新型コロナウイルスの影響でニーズが高まっているウェビナー。ウェビナーはインターネット環境さえ整っていれば、どこからでもユーザーに参加してもらえるため、説明会やイベント、セミナーなど様々な目的で活用されています。

しかし、ウェビナーを導入してみたもののマーケティングの基盤ができておらず、なかなか成果を実感できていない企業も少なくありません。

ウェビナーを開催する際は、申込者がどれくらい参加しているか、そのうちどれくらいが最後まで視聴したかなど、様々な観点から分析を行うことが重要です。

そこで、ウェビナーマーケティングのメリットや課題と併せて、効率的にウェビナーマーケティングを実施する方法を紹介します。この記事を読むことで、ウェビナーマーケティングを効率化するためのポイントを理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. ウェビナーマーケティングのメリット
  2. ウェビナーマーケティングの課題
  3. ウェビナーマーケティングツールの主な機能
  4. ウェビナーマーケティングの効率化を目指そう

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本書では、ウェビナーの企画から準備・集客・開催後のフォローまでの一連の流れと、ウェビナーで受注などの成果を上げるためのポイントについてお伝えします。

ウェビナーマーケティングのメリット

ウェビナーマーケティングとは、ウェビナーを通じて幅広いユーザーと繋がることで、商品・サービスの認知拡大や購入を促し、ウェビナーによる効果の最大化を目指すことです。

ウェビナーをただ開催するのではなく、同時にマーケティングを実施することで、より多くのユーザーにリーチできる可能性が高まります。

ウェビナーマーケティングを実施する主なメリットは以下の通りです。

  • 幅広い見込み客にアプローチできる
  • リードナーチャリングに活用できる
  • コストを抑えられる

それぞれのメリットの詳細について、以下で確認していきましょう。

幅広い見込み客にアプローチできる

ウェビナーマーケティングを実施することで、幅広い見込み客にアプローチできます。従来用いられてきた対面型のセミナーは、場所に制限があるため、参加できるユーザーが限定されていました。

しかし、ウェビナーの場合はインターネット環境さえあればどこからでも参加できるので、集客率をアップできます。

また、録画機能を利用すればリアルタイムで参加できなかったユーザーに対しても、後から動画コンテンツを共有することが可能です。

そのため、今まで接触のなかった層にアプローチしたい企業にとって、ウェビナーマーケティングは高い効果を発揮します。

リードナーチャリングに活用できる

ウェビナーマーケティングはリードナーチャリングの施策としても有効です。リードナーチャリングとは、見込み顧客との関係性を深めて、アクションを促進するマーケティング施策のことです。

例えば、ウェビナーの開催後にアンケートを実施することで、ユーザーの興味・関心を把握できるようになり、適切なアプローチ方法を考えられます。ユーザーがわかりづらいと感じている点を改善したり、アフターフォローをしたりすることで、成果につながる可能性が高まるのです。

リードナーチャリングに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

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コストを抑えられる

マーケティングコストを抑えたい企業にとって、ウェビナーマーケティングは有効な施策といえるでしょう。会場を用意する必要がないため、会場のレンタル費用や備品代、運営スタッフの交通費などをすべてカットできます。

会場を準備するとなるとある程度の運営スタッフを配置する必要がありますが、ウェビナーは最低1人いれば進行できるため、人件費の節約にもつながります。

さらに、開催側だけでなく参加者側も、会場まで足を運ぶ時間や交通費をかけずに済むので、両者にとってメリットがあります

ウェビナーマーケティングの課題

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さまざまなメリットがあるウェビナーマーケティングですが、その一方で以下のような課題も生まれはじめています。

  • 参加率が低い
  • ウェビナーツールが少ない
  • それぞれの課題について詳細を確認していきましょう。

参加率が低い

ひとつ目の課題として、申し込みはあったものの当日参加しないユーザーが多いという点が挙げられます。参加率は平均36.6%というデータも出ているほどです。

ウェビナーはユーザーが気軽に参加しやすいというメリットがありますが、一方で参加率が低い、途中で離脱するユーザーが多いなどのデメリットも存在します。

ウェビナーを開催する際は、申込者が実際に参加しているか、最後までどれくらいのユーザーが視聴しているかなど、視聴ログをもとにユーザーの行動を分析することが求められます。

ウェビナーツールが少ない

マーケティング機能に特化したウェビナーツールが少ないことも課題のひとつです。ウェビナーが広く認知され頻繁に開催されるようになったのはコロナ以後のため、企業のニーズにあったウェビナーツールはまだ少ないのが現状です。

ウェビナーツールを選定する際は、自社にとって必要な機能が搭載されているか、マーケティング機能はどれくらい充実しているかなどを確認し、慎重に選ぶようにしましょう。

ウェビナーマーケティングツールの主な機能

ウェビナーマーケティングツールを選定する際は、必要な機能が備わっているかを確認することが大切です。ウェビナーマーケティングに欠かせない機能として、以下のようなものが挙げられます。

  • 視聴ログの分析機能
  • パーソナライズメディアサイト構築機能
  • 録画動画の配信機能
  • セキュリティ機能
  • 配信品質・サポート機能

それぞれどのような機能か、次章で詳しく紹介します。なお、おすすめのウェビナーツールは以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

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ウェビナーとは、Webで開催するセミナー、つまりオンラインセミナーのことです。コロナ禍によってリモートワーク化が進み、セミナーのオンライン化も加速しました。どこからでも気軽に参加できるのはウェビナーならではのメリットで、自粛生活による機会損失を防ぐことができます。ただ、ウェビナーは今まで日本ではあまり浸透していなかったため、どんなツールを使ったらいいかわからない方も多いでしょう。そこで今回は、おすすめのウェビナーツールを7つ紹介します。

視聴ログの分析機能

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視聴ログの分析機能とは、ウェビナーにどれくらいのユーザーが参加したか、途中離脱したユーザーはどれくらいいるかなど、ウェビナーの視聴状況を把握するための機能です。視聴ログを分析することで、それぞれのユーザーにあった最適なアプローチができるようになります。

例えば、ウェビナーに参加したユーザーに対しては開催後にお礼メールを送り、参加していないユーザーに対してはウェビナーのポイントをまとめた資料や次回開催の案内をするなど、ユーザーごとにアクションを変えることができるでしょう。

さらに、ユーザーがこれまでにどのようなウェビナーに参加したか、視聴履歴を確認することで、ユーザーの興味・関心にあったアプローチができるようになります。

このように視聴ログの分析機能は、ユーザーのニーズにあったアクションを起こすために役立ちます。

パーソナライズメディアサイト構築機能

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パーソナライズメディアサイト構築機能とは、ユーザーのニーズに合わせたコンテンツが集まるメディアサイトを構築する機能のことです。

ウェビナーをただ開催するのではなく、録画してメディアサイトにコンテンツをアップすることで、社内の資産として貯めていくことができます。さらに、ウェビナーに関連した記事制作も行えば、メディアサイトとしての価値を高められます。

また、ユーザーに公開するコンテンツをパーソナライズ化することも可能です。パーソナライズ化とは、全てのコンテンツを全てのユーザーに公開するのではなく、会員制にしたり、ユーザー別に公開するコンテンツを分けたりすることを意味します。

メディアサイトに多くのコンテンツがあると、ユーザーは必要な機能にたどり着くまでに時間がかかります。しかし、パーソナライズ化することで、ユーザーは必要なコンテンツをすぐに確認できるようになります。

録画動画の配信機能

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録画動画の配信機能とは、事前に録画しておいた動画をライブ配信する機能のことです。ライブ配信中はコメントなどを受け付けられるので、通常のライブ配信と同様にユーザーとコミュニケーションを取ることができます。

録画動画の配信機能を利用するメリットは、失敗するリスクを軽減できることです。リアルタイムで行うウェビナーは、ネットワークの不具合により映像が乱れてしまった、ユーザーによる迷惑行為があったなど、リアルタイムならではの問題が起きる可能性があります。

しかし、録画動画であれば編集も可能なので、このようなトラブルを避けられるでしょう。また、チャットによる質問に集中できるなどのメリットもあります。

ウェビナーマーケティングの効率化を目指そう

ウェビナーを開催することで、アプローチできるユーザーの層を拡大できるだけでなく、コストを抑えられたり、リード顧客の興味・関心を高められたり、様々なメリットを得られます。

しかし、ウェビナーマーケティングを効率的に実施しないと、思うように効果を得られず、ウェビナーを開催する意味合いが薄れてしまいます。

そのため、ウェビナーを開催する際は、ウェビナーマーケティングツールを活用することが大切なポイントです。機能の充実したウェビナーマーケティングツールを導入することで、ウェビナーマーケティングの価値を最大化することができるでしょう。

おすすめのウェビナーマーケティングツールについて、以下のPDF資料で紹介されていますので、ぜひダウンロードしてみてください。

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