの読み込み速度が遅い

● 広告とLPの訴求内容がかみ合っていない

広告文とLPの内容がかみ合っていないと、直帰率は高くなる傾向にあります。

例えば、広告文に「無料のホワイトペーパーを公開中」と記載があるにも関わらず、LPでは商品のアピールしか書かれていない場合、ユーザーの興味を引くことができません。

このような場合、LPOの施策として広告とLPの内容に一貫性を持たせることが重要です。

● ファーストビューが魅力的な構成になっていない

ファーストビューとはLPの冒頭のことで、この部分に問題があると、直帰率や滞在時間に悪影響を及ぼします。ファーストビューを魅力的にする方法として、次のようなLPO施策が効果的です。

商品・サービスの内容を明記するターゲット層に合わせて配色やフォントなどをデザインするファーストビューにコンバージョンに至るボタンを設置する

思うようにコンバージョンが得られない場合、これらのポイントをチェックしてみましょう。

● ページの読み込み速度が遅い

直帰率が高くなってしまう原因として、ページの読み込み速度の遅さが考えられます。Googleのオウンドメディア「Think With Google」によると、表示速度直帰率の関係は以下の通りです。

・ ページの読み込み時間が1~3秒になると直帰率は32%上昇する
・ ページの読み込み時間が1~5秒になると直帰率は90%上昇する
・ ページの読み込み時間が1~6秒になると直帰率は106%上昇する
・ ページの読み込み時間が1~10秒になると直帰率は123%上昇する

参考:Think with Google「Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed」

つまり、ページの読み込み速度を高めることが、直帰率の改善につながります。ページの読み込み速度を改善するためのLPO施策は次の通りです。

画像データの容量を圧縮するJavaScriptやCSSなど外部ファイルの数を減らすブラウザのキャッシュを活用する

サイト訪問者がストレスなくページを閲覧しコンバージョンに至るように、ページの読み込み速度を改善しましょう。

❷ お問い合わせがない(CVRが低い)

LPで成果が出ない2つめのパターンは、サイト訪問者からお問い合わせや商品購入などにつながらないことです。LPからコンバージョンが発生しない場合、次のような原因が考えられます。

  • フォームが最適化されていない
  • LPの構成が基本に則っていない

● フォームが最適化されていない

直帰率や滞在時間が悪くないにも関わらず、コンバージョンが発生しない場合、フォームに問題があるかもしれません。お問い合わせフォーム決済フォーム使いにくいと、コンバージョン率が低下します。

LPOの中でも、特にフォームを最適化する施策はEFO (エントリーフォーム最適化 ) と呼ばれます。以下のようなEFO施策に取り組み、コンバージョンにつながりやすいフォームを実装しましょう。

必須入力項目を可能な限り少なくする住所の自動入力機能を実装する入力の誤りを自動表示する

● LPの構成が基本に則っていない

これまでに紹介した対策を行ってもコンバージョンが発生しない場合、LPの構成に原因があると考えられます。マーケティングの基本を押さえるためにも、次のような視点でLPの内容を見直し、ターゲットユーザーにコンバージョンを促しましょう。

ターゲットユーザーを明確にするターゲットユーザーのニーズに応えるコンバージョンによってユーザーが得られるメリットを伝える

「LP作成の入門書!ランディングページ作成・改善ガイドガイ」では、LPで成果を出すために必要な5つのポイントを詳しく解説しています。

LP作成の入門書!ランディングページ作成・改善ガイド

LP作成の入門書!ランディングページ作成・改善ガイド

LPは作って終わりではなく、作ってからの改善、すなわちLPの最適化(LPO)が勝負です。LPOで見るべき着眼点や成果を出すための5つのポイントなど、LPOの全てを解説します!

LPO対策で成果を出すための実施手順・方法【5ステップ】

LPO対策で成果を出すための実施手順・方法【5ステップ】

LPOで成果を出すためには、正しい手順に沿って施策を実行する必要があります。具体的な手順は下記の通りです。

データ分析する現状を把握して課題を探る)
・ 仮説を立てる課題に対する対策を検討)
・ 改善策を実施する効果を検証する改善策を検討する

ステップ1.データの分析(現状を把握して課題を探る)

最初にやるべきことは、アクセス解析のデータに基づく現状把握です。LPOを行うLPについて、以下の計算式でCVRを算出しましょう。

CVR(%) = コンバージョン数 ÷ LPのアクセス数 ×100

例えば、LPに100件のアクセスがあり、コンバージョンが5件発生した場合、CVRは5%です。

リスティング広告の場合、出稿しているキーワードによってCVRの目安は異なります。指名キーワード(企業名や商品名、サービス名など)はユーザーのモチベーションが高いため、CVRの目安は10%程度です。

一方、指名キーワード以外の一般キーワードでは、1%~2%程度のCVRが見込まれます。データを分析した結果、CVRが目安よりも低いLPが見つかった場合、次のような課題があるかもしれません。

流入キーワードとLPの内容が合っていないLPが最後まで読まれないまま離脱されている途中までフォームに入力したユーザーがコンバージョンに至っていない

これらのポイントをチェックし、解決するべき課題を探りましょう。

ステップ2.仮説立て(課題に対する対策を検討)

次にLPで見つかった課題に対して、解決策の仮説を立てます。仮説をもとに、以下のような対策が考えられます。

LPで訴求するポイントを価格の安さから使いやすさに変更するCVボタンをLPの途中にも設置する資料請求フォームの必須項目をメールアドレスだけにする

サイト訪問者がコンバージョンに至っていない理由を考え、効果がありそうな施策から試しましょう。

ステップ3.改善策の実施

LPO施策の仮説に基づき、改善策を実行します。ただし、同じLPに対して同時に複数の施策を行ってしまうと、どの施策が効果的だったか分からなくなるため注意が必要です。

より効果が見込めそうなLPO施策から優先的に、1つずつ実行していきましょう。また、改善策を実行する前に、実施期間と目標値を決めておくことも重要です。

ABテストと呼ばれる手法を用いると、成果の高い施策を効率的に見つけられます。ABテストとは、一部を変更した2つ以上のLPにアクセスを振り分け、成果の違いを比較する手法です。

LPOに取り組む際は、ABテストツールなどを活用しながら施策を実施しましょう。

ABテスト時代に遅れるな 〜サイトやLPの成功率UPに必要なたったこれだけのこと〜

ABテスト時代に遅れるな 〜サイトやLPの成功率UPに必要なたったこれだけのこと〜

ABテストは日頃行っているデジタル施策の効果を明確に判定することができ、その判断自体のスピードも数倍にすることができます。今回、専門家でなくても誰もができる、もっと手軽な、ABテストの成功率を上げる方法を紹介します。

ステップ4.効果を検証する

LPO施策を実行した後は、狙っていた通りの効果が得られたか検証する必要があります。目標値がクリアできなかった場合、改善策が本当に有効だったのか、振り返ることが重要です。

施策を行う前後で、CVRに有意な差が見られないケースもあります。その場合は最初に立てた仮説に誤りがあったと判断し、別の仮説を再度立てて次の施策を実行しましょう。

ステップ5.改善策を検討する

改善策の実施は、1度や2度で終わりではありません。結果に関わらず、CVRやCPAを向上させる新たな仮説を立て、効果検証を繰り返します。

このような仮説検証の仕方を「PDCAサイクル」と呼びます。

Plan(計画)
目標を設定した上で、目標の達成のために何をするべきか仮説を立てる。

・ Do(実行)
仮説立て・計画した内容を実行に移す。

・  Check(評価)
計画通りに実行した結果を検証する。

・  Action(改善)
新たな課題について再度仮説を立て、改善する。

LPは1ページで完結するものが多いので、PDCAサイクルを回しやすいです。具体的なポイントや流れについては下記資料にて紹介しています。

LP作成の入門書!ランディングページ作成・改善ガイド

LP作成の入門書!ランディングページ作成・改善ガイド

LPは作って終わりではなく、作ってからの改善、すなわちLPの最適化(LPO)が勝負です。LPOで見るべき着眼点や成果を出すための5つのポイントなど、LPOの全てを解説します!

LPO対策で押さえておくべき改善施策ポイント6選

LPO対策で押さえておくべき改善施策ポイント6選

LPO対策で押さえておくべきポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • ファーストビューが最適か確認する
  • 訴求ポイントを強調する
  • ボタンが目立つようにする
  • 表示速度を確認する
  • デバイスで見やすいようにする
  • 文章の流れや内容を確認する

ファーストビューが最適か確認する

LPでは、ほとんどのユーザーがファーストビューで離脱すると言われています。実際にミズーリ科学技術大学の研究によると、「Webサイト第一印象は0.2秒、読み進めるかは2.6秒で決まる」とされています。

そのため、ファーストビューが最適ではない場合、多くのユーザーが下にスクロールする前に離脱することになります。

ファーストビューはユーザーが最初に目にするべき場所なので、広告や検索と連動させた内容を提示しつつ、しっかりと目を引くデザインにしましょう。

参考:Missouri University of Science and Technology|Eye-tracking studies: first impressions form quickly on the web

訴求ポイントを強調する

訴求ポイントは文字の色やフォントを工夫するほか、ボックスや吹き出しで囲んだり、動きをつけたりするのも有効です。

また、訴求ポイントを記載する場所も工夫しましょう。あまり下の方に記載すると、上部で離脱するようなユーザーには見てもらえません。

ボタンが目立つようにする

ボタンは目立つように色や形、サイズを工夫し、設置場所にも気をつけましょう。

ヒートマップなどを確認すると、ユーザーが多く閲覧している箇所が分かります。そのような場所を選んでボタンを設置すると、コンバージョンの向上につながるでしょう。

表示速度を確認する

表示速度が遅すぎるとユーザーがストレスを感じて離脱してしまいます。またいくらページ内容が良くても、表示が遅すぎてはページを訪れる前に離脱される確率が上がることにもなります。そのような事態を防ぐためにも、表示速度を必ず確認しましょう。

具体的に、表示速度が何秒以内であればいいなどの基準はありません。実際に確認し、ストレスにならないかどうかチェックしてください。

各デバイスで見やすいようにする

LPはスマートフォンやタブレット、パソコンなどで閲覧する可能性があるため、デバイスで見やすいかどうかも重要なポイントです。

パソコンでは閲覧しやすくてもスマートフォンで見た際に見にくいと、スマートフォンユーザーからのコンバージョン獲得は期待できません。各デバイスでの見え方を確認し、それぞれ正しく表示されるようにしましょう。

文章の流れや内容を確認する

LPは、上から下にスクロールしながら閲覧するのが基本です。そのため、文章の流れや内容を見直すことも大切なポイントです。

順を追って商材の良さが伝わるように文章を記載し、適切な場所にボタンを設置しましょう。急に商材の宣伝らしい言葉が出てきても、ユーザーの心には響きません。まずは、共感するような言葉を記載し、その後に商材をアピールします。

LPOツールとは?

LPOツールとは?

LPOツールとは、LPOランディングページ最適化)をサポートしてくれるツールのことです。

LPOツールには分析やテストを行ううえで便利な機能が備わっているため、LPOツールを使うことで、検索ユーザーに関するさまざまなデータを簡単に収集・分析ができます。

具体的には、以下のようなデータです。

  • 属性(地域、性別、年齢、興味や関心など)
  • 流入経路
  • 行動履歴

また、プログラミングやアクセス解析などの専門的な知識がない初心者でも直感的に操作ができるため、工数の削減も実現可能です。

LPOで活用すべき4つのツール

LPOで活用すべき4つのツール

LPOを効果的に実施するためには、LPOツールの導入がおすすめです。効率よくLPOが実施できるツールには、大きく4種類あります。

  • アクセス解析ツール:ユーザーの行動を可視化できる
  • ヒートマップツール:LPの改善点が見つけやすい
  • ABテストツール:施策の効果検証がしやすい
  • LP作成ツールページの改善・変更が自分で簡単にできる

アクセス解析ツール

アクセス解析ツールLPOで必要不可欠なツールのひとつです。
アクセス解析は、LPを訪れた検索ユーザーのサイト内での行動をログとして分析できるツールです。
既存サイトの課題や改善点を見つけ出すためや改善施策の効果を検証するために使用します。
アクセス解析ツールの活用によって取得できるデータの具体例は、以下のとおりです。

  • ユーザーの属性(地域、性別、年齢、興味や関心など)
  • 流入経路(ブラウザ検索、広告、SNSなど)
  • コンバージョン率
  • 直帰率
  • ページの表示速度
  • 使用デバイス

上記は一部の機能ですが、このような機能によって、ユーザーの傾向や行動を分析するうえで必要なデータを可視化できます。

ヒートマップツール

LPがどこまで見られているか、どの部分が多く見られているか、どこがクリックされているかなどを可視化するツールです。LPのどの部分に問題があるか発見しやすくなります。
おすすめのヒートマップツールなどは、下記の記事でご紹介しています。

→ヒートマップの見方や使い方をおさらい!おすすめツールも紹介

ABテストツール

LP改善際、キャッチコピーや画像など、どちらがいいか迷うことも多いと思います。そんな時はABテストを行い、実際に反応を見てみるのが早い方法です。
ABテストに便利なツールについては、下記の記事でご紹介しています。

→ABテストとは?目的やテストの流れ、便利な無料・有料ツールを紹介

LP作成ツール

改善点が分かっても、実際にLPを変更するのに外部業者やエンジニアに依頼をしていると、改善が完了するまでに時間がかかってしまいます。
自分でLP内容を簡単に編集できるツールがあれば、LP改善の工数が大幅に削減できます。
スピーディーにPDCAを回したい場合は、LP作成ツールの導入を検討してみるのもいいでしょう。

▼ LPの作成・量産ができるツール

 LPを自分でサクサク作り放題|ferret One for LP

LPを自分でサクサク作り放題|ferret One for LP

LPの改善と量産を外部業者やエンジニアに依頼せずに自分で完了。マーケティング機能も充実。PDCAが高速に回せます。

LPOツールおすすめ3選を比較【無料】

LPOツールおすすめ3選を比較【無料】

ツールにかける資金に余裕のない場合や、LPOツールを使ったことがないことからいきなり有料ツールの使用は避けたい場合には、無料で使えるLPOツールも選択肢のひとつです。

ここでは、無料LPOツールのおすすめを3つに厳選してご紹介します。おすすめの無料LPOツールは、以下の3つです。

  • Googleアナリティクス(GA4)
  • Ptengine
  • ミエルカヒートマップ

それぞれの特徴をみていきましょう。

Googleアナリティクス(GA4)|Googleの無料アクセス解析ツール

Googleアナリティクス(GA4)|Googleの無料アクセス解析ツール

引用元:Googleアナリティクス

おすすめの無料LPOツールの1つ目は、Googleアナリティクス(GA4)です。
Googleアナリティクス(GA4)は、Googleが提供している無料のアクセス解析ツールです。
Googleアナリティクス(GA4)を利用すれば、検索ユーザーの属性からサイト内での行動履歴までチェックできます。
Googleアナリティクス(GA4)は、5つのレポートに分かれており、確認や分析できる主な内容は以下のとおりです。

  • リアルタイム:リアルタイムのサイト状況
  • オーディエンス:ユーザーの属性(地域、ブラウザ、デバイス、インタレストなど)
  • 集客:流入経路(自然検索、広告、SNS)
  • 行動:ユーザーの行動履歴(ページビュー数、滞在時間、直帰率、離脱率など)
  • コンバージョン:ユーザーに期待する行動の成果

LPの分析や改善に役立つ機能が豊富に備わっているため、LPOには欠かせないツールとなっています。

Ptengine(ピーティーエンジン)|ノーコード・コードモードの二刀流

Ptengine(ピーティーエンジン)|ノーコード・コードモードの二刀流

引用元:Ptengine

おすすめの無料LPOツールの2つ目は、Ptengine(ピーティーエンジン)です。
Ptengine(ピーティーエンジン)は、Webデータ分析システムの開発事業を展開するITベンチャー企業の株式会社Ptmindが提供するWebサイト分析ツールです。
ヒートマップやサイト解析、ページ編集、A/Bテストなどをすべてノーコードで実現できます。
プログラミングなどの専門的な知識やノウハウがある場合には、コードモードでより高度なテストなどもできます。
わずか1行のコードをサイトに追加するだけで簡単に始められることや直感的に操作できることが特徴的です。
また、ユーザーの属性に合わせてページを最適化できるパーソナライズ機能もあります。
具体的には、年齢層によって異なる商品を提示する機能や新規ユーザーとリピーターによって異なるオファーを提示する機能などが挙げられます。

ミエルカヒートマップ|3つのヒートマップで行動を見える化

ミエルカヒートマップ|3つのヒートマップで行動を見える化

引用元:ミエルカヒートマップ

おすすめの無料LPOツールの3つ目は、ミエルカヒートマップです。
ミエルカヒートマップは、ソフトウェアを開発・販売している株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)が提供している、3種類のヒートマップでユーザーの行動を見える化してくれる分析ツールです。
3種類のヒートマップとは、以下のとおりです。

  • アテンションヒートマップ
  • クロールヒートマップ
  • クリックヒートマップ
    アテンションヒートマップでは、熟読されている部分がわかります。スクロールヒートマップでは、ページのなかで離脱した部分がわかります。クリックヒートマップでは、ページのどこでクリックされたのか判断可能です。
    このように、3つのヒートマップでサイト内の課題や改善を一括して可視化してくれます。

正しい対策方法でLPOに取り組みコンバージョンを獲得しよう

Webサイトでコンバージョンを獲得するためには、LPOが重要です。LPOの主な施策として、ファーストビューの改善やフォームの最適化、構成の見直しなどが挙げられます。また、効率よくLPOを行いたい場合は、ツールの導入がおすすめです。

ただし、やみくもに施策を行うだけでは成果につながりません。以下のようなポイントを押さえながら、PDCAを回しながらLPO施策に取り組みましょう。

  • 正しい手順を踏む
  • ファーストビューを確認する
  • 訴求ポイントを強調する
  • ボタンが目立つようにする
  • 表示速度が最適か確認する
  • ツールを活用する

コンバージョンに悩む方は、ぜひ本記事を参考にLPOに取り組んでください。

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LPOツールは、LPの改善に役立つツールです。テストや分析に活用することで、LPのCVRを効率的に高められます。LPOツールの特徴や導入のメリット、選び方のポイントなどを解説するとともに、ツール8つを比較します。