直接的な成果だけ見てはダメ!Google アナリティクスでアシストコンバージョンを計測しよう
アシストコンバージョンレポートの使い方
Google アナリティクスのレポートの「コンバージョン」以下の「マルチチャネル」の中に「アシストコンバージョン」というレポートがあるのでこちらを利用します。
ここで各流入元の貢献度を評価する際にコンバージョンごとの目標値が設定されていることが前提となっています(登録完了URLで1000円、など)。コンバージョンの目標値が設定されていない場合は、以下の記事を参考にしてください。
コンバージョンって?正しい意味と種類を理解して売上を増やそう!|ferret [フェレット]
アシストコンバージョンレポートの解説
アシストコンバージョンレポートにおける用語に即して解説します。
アシストコンバージョン
ここでのアシストコンバージョンの定義は「コンバージョン経路にこのチャネルが含まれているが、終点ではないコンバージョンの数」です。つまり、あるコンバージョンの起点あるいは途中になったが、最終的にコンバージョンしていない数を表します。
アシストコンバージョン/ラストクリックまたは直接のコンバージョン
アシストコンバージョンが直接のコンバージョンで割られることにどういう意味があるのでしょうか。これは各チャネルのアシストコンバージョンである割合を表しています。
この値が1以上であれば直接のコンバージョンよりもアシストの方が多いので、そのチャネルが最終的なコンバージョンよりもアシストで貢献していることがわかります。逆に1以下であれば、アシストの役割以上に終点の役割を果たしていることになります。
起点の分析
起点はアシストコンバージョンの中でも最初の接点を持つコンバージョンのみをカウントしたものです。各チャネルが起点となったコンバージョンを調べることで、そのユーザー獲得にどのチャネルが貢献したのかがわかります。
起点以外のアシストも貢献していることは間違いないですが、起点はよりコンバージョンの貢献に関わっていると言えるでしょう。
コンバージョン経路レポート
「アシストコンバージョン」というレポート以外にアシストコンバージョンを知る上で役にたつレポートとして、「マルチチャネル」の下の「コンバージョン経路」というレポートがあります。
「アシストコンバージョン」レポートでは、各チャネルごとの貢献度などがわかりましたが、この「コンバージョン経路」レポートでは、各チャネルの組み合わせごとのコンバージョンがわかります。
コンバージョン経路を見ることで、コンバージョンしたユーザーがどのようなアクセスを経てコンバージョンしたのか、どのように各チャネルがアシストとして機能しているかがわかります。
デフォルトでは「経路の数が2以上」と、アシストコンバージョンを含んだデータのみになっています。アシストコンバージョンを含んでいないコンバージョン(1回のみの訪問でコンバージョンしたもの)も含めて比較した方がコンバージョンの割合がわかりやすいので、「1以上」として見ると分かりやすくなります。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- URL
- URLとは、「Uniform Resource Locator」の略称です。情報がどこにあるのかを示すインターネット上の住所のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。各ページのURLは、インターネットブラウザの上部に文字列として表示されています。日本語では「統一資源位置指定子」という名称がついていますが、実際には日本でもURLという語が使われています。
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