動画コンテンツは画像やテキストよりも多くの情報を発信できるため、スマホやSNSの普及に伴って急速に需要が高まっています。

特に最近は動画を視聴するYouTubeやTikTokなどのSNSの人気が高く、マーケティング活動においても動画は欠かせない存在です。しかし、動画は制作するのに労力がかかり、ハードルが高いと感じている企業も少なくありません。

そこで活用したいのが、動画編集ツールです。この記事では動画編集ツールのメリットを踏まえたうえで、動画編集ツールを導入する前にチェックしておくべきポイントについて詳しく解説します。

目次

  1. 動画編集ツールとは?
  2. 動画編集ツールのメリット
  3. 動画編集ツール導入時にチェックしたいポイント
  4. おすすめ有料動画編集ツール15
  5. サポートが充実しているかどうかも大事
  6. 初心者でも簡単に扱える動画編集ツールがベスト

なお、今回紹介する内容の一部は、PDF資料「動画編集ツール導入前の6つのチェックリスト」から抜粋しています。

動画編集ツール導入前の6つのチェックリスト

動画編集ツール導入前の6つのチェックリスト

動画編集ツールを導⼊するにあたり、注意すべきポイントがまとまった6つのチェックリストを紹介します。

1. 動画編集ツールとは?

動画編集ツールは、パソコンやスマートフォンなどを使って動画データを編集するアプリケーションソフトウェアのことです。

動画編集ツールを活用することで、長い動画データをコンパクトなショートムービーにできたり、テロップや効果音などを入れてキャッチ―な動画にできたりと、簡単に魅力的な動画を制作することができます。

2. 動画編集ツールのメリット

動画編集ツールの代表的な3つのメリットは以下の通りです。

❶ 制作コストが抑えられる

動画を外注して制作すると、当然ながら外注費がかかります。企業の商品やサービス紹介の動画費用の料金相場は、内容にもよりますが、撮影のないもので30万〜50万、キャストを使った撮影を含む場合は100万円以上かかるケースもあります。
動画データが長かったり、細かい要望があったりすると、費用はどんどん膨みます。

しかし、動画編集ツールを導入すれば、社内スタッフでも簡単に動画編集ができるようになり、動画の制作コストを抑えることが可能です。

❷ 運用がしやすい

シンプルで直感的に操作できる動画編集ツールを選べば、専門知識を持っている人材でなくても簡単に動画を作れるようになり、制作を内製化しやすくなります。

制作を内製化できれば、一部分だけを修正したり、長さの違うバリエーションを作ったり、ライトな動画を量産したりなどの細かい作業がスピーディーに進行できるので、運用がスムーズになるケースもあります。

❸ 自社で作ると説得力が上がる

動画編集ツールを利用して自社で作る最大のメリットは、自社サービスの強みをよく理解して動画が制作できることです。制作業者に依頼する場合、安い業者であれば自社サービスの具体的な特徴を伝えるのにしっかりした資料の準備が必要ですし、上手くキャッチアップしてくれる企画力のある業者であれば、それなりの費用がかかります。

普段のマーケティング活動の中でお客様の反応が良いポイントなどを動画に上手く反映させると、伝わりやすい動画が制作できるでしょう。

ツールなど機能が商品の大きな特徴の場合、操作画面を撮影してキャプションをつけるだけでも十分な宣材になります。

3. 動画編集ツール導入時にチェックしたいポイント

ここでは、動画編集ツールを導入する際にチェックしておくべきポイントを紹介します。

動画編集ツールに必要な基本機能があるか

大抵の動画編集ツールには基本的な機能が標準搭載されていますが、絶対に必要な機能がきちんと入っているかは念のためチェックしておきましょう。動画編集の最初のステップでもある3つの機能は以下の通りです。

● 動画素材のアップロード機能

動画制作で最初に行うのが動画素材のアップロードです。編集する素材となる動画はもちろん、挿し入れたい画像や音なども動画編集ツールにアップロードする必要があります。

どのようなファイル形式に対応しているか、素材の容量が大きくてもアップロードできるか、といった点をしっかりと確認しておきましょう。

● 画質・音量の調整機能

動画の色合いや明るさ、音量などを調整して見やすい映像に編集するために必要な機能です。左右を反転したり、挿入する効果音だけ音量を変えたりといった細かい調整が行えるかどうかを確認しておくと安心です。

● シーンのカット・加工機能

編集する動画素材の不要な部分や関係がない部分をカットして、動画をコンパクトにしてつなげていったり、シーンとシーンのつなぎ目にキャッチとなる演出を加えたりする機能です。動画編集では必ず行う作業になるため、機能の有無だけでなく使いやすさにも着目するといいでしょう。

これら以外にもテロップ効果音の挿入機能、BGM機能、動画の書き出し機能といった基本機能や、テンプレート機能、サービスのアップデート機能など、導入時にチェックしておくべきポイントは多数あります。

以下の資料では全てのポイントを無料で確認できるので、気になる方は早速ダウンロードしてみてください。

動画編集ツール導入時のチェックポイントを全て確認する

動画編集ツール導入時のチェックポイントを全て確認する

動画編集ツールを導⼊するにあたり、注意すべきポイントがまとまった6つのチェックリストを紹介します。

配信チャネルごとのフォーマットに対応しているか

YouTubeやTwitter、Instagramなど、配信チャネルごとのフォーマットに対応しているかどうかも、必ず確認するようにしましょう。代表的な配信チャネルごとの出力フォーマットは以下の通りです。

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動画の制作目的に適した機能があるか

どんな目的で動画を制作するかによっても、必要になる機能は変わってきます。それぞれの目的に応じた機能をチェックしていきましょう。

● プライベートな動画を作りたい場合

家族旅行や結婚式などのイベント、友人同士のパーティーなど、プライベートな目的で動画を編集する場合は、チュートリアルマニュアル動画を搭載している動画編集ツールがおすすめです。

チュートリアル機能とマニュアル動画機能があれば、動画編集に慣れていない初心者でも、紹介された手順に沿ってドラッグ&ドロップするだけで簡単に動画を作れます。

結婚式などで急いでムービーを作らなければいけない場合でも、スムーズに動画編集ができるでしょう。

● PR動画や商品紹介動画を作りたい場合

企業でPRや営業に活用する商品紹介動画などを作りたい場合は、テンプレート機能が搭載されている動画編集ツールがおすすめです。

テンプレート機能があれば、作りたい動画のコンセプトやテーマに合わせたテンプレートを選ぶことで、簡単に見栄えが良く伝わりやすい動画を作れます。

また、自分で細かく設定したり加工したりする必要がないので、動画編集スキルがない社内スタッフでも対応しやすく、業務負担をあまりかけずに動画を制作できるでしょう。

● SNSに投稿する動画を作りたい場合

近年、急激に増加しているのがSNS動画です。YouTubeやTikTokなどの動画系SNS用にブランディングやプロモーションのための動画を制作する場合は、先述した通りそれぞれのSNSでフォーマットが決まっているため、アカウント連携できる動画編集ツールを選ぶようにしましょう。

アカウント連携機能があれば、自分で細かくフォートマットに合っているかチェックしたり調整したりする手間がかかりません。複数のSNSなどにも同時アップロードしやすくなり、運用が楽になります。

なお動画編集ツールは、有料プランと無料プランで対応している機能に違いがあるケースがほとんどです。有料プランと無料プランの具体的な違いと、プラン確認時にチェックすべきポイントについては以下のPDF資料にて解説されています。

有料プランと無料プランの具体的な違いを知りたい方ははこちら

有料プランと無料プランの具体的な違いを知りたい方ははこちら

動画編集ツールを導⼊するにあたり、注意すべきポイントがまとまった6つのチェックリストを紹介します。

4. おすすめ有料動画編集ツール15

では、具体的に動画編集ツールにはどんなものがあるのでしょうか?
有料の動画編集ツールを15ほどピックアップしました。

1. Video BRAIN
2. Folmore 9
3. Adobe Premiere Elements 2021
4. Adobe remiere Pro
5. VideoStudio Pro2020
6. PowerDirector365
7. Movie Studio17 Platinum
8. GOM Mix Pro
9. みんなのフォトムービー
10. Power Point
11. Nero Platinum 2020 Unlimited
12. デジカメ de!!ムービーシアター7
13. かんたん動画編集4
14. EDIUS Pro
15. Vegas Pro 18

各ツールの詳細については、下記の記事でご紹介していますので、ご参照ください。

動画制作ツール・ソフトを22選比較!目的を明確にしてから選ぼう

動画制作ツール・ソフトを22選比較!目的を明確にしてから選ぼう

昨今、ビジネスシーンにおいて動画制作に取り組む企業が急速に増加しています。その際に必要となるツールが「動画制作ソフト」ですが、数多くの製品が存在するため、目的を明確にしてからソフト選びをすることが肝要です。この記事ではビジネスパーソンに向けて、動画制作ツールの選び方のポイントについて、具体的なソフト22選を挙げつつお伝えします。

5. サポートが充実しているかどうかも大事

最後に、動画編集ツールを選ぶ際のポイントとなるサポートについても紹介します。導入後の満足度を大きく左右するので、しっかりチェックしておきましょう。

Q&A

動画編集ツールを導入しても、実際に触ってみるとツールの使い方がわからなかったり、不具合が発生してうまく編集できなかったりなど、何かしらのトラブルは起きるものです。

その際にQ&Aサポートがあれば、同じような悩みを抱えているユーザー同士で質問ができたり、実際に問い合わせができたりとスピーディーに問題解決できます。

ドキュメント・チュートリアル

動画編集の初心者でも簡単に動画編集ツールが操作できるように、操作マニュアルや動画の作り方、活用事例などが紹介されているドキュメントやチュートリアルがあるかも確認しましょう。こうしたサポートが充実していれば、導入から運用までのハードルが一気に下がります。

頻繁な更新

動画業界の変化スピードはとても速く、YouTubeの仕様が変わったり、新しいセキュリティ対策が必要になったりと、日々さまざまな変更があります。

これに伴い、動画編集ツールも頻繁な更新を行わなければなりません。導入を検討する際は、無料で自動的にさまざまな更新が行われるかも確認しておきましょう。

初心者でも簡単に扱える動画編集ツールがベスト

動画編集ツールを活用すれば、動画編集スキルがない初心者でも簡単に動画を制作でき、マーケティングにも活かせるようになります。

SNSなど定期的に動画コンテンツの更新が必要な方は、使い勝手がよく自社の要件に合った動画編集ツールを導入し、業務効率化と売り上げアップにつなげてください。

なお、動画編集ツールを導入する際は本記事で紹介したこと以外にも、著作権など注意するべきポイントがあります。

特に企業は思わぬトラブルに発展しないよう入念に対策する必要があるため、詳しくは以下の資料よりご確認ください。

著作権の注意点など、動画編集ツール導入時のチェックポイントを全て確認する

著作権の注意点など、動画編集ツール導入時のチェックポイントを全て確認する

動画編集ツールを導⼊するにあたり、注意すべきポイントがまとまった6つのチェックリストを紹介します。