Zoomとの違い

よく知られたビデオ会議システムにZoomがあります。Google MeetとZoomは何が違うのでしょうか?

まずセキュリティについてですが、Zoom過去にセキュリティの脆弱性が問題視されました。(現在は安全性と個人情報保護の機能強化を実施しています)Google MeetはGoogleが所有するサーバーを使用しているため、より安全性の高いビデオ会議が開けるでしょう。

手軽さでいえば、アカウント登録なしでも会議に参加できるZoomの方がお手軽だといえます。バーチャル背景や画面のリモート操作などの機能面においても、Zoomの方が豊富です。

ただ、Google Meetは需要の高まりに合わせてどんどんアップデートされています。以前はなかった参加者のタイル表示やスポットライト機能などもアップデートにより追加されました。

手軽に使うならZoom、セキュリティ重視や今後のアップデートに期待するならGoogle Meetを選ぶといいでしょう。

次からはGoogle MeetとZoomの違いについて、それぞれの無料版で比較してみます。

参加可能人数

Google Meet:100人
Zoom:100人

アカウント登録

Google Meet:主催者のみ
Zoom:主催者のみ

時間制限

Google Meet:60分
Zoom:40分

セキュリティ面

Google Meet:参加者の限定・強制退出、会議URLの漏洩対策、
Zoom:参加者の限定・強制退出

開催方法

Google Meet:Google Meetのホームページ、Gmail、Googleカレンダーから会議を設定・開催可能
Zoom:Zoomのホームページ、Zoomアプリ、連携アプリから会議を設定・開催可能

知っておくと便利な機能

Google Meetにはただビデオ会議を行う機能だけでなく、ビデオ会議中にあると便利な機能も備わっています。ここでは、知っておくと便利な機能をご紹介しましょう。

画面共有機能

あると何かと便利な画面共有機能ですが、Google Meetにも備わっています。自分のPCに映し出されている画面をビデオ会議の参加者に共有できる機能で、画面を見せながらの会議に効果的です。

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ビデオ会議中の右下に「画面を共有」ボタンがあるので、クリックをして画面共有機能を使いましょう。

字幕表示

Google Meet特有のユニークな機能として、字幕表示機能があります。これはビデオ会議の参加者の声を広い、画面に字幕として表示する機能です。

会議画面の「・・・」をクリックすると、機能一覧が表示されます。「字幕」をタップして、字幕表示をオンにしましょう。

現在、字幕表示機能は英語でしか利用できません。日本語の会議では使えない機能ですが、英語での会議、海外支部との会議などではぜひ利用してみてください。

ホワイトボード

ホワイトボード機能もGoogle Meet特有の機能です。ビデオ会議中にある「Google Jamboard」を開ける機能で、まるでホワイトボードのように文字や図を書いたり、画像を貼り付けたりできます。

使い方はビデオ会議で「・・・」をクリックして開き、「ホワイトボード」をクリックするだけ。

参加者はJamboardを閲覧できるので、会議内容をまとめる、ブレインストーミングに利用するなど、リアルの会議に近い使い方ができます。

Googleカレンダーの添付ファイル表示

さらにGoogle Meetでは、Googleカレンダーに添付したファイルをビデオ会議中に各自確認することができます。

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ビデオ会議中に「ミーティングの詳細」を開くと、「添付ファイル」のタブがあります。そこをクリックして、Googleカレンダーの添付ファイルを確認しましょう。

例えば会議をGoogleカレンダーで予約したときに、使用する予定の資料も一緒にカレンダーに添付しておきます。Google Meetでこの機能を使えば、必要な資料をフォルダから探す手間も省けて便利です。

他の参加者の強制ミュート

会議中に特定のユーザーによるハウリングや雑音が気になったら、画面上部の「ユーザー」をクリックし、参加者の名前の横に表示されているミュートアイコンをクリックすれば強制ミュートができます。

仮想背景

自宅などで自分の背景を映したくない場合は、仮想背景を設定して背景を見せないようにすることが可能です。オフィス風景など自分で好きな背景に変えられます。

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使い方は簡単メニューにある「背景を変更」を選択すると、背景をぼかしたり、お好きな背景画像を設定することができます。