ホームページ作成サービスは、誰でも手軽に利用できることから様々なシーンで活用されています。デザイン性の高さなどメリットが多いので魅力的に感じますが、SEOに弱いのではないかと気になる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、ホームページ作成サービスの中でも人気のあるKDDIウェブコミュニケーションズが提供するJimdo(ジンドゥー)のSEOをテーマにしました。

この記事をご覧いただくと、Jimdo(ジンドゥー)がSEOにどれくらい対応できるかについてや、具体的な設定方法などを理解できます。Jimdo(ジンドゥー)を利用したいと検討している方には、ぜひご参考ください。

Jimdo(ジンドゥー)とは

Jimdo(ジンドゥー)とは、専門知識のない人でも手軽にWebサイトを構築できるホームページ作成サービスです。170万人ものユーザーに支持されており、2500万ものサイトにJimdo(ジンドゥー)が使われています。ホームページ作成サービスの中でも特に認知度の高いサービスと言えるでしょう。

基礎知識

Jimdo(ジンドゥー)は、無料で利用できるプランから有償でさらに高度なWebサイト運営ができるプランまであり、様々なユーザーのニーズを捉えているサービスです。また、コーディングをすることなく美しいホームページを作成できるだけではなく、技術者であってもコードをカスタマイズできる対応力の高さも魅力です。モバイルに最適化されたホームページはユーザーの使い勝手においても、SEOにおいても有効でしょう。また、コーポレートサイトやサービス紹介サイトといった用途だけではなく、ネットショップを手軽に立ち上げられるといったコストパフォーマンスに優れている面も支持されている理由です。

SEOに合ったプランもある

AIによってホームページをスムーズに構築する「AIビルダー」というプランと、自分好みにサイト制作を行う「ジンドゥークリエイター」というプランがあります。「ジンドゥークリエイター」には、「SEO PLUS」というプランがあり、検索順位の上位獲得に強い本格的なSEOアドオンを利用できるのです。月額換算で4,110円がかかりますが、本格的にSEOに取り組める土台は用意されています。「SEO PLUS」の上位にあたる「PLATINUM」もSEOアドオンが利用できる設定です。「AIビルダー」も「START」以上のプランなら高度なSEOができるようになっています。

Jimdo(ジンドゥー)はSEOに弱いのか?

無料から使えるホームページ作成サービスであることもあり、Jimdo(ジンドゥー)がSEOに弱いのではないかと気になる人もいるでしょう。

SEO対策ができるようになっている

Jimdo(ジンドゥー)は、無料版であってもタイトルやメタディスクリプション、画像の代替テキスト(alt属性)といったSEO対策は可能です。有償のプランであれば前述したように高度なSEO対策ができます。独自ドメインの利用のほか、ページごとのメタディスクリプションの設定など、細かな設定が可能です。そのため、SEOに力を入れたいと考えているなら、最初から有償のプランを選ぶ方がよいでしょう。有償プランさえ使えれば、ページごとにメタディスクリプションを設定できるなど、できることが増えます。

自由度が高いとは言えない

Jimdo(ジンドゥー)をはじめとしたホームページ作成サービスの無料プランは、簡単にWebサイトを作成できる分、WordPressと比べてカスタマイズがしにくいです。そのため、細かなSEOの設定がしにくいというデメリットがあります。初心者でありWordPressの設定がよくわからないということであれば、Jimdo(ジンドゥー)は便利ですが、それなりに操作は理解できそうという場合は、独自ドメインを取ってWordPressを使う方が利便性が高いでしょう。ITスキルがなくても、素早く簡単にサイトを立ち上げるというのがJimdo(ジンドゥー)の最大の採用ポイントであると考えます。

ブログ機能が使える

Jimdo(ジンドゥー)にはブログを作成する機能がありますので、記事ごとにキーワード対策を行い品質の高い内容のコンテンツを重ねるということもできます。SEOを考えるなら無料プランは選択しにくいものの、このブログ機能は使えるという点に関しては、メリットとも言えるのではないでしょうか。

Jimdo(ジンドゥー)のSEO対策のポイント

さて、Jimdo(ジンドゥー)のSEO対策を行う上でポイントとなることをいくつかご紹介します。Jimdo(ジンドゥー)を利用するなら、ぜひ押さえておきましょう。

最低限必要な対策はできるので必ず実施

無料プランであっても、タイトルやメタディスクリプション、alt属性の代替テキストといった点は、必ず対策を実施しましょう。これは最低限とも言える部分ですが、競合するサイトがこの点を対策していないなら、有利になるかもしれません。できることを確実にするというのは、Jimdo(ジンドゥー)に限らずSEO対策において重要なことです。

プラットフォームに頼らず運用でもカバー

Jimdo(ジンドゥー)に用意されているSEO設定を行うだけでは十分なSEO対策とは言えません。大切なことは、Googleに評価される質の高いコンテンツを作ることです。ユーザーが求める情報を十分に含んだコンテンツを搭載しなければいけません。ユーザーが検索に使用するキーワードを把握し、コンテンツ作成に使用するのも大切です。そのためにもGoogleアナリティクスを使い、ユーザーの反響やニーズを分析する必要があるでしょう。Googleアナリティクスとの連携は有償プランなら簡単にできますが、ジンドゥークリエイターの無料プランでもタグを自分で貼り付けることで利用できます。

競合環境やサイトの用途を見つめてプランを選択

SEOは上位を狙う検索キーワードにおいて競合サイトよりも検索エンジンに評価される必要があります。つまり、競合するWebサイトが自分のWebサイトよりもSEOにおいて強いかが大切です。検索結果の上位に位置するサイトを確認して、SEO対策に力を入れているようであれば、Jimdo(ジンドゥー)の無料プランで対抗するのは厳しいかもしれません。また、今後競合が参入してくる恐れがあるのなら、できる限りのSEO対策は行うべきという点から有償プランを選択しておくのが得策でしょう。

Jimdo(ジンドゥー)のSEO設定方法

Jimdo(ジンドゥー)で行うべきSEOの設定方法を具体的にご紹介します。今回は無料プランで最低限行っておくべき部分です。有償を利用するか迷っていて、まずは無料からスタートという場合は、以下だけは確実に行っておきましょう。

タイトルとメタディスクリプションの設定

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Jimdo(ジンドゥー)の無料プランはサイト全体のタイトルページ概要(メタディスクリプション)を設定できます。タイトルSEOにとって非常に重要な役割を果たしますので、対策をしたいキーワードを含めて端的に構成します。メタディスクリプションはサイトの概要です。ユーザーからクリックされるように明確な記述が必要です。メニュー「パフォーマンス」の「SEO」を選択すると設定欄を表示できます。

見出しの設定

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ページ本文の中に見出しを設定することでコンテンツ内で重要なキーワードを強調できます。大見出しの下に中見出し、その下に小見出しが構成されるように配置しましょう。コンテンツを追加する際、「見出し」を選ぶと「大中小」が選択できます。

alt属性

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alt属性は画像が何を示しているのかを検索エンジンに伝えるための代替テキストのことであり、必ず設置しましょう。検索エンジンは画像の内容を理解できないため、代替テキストで設置して情報伝達をしなければいけないのです。画像を設定する際、「キャプションと代替テキスト」から設定できます。

Webサイトにとって必要なSEOを想定してプランを選択しよう

Jimdo(ジンドゥー)は手軽にホームページを立ち上げられる点ではとても優れたサービスですが、SEOを重視する上では利用プランを検討するべきでしょう。競合性が高くSEOに力を入れているサイトと競う場合は、有償プランであることはもちろん、そもそもJimdo(ジンドゥー)を使わないという選択肢も浮上するかもしれません。Jimdo(ジンドゥー)を使う場合は、今回ピックアップしたSEO設定を最低限行っておき、品質の高いコンテンツを作成することに力を注ぐべきです。Jimdo(ジンドゥー)をはじめとしたホームページ作成サービスは、その優れたパフォーマンスを活かすシーンを見極めるのが大切でしょう。