スタートアップ等が、コストをかけずにすぐにWebサイトを準備したい場合、WIxは手軽に使えるホームページ作成サービスとして便利です。しかし、無料もしくは安価で手軽に使える反面、ホームページとして重要な集客力がどれほどあるのかは気になるところでしょう。せっかくホームページを制作しても、ターゲットとなるユーザーにご覧いただける機会が生まれなければ意味がありません。SEOにどこまで対応できるのかは重要なポイントなのです。

約500社のWebサイト改善をしてきたノウハウを生かせるサービスとは

約500社のWebサイト改善をしてきたノウハウを生かせるサービスとは

各ジャンルのスペシャリストが一気通貫でサイト制作から集客、その後のサイト改善まで対応!

そこで今回は、*ホームページ作成サービスの中でも、世界で1億人以上に利用されているWixに注目します。*この記事をご覧いただければ、WixならどのようにSEO対策に取り組めるのか等を紹介しますので、ぜひご参考ください。

Wix(ウィックス)とは

image2.png

Wix

*Wix(ウィックス)とは、HTMLCSSなどの専門知識がなくても、誰でも簡単にホームページを制作できるサービスです。*すぐにホームページを立ち上げたい方や、コストをかけずにWebサイト運営をスタートしたいといったニーズを満たすため、多くの人に支持されています。

基礎知識

Wixは、数あるデザインテンプレートを使い、ドラッグ&ドロップによる操作やテキスト入力などの簡単なステップで制作を進められます。モバイルへの完全対応やツールの高い機能性を誇りながら、無償でも使用できるため、日本でも様々なシーンで利用されているのを見かける機会が多いでしょう。世界で約1億人以上が利用しているほどの人気であることも納得できます。

便利な部分ばかりか?

Wixに限らず、テンプレートを埋めていくだけでWebサイトを作成できるサービスは、WordPressWebサイトを構築するよりも自由度が少ない面もあります。専門知識がない人にとっては選択するだけで、どんどん制作を進められますが、*「もっとここを変更できないか」といったオリジナリティの求めるほど、使いにくいと感じる部分もあるでしょう。*これは、デザインなどユーザーから見える外側の部分に限ったことではなく、サイト構築する上での内側の部分にも言えます。Wixを使った場合、SEOにどこまで取り組めるのかを気にする人も多いのではないでしょうか。

Wix(ウィックス)はSEOに弱いのか?

WixはSEOに弱いと言われる場合がありますが、果たして本当なのでしょうか。確認するべきポイントをピックアップしてみました。

表示速度について

Wixを使って作ったホームページは表示速度が遅いという声を耳にすることがあります。*ページの読み込み速度は検索順位に影響するため、とても重要な要素です。*Wixはすべてのページを読み込んだ上で表示をするつくりになっているため、ページ数が多いなどの影響で読み込みに時間がかかってしまう場合があるでしょう。しかし、大量のページを構成するWebサイトでなければ十分使えます。また、サイト作成者次第で可能な限り動きを軽くする工夫もできます。例えば、ページの読み込みが遅くなる理由に画像の重さが挙げられます。使用する画像をできるだけ軽くすることでスピードの改善につながるかもしれません。

Wixとしても、スピードをチェックする測定ツールを提供しており、サイトが表示されるまでの時間や操作開始までの所用時間をテストできるのです。Wix Turboという無料で利用できる速度改善テクノロジーを提供するなど、表示速度をできるだけ早くするように開発としても取り組んでいます。

参考:Wixは重い?ホームページを軽くする為の解決策|ホームページ大学

独自ドメインの設定

Wixなどドメインを無料で利用できるサービスを使ってホームページを運営する場合、検索結果の表示に制限があると言われることがあります。これは検索結果の偏りを防止するために、同じテーマの記事の表示に制限をかけているためだと言われているのです。この点から考えると、独自ドメインを利用した方が有利でしょう。*しかし、これはWixが独自ドメインを使えないというわけではなく、無料プランでは利用できないというだけです。*有償のプランを利用することで解決します。*Wixを利用し検索上位を狙うなら、有償のプランに申し込み独自ドメインを利用するべきです。*Wixのドメインを使っていて、途中から独自ドメインを使うとなると、それまで蓄積してきた評価をまた最初から積み重ねることになりますので、途中で変更するくらいなら初めから独自ドメインを使ったほうが得策です。

結局は競合サイト次第とも言える

Wixは、SEOにとって必要な設定が、それなりにできるようになっています。*Wix SEO Wizという無料ツールは、SEOについて詳しい知識がなくても対策ができているのか確認できるものであり、初心者の方は重宝するでしょう。*検索順位が決まるにあたり重要なことは、競合するホームページよりも自分のWebサイトが高く評価されるかどうかです。WixがSEOに強いか弱いかというより、WixにどこまでSEO対策ができるかですので、この点においてはWix側としても力を入れており期待はできます。ただし、自由にカスタマイズできるサイトではないので、簡単かつスピーディーにサイトを立ち上げられるホームページ作成サービスであることを重視する場合に選択するべきでしょう。

Wix(ウィックス)のSEO設定方法

WixはSEO設定が初心者でも簡単にできるように用意されています。Wixを使うなら、この機能を活かしてSEO対策を必ず行っておきましょう。設定するべき項目について以下にご紹介します。

ページタイトルとメタディスクリプションの設定

image3.png

タイトルSEO対策にとって大変重要な要素です。Wixでは、ページタイトルやディスクリプションを設定する項目が用意されています。「サイトメニュー」のSEOGoogle)から「検索エンジンに表示するタイトル」と「ページディスクリプション」を編集しましょう。

image1.png

*設定している画像が何を示すものであるのか検索エンジンに伝えるためにalt属性(代替テキスト)を設定した方がSEOに有利です。*Wixでも代替テキストの設定が簡単にできます。画像が設置されているところで歯車マーク「設定」をクリックすると「画像設定」が表示されます。そこに表示されるテキスト「代替テキストSEO用)」に画像の内容を示すテキストを設定しましょう。

SEO Wizでスムーズに設定することも可能

ダッシュボードの「マーケティング」にある「Googleに提出」を選択すれば、Googleにサイトを提出するにあたり、タイトルやディスクリプションなどが設定済みなのかを表示します。設定していなければガイドに沿って設定できるので便利です。

SEOの競合性やサイトの目的などで判断

今回ご紹介したSEOの設定項目のほか、上級者向けの工夫できる場所もあり、WixがSEOに弱いというわけではありません。ホームページ作成サービスの中では使いやすいと感じる部分も多々あり、制作スピードや無料で利用できる部分のパフォーマンスとしても優れています。*独自ドメインなどについては、有償プランを使うことでヘッジできますし、競合サイトをよく調べて、Wixを使ってSEOで戦えそうな環境であるかを確認するとよいでしょう。*デザイン性もツールも優れているサービスとして、用途を見極めつつ活用すると戦力になるのではないでしょうか。

Wix(ウィックス)についてさらに詳しく

自分でホームページを作りたい!ホームページ作成サービス「Wix」の使い方を解説

自分でホームページを作りたい!ホームページ作成サービス「Wix」の使い方を解説

ホームページを作成したいけど、費用が限られているために作成に踏み切れないという方がいらっしゃるかもしれません。今回はデザイン性と機能性を合わせ持つホームページ作成サービス、「Wix」を使ってホームページを作成する方法をご紹介します。Wixは世界190ヶ国で使用されており、豊富なデザイン素材を使ってホームページを作成できます。ホームページを開設したいけど、どのサービスを使えばいいのか迷っているという方は、参考にしてみるといいかもしれません。

無料のホームページ制作ツールWixはGoogle

無料のホームページ制作ツールWixはGoogle

無料でホームページを作成できるWixの効果測定を行いたいという方は参考にしてください。WixにGoogle Analyticsを連携する方法を紹介します。