縦型ショート動画広告は、Z世代と呼ばれる10代前半〜25歳前後の若者世代を中心に、注目を集めています。企業のマーケティング担当者の中には、Web施策の1つとして縦型動画広告の活用を検討しているものの、種類や効果を出すコツが分からない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、縦型ショート動画広告注目を集める理由種類と特徴効果を出すコツを解説します。縦型ショート動画広告を活用した成功事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 縦型ショート動画広告とは?
  2. 縦型ショート動画広告が注目を集める3つの理由
  3. 縦型ショート動画の広告を活用する2つのメリット
  4. 4つの縦型ショート動画広告の種類と特徴
  5. 6種類のYouTubeショート動画広告一覧
  6. 縦型ショート動画広告で効果を出す6つのクリエイティブのポイント
  7. 縦型ショート動画広告の成功事例
  8. 縦型ショート動画広告を活用して成果向上につなげよう

縦型ショート動画広告とは?

縦型ショート動画広告とは?

縦型ショート動画広告とは、縦型ショート動画のプラットフォームに配信される広告のことです。

一般的には60秒以内の縦型の動画コンテンツが該当し、具体的には以下のようなプラットフォームがあります。

  • TikTok
  • YouTubeショート
  • Instagramリール

スマートフォンの普及は縦型動画の占める割合も大きくなり、動画広告市場が拡大する要因にもなっています。

縦型ショート動画広告が注目を集める3つの理由

縦型ショート動画広告が注目を集める3つの理由

数ある動画コンテンツの中でも、縦型ショート動画が注目を集める理由は以下の3つです。

  • 画面サイズが大きく動画広告に集中しやすい
  • 尺が短くスキップされにくい
  • 若年層に受け入れられやすい

画面サイズが大きく動画広告に集中しやすい

縦型ショート動画が注目を集める理由の1つは、画面サイズの大きさです。縦型動画は横型動画に比べて、表示される面積が約300%大きくなると言われています。

また、1つの動画コンテンツがフルスクリーンで表示され、横型のように他の動画がいくつも表示されることがないため、動画広告に集中してもらいやすくなります。

尺が短くスキップされにくい

縦型ショート動画は尺が短く、スキップされにくいことも注目される理由の1つです。2023年6月現在の各プラットフォームの動画の尺は、以下の通りです。

  • YouTubeショート動画:最長60秒
  • Instagramリール動画:最長90秒
  • TikTok:最長3分

近年は「1分以上の動画はストレス」「テレビや映画は1.5倍速で見る」など、タイムパフォーマンスを重視するユーザーが増加している傾向もあり、尺が短い動画の人気が高まっています。

また、縦型ショート動画特有のテンポの良さも、注目を集めている理由の1つと言えます。

若年層に受け入れられやすい

縦型ショート動画が注目を集める理由には、若年層に受け入れられやすいことも挙げられます。

縦型ショート動画の各プラットフォームのユーザーは、10〜20代が多い傾向にあります。そのため、若年層をターゲットにしたサービスや商品の場合、TikTokやInstagramリールなどの動画広告を活用すれば、受け入れられやすいと言えるでしょう。

縦型ショート動画の広告を活用する2つのメリット

縦型ショート動画の広告を活用する2つのメリット

企業が縦型ショート動画の広告を活用するメリットは、主に以下2つです。

  • 幅広い層にアプローチできる
  • 視聴率・完全視聴率が高い傾向にある

幅広い層にアプローチできる

縦型ショート動画の広告を活用するメリットの1つは、幅広い層にアプローチできる点です。

グラフ_SNS・アプリの利用率

出典:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省

総務省の調査によると、TikTokとInstagramは10〜20代の若年層ユーザーの利用率が高いという結果が出ています。その一方で、YouTubeやLINEは30〜60代のユーザーも多く利用しています。

このように、縦型ショート動画を出せるプラットフォームは若年層だけでなく幅広い層に利用されているため、自社がターゲットとするユーザーにもコンテンツを届けやすくなるでしょう。 

視聴率・完全視聴率が高い傾向にある

視聴率・完全視聴率が高い傾向にあることも、縦型ショート動画の広告を活用するメリットです。

プロモーション目的の縦型動画が流れてきたときの行動は?

出典:【若年層350名を対象】縦型動画に関する調査を公開!縦型動画を見て購買行動する分野、女性1位はコスメ・美容。男性1位は芸能・エンタメ。

株式会社FinTの調査では、「“プロモーション目的の縦型ショート動画”が流れてきた時の行動は?」という質問に対し、「すぐ飛ばす」と回答したのは19.9%でした。ほとんどの人が商材や内容によっては見るという回答をしているため、高い視聴率が期待できるでしょう。

また、海外の新聞「USA TODAY」によると、横型よりも縦型動画のほうが完全視聴率が約9倍高いと報告されています。

そのため、自社の商品・サービスのプロモーションをより確実に届けたい場合には、縦型ショート動画の広告は有効な手段だと言えるでしょう。

参考:Vertical video pays off for Snapchat

4つの縦型ショート動画広告の種類と特徴

4つの縦型ショート動画広告の種類と特徴

縦型ショート動画広告の主な種類は、次の4つです。

  • TikTok
  • YouTubeショート
  • LINE VOOM
  • Instagramリール

それぞれの特徴をふまえて解説します。

TikTok

TikTokは、ユーザー参加型のショート動画共有サービスです。最大の特徴として、他のプラットフォームと比べて10〜20代の若年層や主婦層の割合が多いことが挙げられます。

また、拡散力が高いのも特徴の1つです。TikTokには独自のアルゴリズムがあり、フォローしていないユーザーの動画も「おすすめ」に表示されます。動画に夢中になったユーザーからのコメントやシェアなどによって、エンゲージメント向上が期待できるでしょう。

TikTokはユーザーにフルアテンションで観られる傾向

出典:TikTokユーザー調査レポート ~TikTokはユーザーにフルアテンション(主体的な視聴態度)で観られる傾向〜

また、TikTok For Businessによると他の媒体に比べてながら視聴をするユーザーの割合は50%と低めであることがわかっています。ユーザーの多くは「音声ON」「全画面視聴」しているため、プラットフォームへの没入感が高いことが伺えます。

TikTokにおける動画広告のポイントを知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:現役ライバーに聞く!TikTokの動画広告、成功の条件

YouTubeショート

YouTubeショートは、最大60秒までの縦型動画です。

スマートフォンの全画面に縦長動画が表示され、動画をスクロールすると次の動画に切り替わります。一般ユーザーが投稿するショート動画の間に動画広告を出稿できるため、多くのユーザーに見てもらえる可能性があります。

また、YouTubeは他のプラットフォームの中で全年代の利用率が最も高いため、幅広い年齢層にアプローチが可能です。

さらに、通常のYouTubeと同様に評価ボタンやコメント・共有機能があり、認知向上も期待できるでしょう。

LINE VOOM(ラインブーム)

LINE VOOMは、以前はタイムラインという名称でしたが、2021年11月にリニューアルされた動画プラットフォームです。

LINE VOOMの特徴として、縦型ショート動画だけでなくテキストや写真、スタンプ、クーポンなども投稿できる点が挙げられます。「詳細はこちら」といったコンバージョンボタンも設置できるため、自社商品・サービスの宣伝にも有効です。

他のプラットフォームと同様、ユーザーは投稿に対して「いいね」や「コメント」をつけられます。LINEの利用率は一貫して増加しており、10〜50代の幅広い年齢層へのアプローチが可能です。

Instagramリール

Instagramリールは、Instagramにあるリールの投稿と投稿の間に表示される動画です。15秒から90秒の短尺動画を作成・共有できます。テキストやスタンプなどの基本編集のほか、BGMやARエフェクトなどの動画編集ができ、よりダイナミックな広告を配信できます。

フォローに関係なく表示されるため拡散力が高く、フォロワーを獲得しやすいプラットフォームだと言えるでしょう。Instagramは10〜30代のユーザーが多いため、若年層・中年層にアプローチしたい場合に有効です。

Instagramの動画広告については、以下の記事・資料で詳しく解説しています。

関連記事:Instagramの動画広告を成功させるポイントを紹介|成功事例・入稿規定も解説

▼Instagram動画広告の完全ガイドはこちら

Instagram動画広告完全ガイド

Instagram動画広告完全ガイド

マーケティング担当者のためのInstagram動画広告完全ガイドについて解説致します。

6種類のYouTubeショート動画広告一覧

6種類のYouTubeショート動画広告一覧

YouTubeショート動画で配信できる代表的な広告の種類は以下の6通りあります。

  • 動画アクションキャンペーン
  • 動画リーチキャンペーン
  • 動画視聴キャンペーン
  • アプリキャンペーン
  • デマンドジェネレーションキャンペーン
  • P-MAXキャンペーン

動画アクションキャンペーン

YouTubeショート動画で配信できる広告の1つ目は、動画アクションキャンペーンです。

コンバージョンの促進を目的としている「動画アクションキャンペーン」では、YouTubeショートだけでなく、スマートフォンやパソコン、テレビなどさまざまなチャネルで広告を掲載できます。

また、2022年後半には商品フィード広告に組み込めるようにもなりました。広告主にとってはECサイトへの流入やさらなるコンバージョンの促進が期待でき、ユーザーにとってはショッピングが簡単にしやすくなります。

フォーマットは、スキップができるインストリーム広告インフィード動画広告の2種類が利用可能です。

動画の長さは10秒以上60秒以内にする必要があり、推奨されている動画のアスペクト比やファイルサイズなどの要件は以下のとおりです。

  • アスペクト比:16:9(横向き)、9:16(縦向き)、1:1(スクエア)
  • ファイルサイズ:256GB以下

動画リーチキャンペーン

YouTubeショート動画で配信できる広告の2つ目は、動画リーチキャンペーンです。

広告予算を変えずにより多くのユーザーにリーチすることを目的としている「動画リーチキャンペーン」では、配信面を複数設定でき、ひとつのキャンペーンでそれぞれの配信面に配信されることから配信設計の簡素化や作業効率化を実現できます。

コンバージョン促進に効果的な「動画アクションキャンペーン」に対して、「動画リーチキャンペーン」ではリーチ目標の達成やブランド認知度の向上に効果的です。

YouTubeショート広告以外にも配信可能な広告は以下のような広告で配信できます。

  • パンパ―広告
  • スキップできるインストリーム広告
  • スキップできないインストリーム広告
  • インフィード広告

動画視聴キャンペーン

YouTubeショート動画で配信できる広告の3つ目は、動画視聴キャンペーンです。

動画視聴キャンペーンでは、ひとつのキャンペーンで複数のフォーマットを利用して動画広告を配信することで、視聴回数を最大化させることを目的にしています。

また、機械学習「Google AI」の活用で最適化された配信ができるため、広告予算を変えずにより多くの視聴回数を獲得できます。

複数のフォーマットの組み合わせによってリーチを最大化させる「動画リーチキャンペーン」とは異なり、「動画視聴キャンペーン」ではフォーマットの組み合わせを考えずに配信できる点が大きな特徴です。

YouTubeショート広告以外で配信可能な広告は、スキップできるインストリーム広告とインフィード広告があります。

アプリキャンペーン

YouTubeショート動画で配信できる広告の4つ目は、アプリキャンペーンです。

アプリの宣伝に特化した「アプリキャンペーン」では、モバイルアプリのプロモーションやユーザー獲得を目的としています。

YouTubeショートだけでなく、以下のようなGoogle全体の関連サイトに広告が配信されます。

  • Google検索ネットワーク
  • Google Play
  • YouTube
  • Googleディスプレイ ネットワーク
  • Google検索のDiscover

すでにモバイルアプリ広告Google PlayやApple Storeで掲載している場合は、新規で広告用の動画を制作する必要がありません。GooglePlayやApp Storeに掲載されているデータをもとに自動生成してくれます。

デマンドジェネレーションキャンペーン

YouTubeショート動画で配信できる広告の5つ目は、デマンドジェネレーションキャンペーンです。

「ファインドキャンペーン」の名称で提供されていたGoogle広告の後継が「デマンドジェネレーションキャンペーン」です。

2023年6月に発表され、10月から段階的に「デマンドジェネレーションキャンペーン」へ名称変更されるとともに広告内容もアップグレードされました。

Google AIを活用して幅広い配信面に広告を配信できるキャンペーンである「デマンドジェネレーションキャンペーン」は、インパクトの強いさまざまな広告エンゲージメントとアクションの獲得を目的としています。

YouTubeショート以外にも、以下のような配信先で広告を表示できます。

  • YouTube
  • Discover
  • Gmail

P-MAXキャンペーン

YouTubeショート動画で配信できる広告の6つ目は、P-MAXキャンペーンです。

配信面ごとにキャンペーンを分けていた従来のスタイルとは異なり、「P-MAXキャンペーン」では、ひとつのキャンペーンGoogle広告の全広告枠に広告を配信できます。

また、広告運用のプロセスを機械学習によって自動化・最適化していることも大きな特徴です。

配信できるGoogle広告枠は、以下のとおりです。

  • Google検索
  • Googleショッピング
  • Googleディスプレイ
  • YouTube
  • Discover
  • Gmail
  • Googleマップ

上記のようなGoogleのさまざまなチャネルでコンバージョンをバックアップします。

縦型ショート動画広告で効果を出す6つのクリエイティブのポイント

縦型ショート動画広告で効果を出す6つのクリエイティブのポイント

縦型ショート動画広告で効果を出すためには、以下のポイントを押さえてクリエイティブを作成しましょう。

  • ペルソナに合わせた内容にする
  • 配信面に適したクリエイティブを作成する
  • 冒頭で興味を引く
  • 音声なしでも内容が伝わるようにする
  • 伝えたいメッセージは簡潔にまとめる
  • 一般ユーザーの投稿になじませる

ペルソナに合わせた内容にする

縦型ショート動画広告は、ペルソナに合わせたクリエイティブを作成することが大切です。ペルソナの属性や興味関心に合わせた内容にすることで、動画広告を見てもらいやすくなります。

例えば、若年層をターゲットにする場合は若者のトレンドや関心事ありがちな悩みなどに即した要素を取り入れると効果的です。

配信面に適したクリエイティブを作成する

動画広告を配信するプラットフォームによって、クリエイティブのアスペクト比や尺、ファイルサイズ、説明文の文字数、ファイル形式などの入稿規定が異なります。

そのため、縦型ショート動画広告では配信面の入稿規定を確認した上で、適したクリエイティブを作成しましょう。

特に「Instagramで投稿した動画広告をTikTokでも流用したい」といった場合には、同じクリエイティブのまま配信すると動画が見切れたり、テキストが隠れてしまったりすることがあるため注意が必要です。

冒頭で興味を引く

動画の冒頭でユーザーの興味を引くクリエイティブを作成することも重要です。多くのユーザーは、動画を見続けるかどうかを冒頭の数秒で判断しているため、冒頭部分で興味を持ってもらえないとスキップされてしまう可能性が高まります。

そのため、動画開始から数秒までの間に動きや効果音、テキストなどを積極的に使い、ユーザーに「続きが見たい」と思ってもらえるような工夫が欠かせません。

動画をしっかり見てもらうには、一番伝えたいメッセージや「○○に当てはまる人必見!」といった呼びかけを入れると良いでしょう。

音声無しでも内容が伝わるようにする

縦型ショート動画は、音声無しでも内容が伝わるようにするのもポイントです。

近年では動画コンテンツを音声なしで視聴しているユーザーも多く、DIGIDAYの調査では「75%の人がミュートで視聴している」ことが発表されています。

そのため、字幕起こしやテキストの活用などを行い、音声なしで視聴しているユーザーにも訴求できるようなクリエイティブにしましょう。

参考:DIGIDAY | 75% of people watch mobile videos on mute: What that means for advertisers

伝えたいメッセージは簡潔にまとめる

縦型ショート動画広告では、伝えたいメッセージを簡潔にまとめる必要があります。というのも、短い尺の動画に長くて複雑なメッセージを詰め込んでしまうと、ユーザーは「何を伝えたいのかわからない」という状態になってしまうからです。

そのため、訴求ポイントはなるべく1つに絞り、メッセージは簡潔にまとめましょう。複数の内容を伝えたい場合は、別の動画に分けて紹介するのがおすすめです。

一般ユーザーの投稿になじませる

縦型ショート動画の広告で成果を出すためには、一般ユーザーの投稿になじむクリエイティブを作ることも大切です。

中には「プロモーション目的の縦型動画はすぐに飛ばす」というユーザーもいるため、広告感を抑えるためにも、一般ユーザーが投稿している動画の雰囲気やトレンドなどを調査し、違和感を持たれにくいクリエイティブにしましょう。

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SNS動画広告の効果的な活用ポイント

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マーケティング担当者が押さえておきたいSNS動画広告の効果的な活用ポイントについて解説致します。

縦型ショート動画広告の成功事例

縦型ショート動画広告の成功事例

ここでは、縦型ショート動画広告を活用した成功事例を紹介します。

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出典:OWNLY | スマートフォンに特化した縦型ショート動画

横型動画と比較し、クリック単価の減少・CTRの向上を実現したホテル椿山荘東京の事例です。

同社は横型のPR動画を縦型の動画に変更し、ホテルの世界観に没入できる魅力的なコンテンツを発信しました。その結果、動画からの遷移率が150%向上し、クリック単価が約10%減少しています。

縦型ショート動画広告を活用して成果向上につなげよう

縦型ショート動画は若い世代を中心に人気となっており、プラットフォームによっては30~60代といった幅広い層にもアプローチできます。

ただし、プラットフォームによってユーザー層や注意すべきポイントなどが異なるため、それぞれの媒体の特徴を理解した上で動画広告を出稿しましょう。

各プラットフォームの特徴や、動画広告の基礎知識・活用ポイントについては以下の資料で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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SNS動画広告の効果的な活用ポイント

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マーケティング担当者が押さえておきたいSNS動画広告の効果的な活用ポイントについて解説致します。