サムライインキュベート代表取締役CEO 榊原 健太郎氏

6月25日、26日の二日間にわたり、天王洲アイルにてサムライイキュベート主催の「SAMURAI ISLAND EXPO'16」が開催されました。
「人類の多様性と共感」世界15カ国のスタートアップ企業が出展する他、テクノロジーの最前線で活躍する企業を招いてのトークイベントが多数行われました。

ferretでは、数回に渡ってEXPOの様子をレポートします。
今回は主催のサムライインキュベートCEO榊原氏によるオープニングセッションと出展ブースの様子をお届けします。

人類の20年先の未来を議論する場として

ベンチャー投資事業を行うサムライインキュベート代表の榊原氏は、オープニングセッションで以下のように語りました。

榊原氏:
人類の20年先の未来を議論したいと思い、このイベントを立ち上げました。
暗い話題が続いていますが、20年後のことを考えると、目の前の暗い議論はどうでもいいんです。
なので、先を考えてポジティブになりましょう。

最近は海外のイベントを日本に持ってくるというのはあるんですが、僕らは日本で立ち上げたイベントを世界に輸出したいと思っています。
世界を真似するのではなく、僕らがリードしていきたいですね。

今回は日本だけでなく、イスラエルやイタリア、アメリカ、フランスなどの世界各国から、20年後の最新テクノロジーの先端をいく企業を集めました。
世界中のツワモノ達が一堂に会し、20年先の未来を楽しく海を見ながら前向きに議論し、飲んだり叫んだり共感する二日間にしましょう。

世界各国のスタートアップ企業がブース出展

天王洲アイルの広範囲を利用して開催された今回のイベントには、イスラエルやアメリカ、日本など世界各国のスタートアップ企業が出展していました。

a7cd-4972-bea1-4bfe.jpg
こちらはペットの自動給餌器にIonT技術を搭載した「PIXOO」というデバイスです。
給餌器の餌出しのタイミングや残量、ペットが食べているかどうかもカメラで確認できます。

74c0-5056-f714-51d7.jpg
日本からは、旅人に特化したクラウドソーシングサービス「sagojo」 が出展していました。
旅をしながら収入を得られる仕組みとして日本各地にオファーが用意されており、今後さらに対応地域を広げていくようです。

583d-e863-cf8a-3d56.jpg
ブロック遊びを通じてプログラミングを学べるツールも出展されていました。

2bad-c949-eba2-aafa.jpg
出展ブースの横ではプレゼン用のステージが用意されており、出展企業による自社紹介が行われていました。

今回のイベントでは、イスラエルやアメリカ、フランス、イタリアなどスタートアップ企業の活躍が盛んな国が多数参加しています。
世間的には知られていないものの、素晴らしいサービスはまだまだ多数あります。
海外のサービスが日本の問題を解決できる可能性がありますし、日本のサービスが海外のどこかの国の問題を解決できることも十分ありえます。
各国の素晴らしいサービスがそれぞれの国だけにとどまらないよう、よりボーダーレスな環境を整える必要があります。
SAMURAI ISLAND EXPO'16も、その流れを加速させることに一役買うことになるでしょう。