この記事は2015年2月19日の記事を再編集しています。

突然ですが、皆さんはページビュー数・セッション・UU(ユニークユーザー)の違いを正確に答えることが出来ますか?

Webページの効果を見る上で、基本的な指標となるのが「ページビュー数」「セッション」「UU」の3つです。

理解を曖昧にしておくと効果測定・改善施策に大きな影響が出てしまいます。

今回はこれらの意味の違いについて図解も交えて説明しました。違いが曖昧な方はこの機会にしっかり理解しましょう。

UUとセッションとページビューの違いとは

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ページビュー数、セッション、UUの概念を説明するために、今回はホームページを下記の図のようなデパートに例えてみます。

このように、4階建ての各階で売られている商品が多数あることをイメージしてください。

UU(ユニークユーザー)

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UUとは、指定した計測期間内で重複していないユーザー数を数値化したものです。

ブラウザのCookieで算出しており、2年間のデータ保持期間があります。(2年間以上アクセスがなければデータが消えるということですが、アクセスする毎に更新されます。)

例えば、5月1日〜6月30日に以下のようなアクセスがあったとします。

アクセスした人 ユーザー数
5月 Aさん、Bさん 2
6月 Aさん 1

合計して、ユーザー数は3になるかと思いきや、この場合は2です。Aさんは5月に1度アクセスしているので、6月分はカウントされないためです。

セッション

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セッションとは、ユーザーがウェブサイトに訪れた回数を示します。

デパートに置き換えると、買い物客がデパートを訪れたら1セッションカウントされ、デパートから出てきたらセッションが終わりです。再度デパートに入ったら、2セッション目とカウントしていきます。

この場合、買い物客が何階を回ったのかは関係ありません。

ページビュー

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ページビューはPV(Page View)と略されることが多く、ウェブサイトに訪れたユーザーが見たページ数をカウントします。ブラウザの更新ボタンを押したり、戻るボタンでページを戻って再度ページが表示されてもカウントが行われます。

デパートの場合、ページ=階と置き換えて考えてみましょう。
買い物客が1階に入った時点で1PV、2階に上がったら2PV、更に4階にも行けば3PVとなります。