動画制作の流れを解説

動画制作の流れは、以下のような5つのステップに分かれています。

1.動画編集ツールを用意する
2.素材となる動画や画像、音楽などをアップロードする
3.イメージに沿って素材のトリミングを行う
4.装飾(BGMや文字、エフェクトなど)を入れる
5.ひとつの動画として出力する

それぞれ細かく見ていきましょう。

1.動画編集ツールを用意する

まずは動画編集ツールを用意し、動画制作の準備を整えます。

おすすめのツールについては記事の後半で紹介しているので、ぜひそちらを参考に気に入ったものをインストールしてみましょう。

2.素材となる動画や画像、音楽などをアップロードする

素材となる動画や画像、音楽をパソコンからツールの中へアップロードしていきます。ツールの中に素材を取り込むことで、自由に切り貼りしたり、装飾を行ったりできるようになりました。

3.イメージに沿って素材のトリミングを行う

素材となる画像や動画を切り貼りしながら、最後にひとつの動画としてまとまるように構成を組み立てていきます。この時点ではまだ音楽も装飾も入っていなくて良いので、多少味気なくても問題はありません。

骨組みを作っているイメージで、流れに違和感がないか、盛り込みたい素材は全て入っているかを確認しながら、バランスを見て調整を進めます。

4.装飾(BGMや文字、エフェクトなど)を入れる

骨組みとなる動画が用意できたら、音楽や文字、字幕、エフェクトなどを差し込んでいきます。センスが問われるステップですが、始めのうちはサンプル動画と見比べながら進めていくことが大切です。

何より大切なのはこのステップで「楽しい」と感じられるかどうか。完成したときのイメージを持ちながら、それに近づけていくような気持ちで進めましょう。

5.ひとつの動画として出力する

装飾を終えたら、いよいよ完成です。ツールの中に眠っている動画のたまごを出力し、ひとつの動画としてパソコンへ移動させましょう。

動画制作は、このようなステップで進められます。まずは短い動画をいくつか作ってみることから始めましょう。だんだん操作やコツが分かってくるので、頃合いを見て長めのプロモーション用動画やYoutube用の動画などの制作に着手すると挫折せずに進められます。

初心者にオススメの無料動画制作ツール

ここからは、初心者におすすめの、無料で使える動画制作ツールを3つご紹介します。気に入ったものがあれば、早速インストールして使ってみましょう。

AviUtl

有料のソフトと遜色ないパフォーマンスで多くのユーザーから支持を集めているのがAviUtlです。サクサクと軽い動作が特徴で、動画制作のストレスを軽減してくれます。パソコンの要求スペックも高くないので、AviUtlさえインストールしてしまえば、誰でも動画制作を始められます。

デメリットというデメリットはありませんが、強いて言えば操作を覚えるまではストレスがかかる、という点でしょう。ひとつずつ調べながら進めなければならないので、はじめの1本を作るまでには時間がかかります。

しかし、根気よく取り組んで操作を覚えていくと、無料のツールで作ったとは思えないようなクオリティの動画が作れるようになるので、ぜひ検討してみましょう。

参考:AviUtl

Avidemux

WindowsとMacのどちらにも対応している「Avidemux」は、様々なフォーマット(形式)で動画を出力できるのが魅力の動画制作ツールです。エフェクトに加えてノイズ除去などの機能も備わっているため、高品質な動画を制作できます。

充実した機能と利用者の多さから、初心者にもおすすめできる無料動画制作ツールです。興味のある方はぜひ以下のリンクから確認してみましょう。

参考:Avidemux

iMovie

iPhoneやMacBookの愛用者にはおなじみのiMovieは、無料で使える優秀な動画制作ツールです。Apple社の純正アプリで、デフォルトでインストールされているため見たことがある方も多いのではないでしょうか。

豊富に用意されたテンプレートを使えば、指定された箇所に素材となる画像を挿入するだけで動画が制作できてしまうので、「まずはひとつ作ってみたい」という初心者にはおすすめです。テンプレートの完成度も非常に高いため、そのままでも充分にクオリティの高い動画が出来上がってしまいます。

反面、文字入力の自由度などは低いので、iMovieで動画を作っているうちに窮屈さを感じたら、他のツールへ切り替えるタイミングとも言えます。動画制作の楽しさを理解したい、という方にはぜひ始めに触ってみて欲しいツールです。

参考:iMovie