普段はSlackをメインに文字ベースでやり取りをしているものの、シーンに応じてZoomを使うなど、コミュニケーションや共有方法を使い分けている人は多いでしょう。実はSlackとZoomは簡単に連携でき、Slack上でZoomのミーティングに招待したり、メッセージのやり取りから即座にZoomのオンライン会議に切り替えたりできます。記事では、SlackとZoomを連携するメリットを紹介しつつ、連携方法を詳しく解説します。

Zoom(ズーム)とSlack(スラック)の連携でできること

ZoomとSlackを連携させてできることは、以下の4つが代表的です。

 ・Slack上で簡単にオンライン会議ができる
 ・Zoomの予定をSlackで通知でき、参加もできる
 ・Zoomのインストールが不要
 ・Zoomの録画をSlackに残して共有できる

上記4つのメリットを得ることで、日々の業務の煩わしさが軽減し、生産性の向上も期待できます。それぞれ詳しく解説していきましょう。

参考:【5分で理解】SlackとZoomの連携方法や使い方、作業効率アップの秘密を紹介
テレビ会議ツールZOOMとチャットツールSlackの連携方法を解説!

Slack(スラック)上で簡単にオンライン会議ができる

SlackとZoomを連携しておけば、Slack上で簡単にオンライン会議を始められます。Slack上で「/zoom」と入力すれば、Zoom開始のメッセージが送付され、各メンバーがクリックするとミーティングが開始できるからです。

わざわざ全員がZoomを起動してミーティングを開始しなくてすむので、あらかじめ告知していなくても簡単かつスムーズに話せます。在宅勤務やサテライトオフィス勤務をしている社員とスムーズにコミュニケーションが取れるようになるでしょう。

なお、SlackにもSlackコールという通話機能がついていますが、Zoomと連携するのがオススメと言えます。というのも、無料プランでは1対1の通話しかできず、最大でも15人までの通話しかできないからです。さらに、Slackのワークスペースのメンバーではない人との通話はできないので、Zoomと連携するメリットは大きいでしょう。

参考:Slack で通話する

Zoom(ズーム)の予定をSlack(スラック)で通知でき参加もできる

ZoomとSlackを連携すれば、Zoomミーティングの予定をSlackのメッセージで通知でき、ミーティングへの参加が可能です。

すでにスケジュールは、各自でシステム手帳やGoogleカレンダー、Outlookのカレンダー機能などを使って管理しているかと思いますが、Slackをメインのツールにしているなら、Slackでより多くの作業を完結させることで使い勝手がよくなり、ツールを使い分けるストレスも減ります。

ちなみに、GoogleカレンダーやOutlookなどとSlackも連携可能で、Slackのワークスペースから予定を確認可能です。後述するZoomとSlackの連携方法を応用すれば、GoogleカレンダーやOutlookもSlackと簡単に連携できるので、ぜひ試してみてください。

Zoom(ズーム)のインストールが不要

Slack上でZoomを動かせるので、全員がZoomをインストールしておく必要はありません。初めてZoomを使う人に、あらかじめZoomをインストールしてもらったり、使い方をレクチャーしたりする必要がなくなります。したがって、ZoomとSlackを連携すれば、面倒なやり取りがなくなり、ミーティング開始時のトラブルも防げるでしょう。

Zoom(ズーム)の録画をSlack(スラック)に残して共有できる

ZoomとSlackを連携すると、Zoomの録画データをSlack上のメッセージから確認できるようになります。ミーティングに参加できなかったメンバーが、Slackから簡単に録画を確認できるので、議事録を作成する必要がなくなります。また、実際のやり取り確認できることから、テレワークで発生しがちな疎外感や暗黙知の形成防止にも期待できるでしょう。