1つのメッセージに情報は盛り込みすぎず同じ情報を形を変えて3回以上繰り返す

効果を上げたいという気持ちが強いと、コピーや広告に情報を盛り込みがちになってしまいますよね。
でも情報を盛り込みすぎると何も残りません。
広告やコピーは基本的に読まれません。
自分が言ってることや、やってることは大して伝わらないんです。

相手の記憶に残したいなら、基本的には1つのメッセージを形を変えて3回以上繰り返すんです。
全く同じメッセージを繰り返すとうんざりされて反応率が下がります。
必ず形は変えてください。

これは現代広告の父と呼ばれるデイヴィッド・オグルヴィが繰り返し主張していることです。

「3回以上」の根拠に、社会心理学者ウィルソンの説得率の研究があります。
模擬裁判のなかで、「この人は有罪だ」という証拠を何回繰り返せば陪審員が説得されるかという実験なんですが、3回繰り返すと46%。10回繰り返すと86%に説得率が上昇しました。
1回で言うより、複数に分けて形を変えていった方がいいんですよね。

僕も経験的にも納得する部分ではあります。
人が一番興味ある単語って名前なんですよ。
なので、名前を3回以上呼びかけると反応率がアップします。
僕のメルマガでも、必ず相手の名前を呼びかけるところから始まっています。

松竹梅の価格を設定する時は比率を3:4:6にする

ゴルディロックス効果ってご存知でしょうか?
松竹梅の法則って言ったほうがわかりやすいかもしれません。

価格を特定の比率にすると狙った商品が売れやすくなります。
3つの価格帯を設定する時、3:4:6の比率で提示します。

必ずしもこの比率にする必要はないんですが、ポイントは安いものと高いものは価格差が倍になるところです。
すると、人は真ん中のちょうどいいのを選びやすくなるんです。

ただ、選択回避と現状維持の法則に注意しましょう。
人間は選択肢が増えれば増えるほど選べなくなります。

有名な実験があります。スーパーの店頭で24種類のジャムと6種類のジャムを販売した時、24種類の方が足を止める人は多いけど、6種類のジャムの方が売り上げは6倍になりました。

多すぎても少なすぎてもダメなので、だいたい3〜5択までがいいんじゃないかと思います。

SNSで共感を呼ぶには、朝にはポジティブ、夜はネガティブ→ポジティブに転化するような内容を発信

あとは、「おしゃれ」な文章より「感情的」な文章のほうがいいです。
Twitterで実験するとわかりやすいです。

僕は、ツイートにあえて誤植を入れることもあります。すると反応率が高まります。
情報過多の今、いかに目を留めてもらえるかが重要なんです。

朝6時はポジティブなツイート、夜はネガティブからポジティブに転化するような文章だと反応が良くなるんですよ。
人って夜にはネガティブな感情が優位になりやすいんで。

人間心理を見る為には、統計データを見ることが大事です。
これをやるようになってから、毎月コンスタントに1万人フォロワーを増やせるようになりました。
コツを見つけてやっていくと持続的な効果が見込めます。

悩みをあてるためのフレームワーク「THE SCAM」

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人の悩みはたった7つに分類できます。「THE SCAM」と呼ばれるフレームワークです。
ちなみに「THE SCAM」って「インチキ」という意味です。

【THE SCAM】
Travel 移動・変化
Health 健康
Education 教育
Sex 恋愛・結婚
Carrier 仕事
Ambition 夢・野望
Money 金

ただ、7つだと一般の方にはすこし扱いずらいので、さらに簡単にした「HARM」をご紹介します。

Health 健康
Ambition 夢・野望
Relation 人間関係
Money 金

この4つの中で、相手を見れば2つに絞れます。
例えば高校生の場合はHとMが消えますよね。
AとRが残って、相手がもし高校1年生だったらどうでしょう。
新しい学校に入って、夢というより人間関係に悩んでいる確率が高いですよね。
逆に高校3年生の場合は、夢に悩んでいる可能性が高いです。

2つまでに絞れたら、当てずっぽうで言ってみましょう。
なんでメンタリストが当てられるのかというと、絶対に引かないからなんですよ。
人間は自分のことを知ってほしい、聞いてほしいと思っています。
自分が一番興味があるのは自分のことです。
だから、キリストが生まれるはるか昔から、タロット占い師は全く同じ手法を繰り返しても食いっぱぐれないんですよね。